やっと観たけど、フツーだったかなと。(公開初日は7月8日だから、ロングランではある。)
「思い出のマーニー」は大好きで、その監督さんだから、少し期待はしていた。
しかし、やはり、結果は原作に左右されるのか…。
魔女の使い魔(?)の
ニャンコが、そんなに可愛くないし。(これは主観によるから、可愛い!と思う人もいるはずだが。)
主演声優の
杉咲花さんは、とてもいい。「思い出のマーニー」でも良かったし、主役にジャンプアップは納得だ。
相手役の神木くんは…声を聞いていても気づかなかった。自分にとって「誰でもいいや」という気持ちがあったのは否めないが。
まあ、小日向文世や遠藤憲一の声は一発で分かったけど、天海祐希さんや大竹しのぶさんや渡辺えりさんは分からなかったりしたから、気づくも気づかないも、いろいろあるよね。
感動が、あまりない。
たとえば、帰っておいで、と大叔母さんに言われたのに、メアリがピーターを助けに行かなきゃ、ってあたりは感動ポイントのはずだが、葛藤が薄いというか、あっさり薄めに決断している感があり、
観ているほうは感動しないのである。
「魔女の花」って、「魔女の(杉咲)花」?
「メアリと魔女の花」なのか「メアリと魔法の花」なのか、わからなくなるところも、印象が薄いせいなのか。
以下、ネタばれ。
ニャンコがメアリに、花を見つけてほしくて案内したのなら、メアリがひと枝取ろうとしたとき、なぜ喜ばなかった?
もしかして、花のことを大叔母に知らせてもらいたかったのか?
ほうきが魔女の国へ勝手に行ったのは、なぜ? ほうきさんが、ほうき置き場に戻りたかったせいなのか?
ほうきが目的地の近くに来ると失速するのは、なぜ? 安心して力尽きるのか(笑)。
ラスト、なんで、ほうきが飛べたのか? 最後は花の力がなくても、メアリは自分の力に覚醒したのか? だったら、その後は魔女だぞ?