新メニュー・カクテル「White Wings」
〜この人生、夢か現か〜
ジャンル:エロゲ     素材:「水月」
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カランカラーン。

うぃーっす。

−・・・・・・・・・・なぁ。


何だよ、いきなりアレな面しやがってからに。

−・・・・・・しみじみ思うのだが。ここって「ただの厄介なギャルゲー談話バー」になりつつないか?

ナニヲイマサラ。

−俺だってせっかく固定コーナーに出番が出来たんだ。いつもこんな話ばかりでなくてな、理不尽にふられた彼女に何も言わないでカクテル滑らせるようなオトナのバーテンダーを演じてみたい日だってあるんだ。

その後は?

−そりゃ、カクテル飲んで一息ついた後に彼女が「マスター、お替わりくれますか?」って言ってくれるのを待つのさ。吹っ切れた良い笑顔でさ。俺は皿を洗いつつ、「どの面下げて帰ってきた!」って怒鳴った後のイザークみたいな株の上がる笑顔をしながらな。

さーてここでクエスチョンです。世間一般でそのシチュエーション考察を「(ホニャララ)みたい」って言いますけど、何だと思う?夢俺。

−・・・・NGワードは?

トレンディドラマ。

−・・・・ヒントは?

逆ベクトル。

−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

答えろよ。

−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギャルゲー。

ハイ正解。じゃあついで。そもさん!

−・・・・せっぱ。

「俺等が普通に生きる」とかけて「某所への公的資金導入」ととく。その心は?

−・・・・・・・「社会的にはやらなきゃいけないが、所詮無駄なあがきと思われ。」

さすが夢俺。大して理解もしてないのに隙がない辛さ。

−無知なりの皮肉だ・・・・・。

言いたいことは分かったべ?

−・・・・はぁ、もう良いや、ギャルゲーバーで。

オーケイオーケイ。じゃあ今日は「水月」に関してだ。

−みつき?

それは髪切った後が痛々しい人in君が○む○遠。鬱になるからヤメロ。

−はいはい。「すいげつ」な。お前も長かったなぁ、やるまでが。

お師匠さんに貰ってから結構経ってるからな・・・・・。

−で、どうだった?

ややこしいんだ。話が。

−・・・・お前の2HDフロッピークラス(1.43MB)の脳みそで理解するのは不可能だろな。

ガツッ!!

せめて外付けハードディスクぐらいにしろや。

−・・・くはッ・・・・いくらなんでもGBはねぇだろがよ・・・。

ともかくだ。俺は思うんだが、そのキャラごとのストーリーってのがあって、それには根幹となる話題があるわけだ。各々違う思いや悩みを持って、その場にいるわけだろ?

−まぁ・・・な。

少なくともそのキャラ自体の問題ってのはそのキャラのシナリオで解決させるなり、終わらせる必要があると思うんだ。例えば和泉の親と主人公の親の不仲とか。

−全部やって全てが分かるゲームもあるだろが。

いや、確かにそういうものもあるけど、コレに関しては一寸違う。前振って前振って前振って放置みたいな感が否めないんだ。しかもメインが。

−んん?

話を深くしよう深くしようとして日本神話とか入れて、途中で訳分からなくなる感じだ。それに、話を「そういうものとして理解する」だけなら出来るけど、いかんせん主人公は「事故にあって記憶喪失」な訳で、現実と虚構の区別と言うか、本当に今自分ががいる世界が現実なのかすら正直怪しい訳だ。第三者からみればの話だけど。

−確かに。

どちらか分からなくするような描写もあるしな。もう「想像に任せます」というか。その上作中で「夢や現実と言うものはひとつの可能性でしかない」「時間の流れは無限退行だ」と言われてしまえば、正直な話、主人公がどこで何をしようが現実でも夢でもない。というか理解する術がない。エンディングでどんな幸せな話になってようが、現実の主人公はいまだ夢の世界だと言われても否定は出来ないわけだろ?

−まぁ、それも極論だけどな。

まさに水に写る月「水月」。形をひとところに置かない。いかようにも変わる。

−それが良いんじゃないのか?材料を与えすぎないで物語を想像で膨らますと言うことも必要なことがあるぞ。

それはそうだろうさ。でも俺みたいに、物語を膨らませることが苦手な人間からすれば、その「膨らませる」為の材料すら不足している気がするんだ。

−なにいってんだ、お前。

想像で膨らますとはいえな、やはり「必要最低限分かっておきたいこと」ってある気がしないか?具体的に言えば、お前玉子焼き作れって言われたらどうする?

−そりゃあ、みりんとか油が必要だろうけど出来るだろうさ。

そういうことだ。玉子焼き作るのに最低限必要なものが、卵と油とまぁフライパンだわな?コレが俺が必要最低限欲しい部分。

−ふむ。

人によってはこれから更にみりんを加えたり、完成品にケチャップなりしょうゆなりかけるだろ?人によって用意するもんが違うだろうから、おんなじもんは出来ない。これが想像で膨らませた話。

−・・・・・???

