フランソワ・オゾン監督、カトリーヌ・ドヌーヴと再び組む。
2002年の
「8人の女たち」以来のタッグですね。
相変わらず、何の知識も持たずに臨んだので、
おお、これはコメディタッチなのか、と楽しく観賞させてもらった。
やっぱり、オゾン監督、いろんな映画を作ってくれて、いいなあ。
原題の“potiche”は映画の中では「飾り壺」と訳されていたと思うが、つまり「飾り物」。
ドヌーヴ演じる社長夫人スザンヌが、poticheというわけだ。
会社の組合がストライキを起こし、なんだかんだの騒動のなかで、夫人が、
その「お飾り」的な存在から抜け出すことができるのか?
時代設定が現代ではなく少し以前。たぶん、女性の自立が今ほどではないという状況。
カトリーヌ・ドヌーヴさんが絶世の美女で、若いときから大スターだったことを知らない人もいるのだろうと思うと、なんだか寂しいことだ。
「シェルブールの雨傘」という、彼女が主演した有名な映画がある。もちろん今回の「しあわせの雨傘」というタイトルは、そこを意識したものだろう。ちょうど、傘の製造会社が舞台でもあるし、ちょうどいい。
若い頃から今まで、
美しき大女優でいつづけるカトリーヌ・ドヌーヴさん。
ちょっと太めになったけど…元気いっぱい!
これからも、世界中のファンを楽しませてくださいねっ!