パディントン

PADDINGTON
脚本・監督 ポール・キング
出演 ニコール・キッドマン  サリー・ホーキンス  ヒュー・ボネヴィル  ジュリー・ウォルターズ  マデリーン・ハリス  サミュエル・ジョスリン  ジム・ブロードベント  ピーター・キャパルディ
声の出演 ベン・ウィショー  イメルダ・スタウントン  マイケル・ガンボン
原作 マイケル・ボンド
撮影 エリック・ウィルソン
編集 マーク・エヴァーソン
音楽 ニック・ウラタ
2014年 イギリス作品 97分
好き度☆☆☆★


たいへん、よク、マとまりました。

パディントンがクマである、ということしか知らず、ニコールが出ているから、理由はそれだけで(いつものパターンじゃないか!)観たのである。
ニコール本人の声を聴きたかったので、吹替版しかない近所の映画館ではなく、わざわざ日比谷まで行った!

探検家が、「暗黒の地」ペルーで、しゃべるクマと出会って歓談(?)した昔から始まって、その下の世代のクマが、人間の世界で暮らすためにやってくる。
パディントンの名前は、ブラウン一家とはじめて会った駅名から付けられたんですね。本名はクマ語で「ウォウワオーウオゥー」だそうです。(正しい聞き取り不可)

ファミリー向け映画として、文句なし。大人だろうと思われる私も楽しく観た。
クマはCGとアニマトロニクス(人形というか模型というかロボットというか?)だというが、とてもよくできている。うまくできなきゃ、つくらないのだろうけれど。
声がベン・ウィショーなので、幼児風ではなくて、わりとしっかりした少年期クマなのかなと思える。

ぽつんと駅にいるクマを見て、どうしたんだろう、と足をとめるブラウン夫人の心の優しさが、まず素晴らしい
トラブルに巻き込まれるのはごめんだ、と思うのが、たぶんほとんどの人。私もそうだろう。実際、クマは駅にいないだろうが。

パディントンは一家にお世話になりながら、例の探検家さがしを始めるが、自然史博物館の剥製部長に狙われて…。
剥製にしたら、しゃべるクマの価値がなくなるはずだけど、部長の目的は!?

ニコールが逆さづりで邸宅侵入するなんて、元ダンナの映画(「ミッションなんとかかんとか」)のパロディのようで、ニヤリ。
おばあちゃん役で、あの「マンマ・ミーア!」の、あのロージーおばさんの、あのジュリー・ウォルターズさんが!
終盤に、ちょっとコミカルなシーンを演じるまで気づかなかったよ。

続編も決定したようで、好評であるらしい。
悪だくむニコールではあっても美しくて憎らしくないし、パディントンはまじめで素直だし、ブラウン一家はあったかいしで、ユーモアやウィットもあり、気持ちよく人々に受け入れられるのは、そういうことは、もちろんあるベア〜。なのである。!?




〔2016年2月7日(日) TOHOシネマズ みゆき座〕


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