6名のアメリカ人をイランから脱出させよ! 1980年。その作戦は奇想天外だった。
事実は小説より奇なり。とは、よく言ったもので、
偽の映画製作プランをこしらえるとはね〜。
初監督作の
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が、かなり良かった記憶があるベン・アフレックの監督・主演。
こうして映画化されているということもあり、結果の予想がつく作戦ではあっても、スリルはうまく出していた。
そのための
映画的な見せ方、盛り上げ方が上手で、アフレック監督、たいしたものです。
一方、演技のほうは、どうなんでしょう、ひょうひょうとして、あんまり起伏がないのはキャラクター作りか。秘密作戦のプロだから、基本的に冷静なんでしょうね。
しかし、特殊メイクで有名なジョン・チェンバースが協力していたなんて! 彼だけに限らず、事実が明らかになったあとの報復が怖くないのかなあ。
チェンバース役のジョン・グッドマンと、プロデューサーのレスター・シーゲル役のアラン・アーキンが、ユーモア担当。
Gメンみたいな格好をしているのは(CIAじゃなくて)FBIのほうだ、というセリフが、いちばん、ほほう、そうか〜と思えて、覚えております。
大使館のお手伝いさんの言動ひとつで、結果が大きく変わったかもしれない、という点は、運を天に任せる状態のように思えるが、それでいいのかなあ。
国家間の衝突や紛争は止めてほしいものです。