評判がいいのと、
「チャーリーとチョコレート工場」に出ていた
アンナソフィア・ロブが主演というので、観に行った。
「チャリチョコ」で、金髪の子。バイオレット・ボーレガード役。ガムをくちゃくちゃしてた子です。
さて、「テラビシア〜」ですが、これ、
泣けます。
大事なところは、どうしてもネタばれせずには書けないので…
…書きません!(書くと思った?)
この映画を観ようと思っているなら、下手に紹介文や感想文をチェックしないほうがいいですよ。決定的なネタばれを知ってしまうかもしれないから。
お話自体は、とてもシンプル。
あまり友達がいなさそうな男の子(日本でいえば小学生の高学年?)がいる。転校してきた女の子が、同じクラスに入ってくる。
彼女は、男の子の駆けっこに、ちゃっかり参加しちゃうような活発な性格。
2人はお隣さん同士だったので、いっしょに川を越えて森の向こうまで遊びに行く。
たぶん男の子ひとりだけだったら、ずっと行かなかったような場所。
そこで、2人は
想像力を使って遊ぶ。
テラビシア王国をつくる。
鳥を敵にみなしたり、巨人が追いかけてきたり。
ごっこ遊びって、子どものときに多かれ少なかれ、やっていたこと。
映画で、そういう場面を見ていると、
子どもの頃の気持ちに少しだけ戻るような。
自然に、ほおが緩んでくるよね。
男の子とお父さんの関係。
お父さんの息子への接し方は、じゅうぶんとは言えてなかったと思う。
男の子は、さみしそうだったし。
息子と接するのが気恥ずかしいとか、不器用なお父さんもいるはず。
でも、映画の最後では、いいお父さんだった。
べらべらと、しゃべらなくてもいい。
大切な言葉だけでも、しっかりと伝えてあげればいい。
男の子は取り返しのつかない後悔に襲われることになる。
自分の選択が、重大な結果につながったのかもしれない、と考えずにはいられない。
その重荷…。
映画は前向きというのか、いつまでも泣いていられないのは確かだし、彼の妹思いな面も出ている。
これでいいんだろうなあ。映画としては。
少年は、大きな成長をした。ということになる。
ファンタジー(空想)とリアル(現実)のバランス、かもしれない、この映画は。
このリアルさを、どうとるかで、評価は変わるのだろう。
迷うけれど、私は「あり」だと思う。