キングスマン

KINGSMAN: THE SECRET SERVICE
監督 マシュー・ヴォーン
出演 タロン・エガートン  ソフィー・クックソン  コリン・ファース  マーク・ストロング  ソフィア・ブテラ  マイケル・ケイン  サミュエル・L・ジャクソン  マーク・ハミル  ハンナ・アルストロム
脚本 ジェーン・ゴールドマン  マシュー・ヴォーン
撮影 ジョージ・リッチモンド
編集 エディ・ハミルトン  ジョン・ハリス
音楽 ヘンリー・ジャックマン  マシュー・マージェソン
2014年 イギリス作品 129分
好き度☆☆☆☆


なんだろう、この面白さ。また観たい!

すごく、マシュー・ヴォーン監督の映画っていう感じがする。
「キック・アス」や「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のおもしろさと似た匂い。
監督の持ち味というのは、かくも作品に出てくるものなんだなあと、驚く。
「センス」ですよね。
マシュー・ボーンって、バレエの演出家じゃね? と、いぶかったのは過去のことだ。

オープニング、空爆で崩れた瓦礫(がれき)が転がってきて、文字になるところから、すでに(シャレていて)すごい!と目を見開く思いだった。
派手じゃないけど、おもしろい。
うん、「イギリス」って気がする。何がイギリスかよくわからないけど!
イギリス紳士っぽいコリン・ファースが出ているから、なおさらそう感じるのだろうか。

アクションはそれほどないが、カッコよさと、ドタバタと、やりすぎと、キレッキレ
「いいのかよ!?」と思いながらも楽しいのは「キック・アス」に通じるかも。

キングスマン(なんで「キングスメン」と複数形じゃないのか?)の新メンバーを決めるために、若い候補生が集められてテストされる。
こういうの最近見たなあ、あ、「ダイバージェント」か。でも、こちらはこちらで面白い。
若き主役たちも、しっかり演じていて、がっかりさせない。

味方:コリン・ファース、マイケル・ケイン、マーク・ストロング…みんな、カッコよくて、渋めでイイ!
敵:サミュエル・L・ジャクソン…軽めで、チャラくて、イイ!
義足の超絶殺人マシン役のソフィア・ブテラさんもイイ!

で、観た人は皆さん書かずにいられないと思うのだが、マーク・ハミルが出ていたのですよ!
名前が出たんだけど、え、どの役が彼だったの!?と思い返してみても、わからない。
あとで調べて、アーノルド教授の役…ああ、あれか! と驚いた。

あの「名曲」に乗りながらの連続打ち上げ花火でブラックに笑わせて、007ジェームズ・ボンド(の癖)をパロって、見事にエンディング、と思ったら…。
最近よくあるパターンで、本作もエンドロール途中に本編の続きがあるから、エンドロールが始まっても、すぐには帰らないほうがいい。
しかも、長めで、観ていてニヤリ、拍手喝さいもののシャレたシーンなので、見落とすことなかれ!




〔2015年9月12日(土) イオンシネマ 板橋〕


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