カランカラーン。
うぃーっす。
−おう。久しぶりだな。
さいきんいそがしくてねー。
−何故に棒読み?
あーそーだー。ゆめおれー。
きょうはみこなすおわらせたー。じゃーなー。
すたすたすたー。
ガシッ!!
−何故に速攻で帰る?
はなせー。はーなーしーてー。きょうはおじさんのおとうとのしんせきのいもうとのともだちのこんやくしゃのおねぇさんのたいいんいわいがー。
−それは赤の他人だ。
あー!あー!
−オマエがパタパタ動いても気持ち悪いだけだ。とっとと諦めて話をしてけ。
うらいちしきー・・・
−遅ぇ!
ジャキッ!!
−そんなヌルイ動きで4ヶ月も寝かせてくれた俺を止められるとは思ってないだろ?
ぐあ・・・・。
−帰るなら好きにしろ。ただその前に2択だ。この白樫木太刀「夢一夜」の切っ先の行き先。鳩尾とアナル。どっちにする?
・・・・・・・・・・・すみませんでした。
−わかればよろしい。
〜駆けつけ一杯〜
−しかし珍しいな。オマエが話もせずに帰りたがるとは。何があった?
・・・・終わらせたんよ。
−それはさっき聞いた。
確かに馬鹿だった。面白いか面白くないかと言われれば面白い部類に入るだろ。でもな・・・・アレだけ期待感をあおるページを作成していた割りにと考えると・・・。
−イマイチだったんか。
キャラごとに話が大きく変わるかと思えばそうでもないし、「哀の部分はメインではない」とか言ってる割には、最後の大詰めにガツンと「医療ミス疑惑」を叩き付けられるし。
−それ、根本じゃねぇか。
その医療ミスで人が死ぬといっても、その死ぬ子に余り思い入れが出ないうちに、しかもあっさり死なれては悲しいというより空しいわ。
−その「あっさり」ってところをどう捕らえるかにも寄るけどな。
まぁ、俺個人としては、一寸手術の話でふんにゃむんにゃあって、一言二言話して、しばらく姿見せないと思ったら5分で死ぬって様には空しさを禁じえないな。落とすヒロインによっては「死なない」って選択肢があっても良かったと思うんだが。
−ラストの方にまじめな話分岐とバカ話分岐があればってことだな。
あぁ。それでヒロイン達が「病院辞める」とか、「今までやってきたことは無駄だった」とか言ってる中で、大してフラグも立ってる気がしないのに「実は好きな人だった」とか「君を愛してる」とか言ってもだなぁ・・・。
−え?いつの間に?って感じか。
いや、一寸違うな。確かにフラグは立ってるんだけど、他のヒロインメインでやっててもそのフラグ部分は見えるんだよ。
−あぁ、なるほど。他のヤツ目当てでやってても、そこが見えたら「結局誰でも良いんじゃないか」ってことになっちまうか。
ん。後、俺の中で膨らませすぎたな。病院メインだけでなく私生活が知れたりとか、海イベントはもっとお馬鹿な方向に突っ走ったりとか。あのバカ院長二人が巫女ナースとシスターナースを巡って燃え上がる小宇宙と拳で語り合った挙句、お空の星になったり。あのどう見ても丸パクりの患者達がもっと深く絡んできたり。
「あー!!また手村さんが『これで更に○○○○は強くなる!』ってわめいてる!!」
「二葉君!!注射だ!精神安定剤を!!」
ぷすー。
「間違えちゃいましたー!」
「おわぁぁぁ!!これはコのつく4文字のアップ系のアレ!!どっから出したぁぁぁぁ!」
「ごーめーんなーさーいー・・・。」
「連○バンザーイ!!」
「あぁぁぁっ!!手村さんが階段を踏み外して落ちていくー!!」
位の。なぁ?
−・・・・無い知恵絞って。
あれれー??
〜まったり二杯〜
−で、プレイ順は。
あぁ。遼子→ひとみ→遙→美希→二葉で。
−ノーマル→チャイナ→お嬢→シスター→巫女か。
ん。で、一位はとんまえず二葉で良いよ。
−ん?やけに適当だな。×巫女耐性を持つお前が。
・・・・違う。
−は?
ちがぁぁぁぁぁぁぁぁうッ!!
−なんだッ!?
アレは巫女じゃないし!
巫女に似合うのは注射器じゃなくて箒かおみくじだしッ!!
大体あのコスチュームは袴って言うよりはミニスカートだし!!
いくら磨きこまれたリノリウムの床にスカートの中が映るといったって!!
短けりゃ良いってもんじゃなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
−ぃやかましいッ!!
ゴッ!!
デカルチャーッ!!
