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ハムナプトラ2/黄金のピラミッド

THE MUMMY RETURNS
脚本・監督 スティーブン・ソマーズ
出演 ブレンダン・フレーザー  レイチェル・ワイズ  ジョン・ハナ  パトリシア・ベラスケス
2001年 アメリカ作品 130分
評価 ☆☆ 
面白かったのは、CG効果によるシーン。特に、犬みたいな顔を持ったアヌビス神の兵士が集団で戦うところは好き。
で、肝心のドラマはというと…こういう映画に、きっちりした話を求めるほうが無理といえば終わりだが、どうも、安直すぎる展開に、しらけてしまって、しかたがなかった。
私は娯楽物に対しては、多少のご都合主義的展開は気にしないほうだと思っているのだが…

続編だから、新鮮味がないのはしかたがないのだろう。
イムホテップが前作で、砂嵐を吹き起こして飛行機を襲ったがごとく、今回は、川の水で飛行船を襲う。私は、ああ、またか、と思ってしまう。
こういうところを楽しめるかどうかが分かれ道だな。同じ事をやっていても楽しめるかな、と考えてみてから観るべきだったのだろう。うむ。

ラスト近く、思いもしなかったことが起きる。おいおい、ほんとかよ、そんなことしていいのか、と唖然としてしまった。だが、ああ、そうか、その手があったのねん、とやがて分かった。
カンのいい観客なら、すぐ気づくんだろうなあ。まいった、まいった。

ヒロイン、レイチェル・ワイズの今作での剣さばきは、なかなかのもの。そして、そのうまさは、なんと、彼女の前世から受け継がれたものだったのですね。そう、今回は、彼女の前世が分かるのです。
(もちろん、役の上でですよ)
 
スコーピオン・キングという役で、アメリカの有名なレスラーだという“ザ・ロック”が登場。ラストでは、とんでもない姿で主人公を襲う。あんな格好、イヤじゃなかったのだろうか。まあ、CGだから、後であんなふうになったのだろうが…

と思ったら、このスコーピオン・キングをメインにした映画の制作が決まっている、と聞いた。(……)

前作は楽しめたのに、今回はだめ。やっぱり新鮮味の問題なのだろうか。

                 〔2001年6月16日(土) ワーナー・マイカル・シネマズ 大井〕