今年最初に観た映画は、これだ!
評判を耳にしていて、気にはなっていた映画。
前日にブログお友達のkさんとお会いしたときに、この作品を観たというお話も聞いて、んだば行ってみるべか! と劇場へ繰り出した。
ネタばれあり。
美術品鑑定士の役は、ジェフリー・ラッシュ。鑑定のほか、見事にオークション進行もやってましたね。
ラッシュは、高ピーというかスノッブというか、高慢そうな人物を演じると似合う。
この鑑定家、家には高価そうな手袋を何十もずらりと並べてしまってあるし、事務所の雇い人は多いし。高収入なのが分かる。そこは、うらやましいぞ。
彼がある女性から鑑定の申し込みを受ける。家にあるものを売りたいから、という電話。
ところが、打ち合わせやら契約やら、顔を合わせなければならない場面でも彼女は一向に現われない。
そのへんから
ミステリーじみてきて、おもしろい。
美女好きな私としましては、シルヴィア・フークスさんとはじめてお会いしましたが、
たいそうチャーミングで。
なかなか顔を見られずにいて、やっと、ちらちらっと垣間見られるとなると、美人がよけいに美人にイメージされる。
彼女と、ラッシュ君あっての物語。
上手い語り口に、大御所エンニオ・モリコーネらしい、いかにも映画!な音楽が合わさって、映画の物語世界を堪能できる。
鑑定士が相談を持ち込む男に、ジム・スタージェス。
私は、いまだに
「アクロス・ザ・ユニバース」のイメージが強いのだけれど、どんどん活躍していますね。
ただ、自分としては、展開が読めてしまったのが惜しい。
これって、きっと、こういう…と、先を読まない私としては珍しく、思ってしまった。
そこまで大掛かりなことをやるか。いや、目的物がアレなら、やるんだろうな。
先が読めたのは仕方ないとして、この作品、
「映画」を楽しめる1本だと思う。