世間の評判が悪かろうと、
これ好きだぞ!
「マンマ・ミーア!」で大好きになった彼女
アマンダ・セイフライドさんが出ているから、観ないわけにはいかない!
ミーガン・フォックス嬢との共演で、ちょっと毛色の変わった作品なのだが、主役の女の子ふたりで魅せてくれる。
私には、それで少なくとも十分なのである。
タイトルにもあるジェニファーはミーガンの役ではあるが、
映画での語り手はアマンダ。彼女の視点でストーリーは進み、最後まで彼女が活躍するのだ。
「マンマ」ファンの私には、それも、うれしい。
はじめはメガネっ子のアマンダ。イケてないことを表すための小道具としてのメガネであって、イケてるミーガンとの対比にもなっている。
気づいてみると、
後半のアマンダはメガネがなくて、魅力もアップしている。計算どおりか。
ジェニファーに起きる異変の原因についてだけは、私は気に入らない。
あんなに残酷なことは嫌だった。何か違う原因に変えてくれたら、もっと大好きだったんだけど。
ジェニファーに異変があった後でも、女の子ふたりの間には友情が保たれている。
異変の夜、ジェニファーがアマンダを訪ねてきての出来事など、このあたりの不思議な感覚は、もしかしたら
「JUNO/ジュノ」の脚本家ディアブロ・コディのセンスかもしれない。
ちょっと、ぶっとんだ感じ、というのか、そんな面をもっているに違いない。
エンドクレジットに乗せて、アマンダのある行動が描かれるが、私はその場面で胸がすっとした。
ざまあみろ! 天罰てきめん! ってこと。
オープニング、女の子の部屋の窓から一瞬見える恐ろしげな影から始まって、むむっと思ったが、終わってみればホラーといえるほどではない。血まみれシーンはあるけど。
ファンタジックなガールズムービーといってもいいのではないか。
プロム・ナイトだったか忘れたけど、ちょっと「キャリー」を思わせるところもあったり、夜のプールでの女子ガチ対決などなど、おもしろい場面も多い。
普通には評価が高くないのも、わからないでもないし、もしも劇場未公開でもおかしくはなかったなと思うが、私は好き。
ほかでは見られない新鮮な感覚がある。
監督のカリン・クサマは、「イーオン・フラックス」の監督さん。主役の女優さんの魅力をうまく生かせる人なのかな。ディアブロ・コディの個性的な脚本を得て、おもしろくて変なショーを作ってくれた。
個人的には、アマンダが載っているので、ついつい、パンフも買ってしまったしね。