Vol.1よりは、ストーリーがあって飽きなかった。
かなり早い段階で、主役が娘時代のステイシー・マーティンから熟女時代(?)のシャルロット・ゲンズブールに代わる。
以下ネタばれ。
Vol.2では、不感症になった主人公ジョーが黒人とヤッたり、SMをやったり、グループセラピーに参加したり、裏稼業に入ったり。
黒人とのプレイシーンは、黒人さんたちが口論になった隙に彼女は帰っちゃうのだが、よく途中で帰れたものだと思う。黒人さんたち、もう、女はどうでもいいのか?
SMにしても、女に同じ格好ばかりさせて、この男バリエーションというものを持たないのか? こうと決めたらワンプレイを深く追求するのかしらん?
…などと、なんとなく、
いろいろと甘っちょろい。…となると、「しょうがねえなと笑って観てくれよ」と観客は言われているのかもしれないな。
ジョーの留守中に、彼女の幼い子どもが転落しそうになる。あれ?
「アンチクライスト」のセルフパロディかいな? とニヤニヤしてました。
彼女は裏街道に入って生きることに。後継者を育てる過程でヒドイ目にあって、Vol.1の冒頭につながるわけです。
「性」を排除すると心を決めたジョーだが、
最後にオチが待っていた。
まー、皮肉はきいてるし、男はバカですねーと。
ただ、暗闇で起きたことでもあり、どういう結末になっているのかは想像の余地はあるけど。
エンドロールの歌は、主演のシャルロットが歌う「Hey Joe(ヘイ・ジョー)」。映画での主役の名前と同じだから、当然、歌詞も意味をもっているだろうと思って、あとで調べてみた。
おい、ジョーよ、銃を手に持って、どこへ行くんだい…
なじみの女が浮気したので、撃って、メキシコへ逃げるぜ、っていうふうな歌詞らしい。
うん、なんか、映画とリンクしてるよね。