《2003年3月の姫日和》
むむむ。なんとしてもここを通るのぢゃ!どかぬというのなら
ナナメになろうホトトギス。わらわの甲羅は大昔からその形態が変化しないくらい
防御には最高なものなのぢゃが、なにしろ柔軟性に欠けるのが欠点ぢゃな。
狭いところを通るのに、体を曲げられないとはなんたること!
プレゼンの場でそんな欠点を指摘されたら、白紙に戻されるぞよ!
・・・ぢゃが、文句を言っても始まらぬ。ぢゃからナナメにするしかないのぢゃ〜(-_-;)
ほれ、ここでもナナメぢゃ。前は確かにすんなり普通に通れたハズなのぢゃが
おかしいのぅ。え?ナナメになって通るくらいなら、通らなければよいとな?
いや!それは違うぞ。困難が待ち構えていればいるほど
チャレンジ精神も沸き立つというものぢゃ。そのうち真横でしか通れなくなろうとも
わらわは通ってみせようぞ〜!
2月ではあったが、久しぶりに春の匂いのする、とある昼間に
うばがわらわをベランダに出してくれたのぢゃ。もっともダンボールの中ぢゃがな。
思わず、首を伸ばして春の訪れをほのかに運んでくる風を堪能したのぢゃ。
ぢゃがなぁ、うばはその風が苦痛らしいのぢゃ。なんでも『スギ花粉』とかいう物体が
わんさか舞うそうで、このところクシャミばかりしておる。なんともないわらわが
とってもうらやましいそうぢゃ。そういや、ここに引っ越してから花粉のせいで鼻毛が伸びたと
うばが悩んでおったが、わらわには鼻毛もないしのぅ。人間は大変ぢゃな。