メリル・ストリープさん、ロックバンド・シンガーになる!
「マンマ・ミーア!」でドナを演じたメリルさん。
ギリシャの島でのホテル経営から時が経ち、ドナがアメリカ西海岸で、再びロッカーとして活動しはじめていた!
…みたいな気にもなった。その、こなれた歌いっぷりや、ロッカーらしい話し方とかに触れていたらね。
メリルさんの
実の娘であるメイミー・ガマーさんと、母娘役で共演していて、ふたり並んだ顔のアップでは、鼻の形がおんなじだ〜、輪郭も結構似ている〜、と思った。
ケヴィン・クラインも毎度ながら、そつなくうまい。元妻役のメリルとの「あの」触れ合いシーンは、ああ、なんか、わかるなあ、とシミジミ。
これは、脚本のディアブロ・コディさんのおかげかも。とんがった傾向の話を書くような彼女のイメージがあるが、ぐっとくるのも、いけるじゃない。
離婚して、子どもたちとも離れ、それでも
母親は母親なんだ、という絆。
夫や子どもたちと離れたとしても、それはそれとして、自分にも
新たな幸せを求める権利はあるんだ。
そして、歌は人の気持ちに入り込み、和ませ、楽しませてくれる、素晴らしいものだと示してくれるラスト。
それだけで、
ミュージシャンの存在価値はあるじゃないかよ、と思っちゃいます。