やあ、
ぼく、ジャックだよ。久しぶり! 3年ぶりかな?
え、ジャック・スパロウじゃないってば。ぼくが書いた前作
「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」の感想文を見てもらえば分かるけど、海賊の船長じゃなくて、ハンサムなお猿さんだよ〜。
今回も、ぼくは映画に出ているんだ。すごいでしょ。
今度のお話はね…。
海賊船の船長になるために、ジャック・スパロウは
悪霊デイビィ・ジョーンズと、ある契約をしていたんだ。で、約束の期限が来て、スパロウ船長は、なんとかそれを逃れようとするわけ。
デイビィ・ジョーンズの心臓が、箱の中に入っていて…体の外に心臓があって、本人は生きてるのかって? 普通の人間じゃないからさ。ジョーンズって、悪霊だよ?
それから、ウィル・ターナーのほうは、ジャック・スパロウを逃がした罪で捕まって、取引を持ちかけられるんだ。ジャックの持つ羅針盤を手に入れたら、婚約者のエリザベスともども許す、という話になってさ。
スパロウ船長は、ジョーンズの心臓を手に入れれば、相手の弱みを握れるから、ウィルに協力するふりをして、彼をジョーンズの船に送って、箱の鍵を取ってこさせようとするんだ。
…たぶん、そんなような話だと思ったけどさ、違ってたら、ごめんね。猿だから映画観ても、残念ながら人間の記憶力には負けるよ。(笑)
なんで、ウィルの目標が、羅針盤から箱の鍵になったのか覚えてないさ。スパロウ船長が、うまいこと言ってたんだよね、きっと。
人食い人種に捕まって逃げるドタバタや、
タコの怪物みたいなクラーケンに船を襲われたり、鍵をめぐって三つ巴(みつどもえ)のチャンバラがあったりと、お楽しみは、いっぱいあるよ。
でもねー、BJさんに感想を聞いたら、
観ていて、ちょっと飽きたんだって。ひどいよねー。
映画の前のCMや予告編が25分もあって、ダメ押しで、あの最悪な「海賊版撲滅キャンペーン」のCMまであって、映画が始まる前に、もう、うんざりしていたらしい。
いくら海賊映画だからって、海賊版撲滅キャンペーンのCMは、いらないと思うんだけど(笑)。見たくないCMを見せられるのって、一種の暴力だよね。
BJさんは「スター・ウォーズ」とか、アクションものの続編に相性が良くない場合があるらしいよ。X-MEN」とか「スパイダーマン」とか、続編のほうが面白かったのもあるみたいだから、一概には言えないんだけどね。
飽きる場合って、
新鮮味がないんだって。
それに、BJさんは、ウィルの父親のことを、前作のバルボッサかと勘違いしてたらしい。ウッソーって感じだけど。
あと、ベケット卿とか、エリザベスについてきたノリントンというヤツが、前作でどういうキャラだったのかが思い出せなかったって。
そうならないためにも、
この続編を観る前には、前作を観ておくといいよ。
今回、スパロウ船長よりも、ウィルのほうが活躍したと思うんだ。デイビィ・ジョーンズの船に乗り込んで、鍵を奪おうと頑張ったのも彼だしね。
ジョーンズの顔は見ものだよ。
タコ足が顔になったみたいで、ものすごくユニークだから。よく出来てる!
最後にスパロウ船長は絶体絶命の危機に見舞われるよ。それが何なのかは観てのお楽しみ。
それからね、ラストシーンには、びっくり! こう来るか!と思ったよ。BJさんは、
おお、これは!と、カッコ良さにゾクッときたんだって。でも、そういう場面は、そこだけだったって。うー。
ラストシーン、ぼくが嬉しいのは当然なんだけどね。
前作同様に、
エンドタイトルのあとに、ちょっとした場面があるから、最後まで帰らないように。まあ、お馬鹿な場面ではあるけどさ。
それにしても、エンドタイトルって長すぎるよね、最近の映画って。かかわった人すべての名前を出すのはいいけど。
でも、そのあとに何かがある場合があるから、見逃すのは惜しいと思うんだ。のんびり音楽を楽しむような気持ちで座っててほしいな。
BJさんは、
あんな終わり方されたんじゃ、3作目も観なくちゃだな、と言ってたよ。製作者側の思うツボだよね。(笑)
さて、長くなったけど、終わりだよ。
BJさーん、今度も代わりに書いたから、バナナちょーだーい!