要は「水月のスト−リー」を玉子焼きとするなら、俺はストーリー(玉子焼き)理解する(つくる)為に必要最低限卵と油とフライパンが手元に直ぐ欲しいんだ。みりんとかしょうゆは用意できる人が用意して加えれば良い。きっと味わい深いものになるさ。それなのに、何も無い所で卵だけ放られて「オイ、玉子焼き作れや。」って言われてる気分なんだ。

−お前・・・・だいじょうぶか?頭。

失敬な。伊達に何社も面接落ちてませんよ。だから、要は完璧に話を楽しみきることが出来なくて勿体無いってことさ。俺には最低限の材料を見つける事が出来なかったみたいだから。見つけられる人にはきっと面白いはずなんだ。

−お前こんな所でさりげなくイタイこというなよ・・・・・。

ただ無知な人間側から言わせてもらえば、やはり神話の類を根底に置けば、それだけで話はややこしくなる訳だから、それ相応には繋がりを形にして表して欲しいと思うんだ。見せたかったのは「話」なんだろうから。どうでも解釈ができるとすると、何かストーリー自体までオチが無い感じがして気持ち悪いんだ。こう、ゴム手袋で胃袋甘掴みされてる感じがして。

−その「オチがいかようにも解釈できる」ってことが与えられた答えじゃないのか?それに、そこまで選択の幅も無いと思うが。

お前も難しいこというねぇ。

−お前ほどじゃない。解釈がひねくれすぎてる。

キャラとかギャグとか萌え重視のゲームだってんならこんなこと言わないさ。でもな・・。

−一寸待て。

んだよ。

−不思議なんだが。

何が。

−いつものお前なら「面白いと思うこと」にツラツラ長話はしても、「面白くないこと」に関して、少なくともこんなに長々と食い下がりはしないはずだ。

・・・・・・・・う。

−なんか怪しいんだよなー。どうしてそんなに食い下がる?

・・・・・・・・・うぅ。

−白状しろ。水月に関して何か思うところがあるだろ?お前。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

−さぁ、言うてみ言うてみ。

・・・・・・・・・・・・・・さん・・・が。

−何?

・・・・・・・・・・・・・きさん・・・・が。

−大きな声でハッキリとぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!

雪さんのエンディングが
寂しすぎるんだよぉぉぉぉぉぉッ!!!!


−なぁッ!!!

お前、おまえなぁ・・・・・あんな素敵メイドさんそうそういないんだぞ!!!ご主人様のベッドで悶々としてたり、帰りが遅いと寂しがったり、うっかりナイトキャップかぶったまんま起こしに来たり、パジャマ姿がかわいすぎたり!!

−・・・・・・・・・・・・・おーい・・・・・。

主人公だって記憶を引っ張って「一緒にいたい」「何があっても守ってあげるんだ」と決意したのに、何でお前、一緒にいられる世界が「二人っきりの世界」じゃないといけないんだよ!!逆O○Eかよ!!「二人ならどこでも何でも出来る」と「二人っきりしかいない世界だから何でも出来る」はぜんぜん違うぞ!!KanonとKanosoくらい違う!!

−・・・・・もどってこーい。

他の連中のエンディングはふたりっきりの世界なんぞ行ったりしなかったぞ!向こうが提示したものの中で唯一、雪さんシナリオだけが「隔離された世界での愛を約束された」なんて寂しいエンディングなんだ・・・・さめざめ。

−お前、口で「さめざめ」とか言うな・・・・。

あーもー、他の連中なんて、あの民族衣装着た女を弓で射抜けば大抵平和に事が運ぶんだから何とかしろよー!!

−全国の那波ファンを敵に回すような発言はやめろ。それに穿ち過ぎ端折り過ぎ。

うるさーいッ!!!もー、うるさーい!!

−・・・・・・・・・・要はアレか。自分の萌えキャラのEDだけが完璧なハッピーエンドではなかったから軽く暴れている、と。

あぁぁぁぁぁ・・・・・・。

−まぁ、一人のキャラに思い入れが強いと言うのも犯罪にならなければ問題なかろ・・・・・・・・・・・・・ほれ。

・・・・・なんだ?・・・コレ。

−「ホワイト・ウィングス。」ドライ・ジンとクレーム・ド・メンテのカクテルだ。ちょいと辛口な大人の酒だ。「ホワイト・レディー」でも良かったが、まんま過ぎるので却下だ。雪うさぎの風船でも思い浮かべて飲むが良い。

くいー。

−どないだ?

辛い・・・・。

−そういうもんだ。

くいー。るるるー。

−・・・・・・・・・・・・コレで会話の内容がエロゲじゃなければなぁ・・・・・。

カッツーン!!

−何だッ!!

オーイ夢俺ー!!しょーじきにものもーしまーす!!!

−赤ッ!?回るの早ッ!!!

勿論雪さんが一番ですがぁ、
二番は花梨――――――――ッ!!!
急にしおらしくなる所とかたまりませーん!

−・・・・・・・・・あぁぁぁ・・・・・・・・・・。

弓道着バンザーイ!!
犬耳チック巫女バンザーイ―――――ッ!!!
マンセー!!マンセー!!


−・・・・・・・・・・この、節操無しがぁぁぁぁッ!!!!


プレイ順:和泉→那波→花梨→鈴蘭→アリス→マリア→雪

プレイこぼれ話

−・・・・・ようやく覚めたか・・・・。

あぁ、一寸効きすぎたらしい。まだかなり頭は回ってるぞー。

−さよか・・・。

ところでなー。俺やってて思ったんだけどなー。なんかイロシーンの
「これ以上されたら・・・・もう・・・・。」って台詞にかなり弱いらしいねー。

−それ以上言わないでおけ。

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