2月20日に観て、いまごろ感想文を書いているが、
津波のシーンがあったために、東日本大震災のあと公開中止になったような?
文才がないので、しっかり書くと時間がかかってしょうがないというのもあって、簡単に終わる。
公開期間が短くなったのは惜しい作品。地味だけど私はイーストウッド映画では、世間全般で評判がいい
「グラン・トリノ」なんかよりも好き。(主な理由は、私があまのじゃくなのと、「グラン・トリノ」は、かっこよすぎるから。でも、決して「グラン〜」を嫌いというのではない。)
まっと・でいもん(案外、売れっ子俳優になりましたね)が超能力者かなにかで、おもしろそうな予告編を見たので、これはチェックしようと思っていた。
だけど、これはSFでもなく、超能力や津波のスペクタクルがメインでもなかった。
人間どうしの結びつきのドラマ。そこが、よかった。
男、女、子どもの3つの物語が進んでいき、最後に納得のエンディングを迎える。
語り口はイーストウッド円熟の上手さ。淡々と丁寧に。
セシル・ドゥ・フランスという女優さんは初めて見たが、素敵だった。「フランス」という苗字なのは、なんだか、すごいね。
ちょい役のブライス・ダラス・ハワード、ぜいたくな使い方というか、最近、主役級じゃなくなったのだろうか。(…なんて勝手に言ってるけど、ごめんね。)
ラストシーンもいい。あそこで終わるのがいいのだ。
よけいな説明はしない。いらない。
彼らは、これから再び、自分たちの人生を築いてゆく。