ノクターナル・アニマルズ

NOCTURNAL ANIMALS
脚本・監督 トム・フォード
出演 エイミー・アダムス  ジェイク・ギレンホール  アイラ・フィッシャー  エリー・バンバー  アーロン・テイラー=ジョンソン  マイケル・シャノン  ローラ・リニー  ジェナ・マローン  アーミー・ハマー  マイケル・シーン
原作 オースティン・ライト
撮影 シーマス・マッガーヴェイ
編集 ジョーン・ソーベル
音楽 アベル・コジェニオウスキ
2016年 アメリカ作品 116分
好き度☆☆☆★


エイミー・アダムスさんを観にいったわけだが。

今回はクールビューティーさを存分に披露。端正な顔立ちを生かして、冷たい人形のようなイメージも。
モデルさんのようでもある。

TOHOシネマズ みゆき座で「アトミック・ブロンド」を観てから、たしか15分後くらいから、すぐ近くのTOHOシネマズ シャンテで上映開始の本作。うまい具合にハシゴができた。

彼女が読む(読まされる)小説の内容が、実際にありえそうな、いやな犯罪から始まるのだが、それが映画とはいえ、ハラハラしながら見入ってしまうから、いやだけれど、上等な作りといえる。
正直、かなり、ヘヴィーだが、見応えはある。

彼女に小説を送った作者は、別れた元彼。
彼女が読み進むにつれて、観客にも、元彼の意図がわかってくる(ような気がする)。

そして、映画の物語が終わるときには…。
元カレの書いた話もすごいと思うが、途中で明かされた、彼女の彼に対する、ある仕打ちも残酷だったねえ。
彼女の会社のイベントのグロテスクさや、会社に飾ってある絵画の不穏で攻撃的なところだったり普通じゃないイメージを見ると、彼女自身も多少、普通じゃないかもと思ったり。攻撃性は、不安と弱さの裏返しでもありえるし。
それにしても、オープニングのイベントのモデルたちには度肝を抜かれてしまった。悪趣味ともいえる、あの意図は何なんだろう。

しかし、あのチンピラ、アーロン・テイラー=ジョンソンだとは思わなかった。ほかの映画で見ているのに、顔を認識していないのだろうか、ワタシゃ。演技がうまい、というのもあるかな。

小説の中の妻を映像化するのにエイミー・アダムスさんでなく、似て非なる女優さんを起用する意味は…。などなど、いろいろ考えるが、決定的には分かりません!
…終わり? 終わり。待ってても(降りては)来ない。




〔2017年11月12日(日) TOHOシネマズ シャンテ〕


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