−オマエのアレな巫女論にまで話を及ばせるな。
・・・ま、とりあえず二葉の基本を外さないドジッぷりにはやられたけどな。登場時に機材を持ったまま激しくすっころんだり。2000cc血を採ったり。危うく空気注射しそうになったり。剃毛で流血沙汰とか。
−・・・・医療ミスより先にそれで死人が出るだろ。フツー。
んー。まぁ、そうな。後は同率かな。
−今までに比べるとあっさりしてんなー。
まぁ、ステキすぎるシチュエーションが余り多くはなかったのでな。むしろクリア後の主人公の妄想が素敵だったな。医学用語で嬲って泣かせたりとか。「ザ・無理。」とか。
−またマニアックな・・・。
後は巫女とシスターに関してあのバカ副院長2人が熱く語るところとか好きだねー。
「シスターはイイものだ!!」の大音声ね。
−あまりやりそうでやらないところだよな。音声付では。
後は熱く殴り合ってくれたらなー・・・百烈拳とか、彗星拳とか。シゲールの方がレイピア持ち出してミル・エスパーダかまして「見よ!完勝だ!」とか。
−エターナルアル○ディアは誰も分からないだろ・・・。
あー、俺も熱く叫びたくなってきたなー。
−・・・オマエのは大抵捕まるからやめておけ。
メイドは・・・・
ゴスッ!!!
−やめぃ。
・・・・いーーものだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ぐはッ!!
バタン!!
−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
−根性だ・・・・・。
〜逝きそで三杯〜
−で、要はイマイチだった、と。
いや、面白いところは面白かったよ。ただ、アレだけ濃いキャラがいるんだからもっと暴れて欲しかったなー、と思うだけさね。
−バカならバカの方に突き抜けたが良いってことだな。
泣いて笑えるのは一番良いことだけど、それって難しいことさね。
−・・・・・・・・・・・・・・。
なんだよ。
−・・・・・いや、これで終わらせて良いのか?
なにが?
−イヤ、普通すぎやしないか?
うわ。なんかスゲェ失礼なことを言われた気がするー。
−あぁそうだ、忘れてた。オマエに頼みがあるんだ。
・・・・・そういうこと言う人、嫌いです。聞きません。
ジャキッ!!
−痛いの、痛くないの。貴方の選択はさぁー、どっちッ!?
ナンデゴザイマショウ?
−俺にちゃんと名前をつけてくれ。ページとか分けといて夢俺ではそろそろいづい。
あぁ・・・なる。
−なんかあるか?
チャールス豚(トン)3世。
ガッ!!
−論外。
踊るクソ童貞。
ゴスッ!!
−違うなー。それは名前じゃないなー。
・・・・・・俺にどうしろと。
−普通の名前をつけてくれ。簡単だろ。
・・・じゃあ、「積山 遠耶」。
−・・・・ほう。じゃ、それでいいや。
本名並び替えたり漢字変えただけだが。
−別にかまわんよ。そこまでこだわらん。
そーかー。
−なんだ、ニヤニヤして。気持ち悪い。
色々大変だねー。
−は?
これからお前等のコーナーの下にコーナーが増える。
俺の現実仕事をヴァイオレンスに綴るフィクションだ。
そっちで俺に相当するキャラが積山遠耶。つまりお前と同じ名前。
−・・・・俺に何の関係が?
いや、その彼、結構アレな性格だから。
君のイメージが今まで以上に悪くなるということさね。君のね。
−・・・・・・・・・・テメェ・・・・。
いやー。助かるよー。俺はこれ以上株下げる訳に行かないからさー。
(シュタッ!)じゃあ、後は任せたッ!!
−オイッ!!変えろッ!!今すぐ変えろーッ!!!
それは無理だなー。ザ・無理。もう登録されちゃったし。それに・・・・。
すたすたすた・・・。
「おや、積山君。良かったですね。ちゃんと名前が付いて。」
−なッ!マスターッ!?
ほら。マスターが既にそれで認識してるし。
−ぐあッ・・・・。
「それでは、お邪魔するのもなんですし。これで失礼しますよ。ごゆっくり・・・。」
すたすたすた・・・・。
−・・・・・・・・・・・・・。
シャカシャカ・・・・。
ついー。
ん?何だこのカクテル。栄転の乾杯?
−・・・ブラッディ・マリー。意味する所は分かるだろ。
・・・・・ぐあ・・・・。
−とりあえず呑めよ。それまでは待ってやる。
オマエを血みどろにするのは。
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(飲めねーよ・・・・。)
・・・・マスター?ちょっとー。
ガシッ!!
−行かせねー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・(あぁ・・・・俺ももう、終わりだな・・・・)。
次の日
「あぁ、積山君。こんばんは。」
−あぁ、マスター。どうも。
「一寸聞きたい事があるのですが、外でペンキか何かこぼしましたか?」
−いえ?別に。
「そうですか・・・・。イヤ、店の裏がひどく赤くなってまして。もしよければこっちはしばらく私がやりますから、掃除をしてもらえませんか?」
−はい。わっかりましたー。
すたすた・・・・。
−チッ、残る分ゴミより始末が悪いな・・・・。
「・・・積山君?」
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夢俺→積山遠耶に改名。管理人血まみれ。 |
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