ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

SOLO: A STAR WARS STORY
監督 ロン・ハワード
出演 オールデン・エアエンライク  エミリア・クラーク  ウディ・ハレルソン  タンディ・ニュートン  ポール・ベタニー  ドナルド・グローヴァー  ヨーナス・スオタモ
脚本 ジョナサン・カスダン  ローレンス・カスダン
撮影 ブラッドフォード・ヤング
編集 ピエトロ・スカリア
音楽 ジョン・パウエル
2018年 アメリカ作品 135分
好き度☆☆★


まったくワクワクせず。

観た直後のツイートでも、『「ハン・ソロ」、ワクワクせず。チューイとの出会いからミレニアム・ファルコンGET! までを描いただけ』と書いた。

そりゃそうか。
ソロがチューバッカと組んで(?)、ミレニアム・ファルコンに乗っていることは周知の事実だし、どうやってそうなったかという話でしかない。
だから、よほどエモーショナル(情緒的)な要素を盛り込んでくれないと、ワクワクなんかしない。
新鮮味がない以上、びっくりする設定があったり、ワクワクしたり(何度も言うが)の「サムシング(何か)」がないと、喜べない

ただ、チューバッカと出会い、師匠と出会い、泥棒して、ランドと出会い、ミレニアム・ファルコンと出会い…彼女との仲も、なんだか印象に残らない。
ロボットにしても、スター・ウォーズにロボットはつきものでしょ、とばかりに出してきたけど。ちょっと風変わりなのにして。ハマる人には喜ばれるだろうが、私には、それほどでもない。

エミリア・クラークさんが出るので、それだけは楽しみだったが、彼女にしても、それほど魅惑的でなく残念。
ソロを演じたオルデン・エアエアなんとか覚えられない人は、ただの若造で魅力なし。
ランド・カルリジアンを演じた人は、似非(えせ)ビリー・ディー・ウィリアムズのよう。(ビリー・ディーは、旧作スター・ウォーズ・シリーズでランドを演じていた俳優。)

チューバッカと出会ったのが、そんなところで!? と多少おもしろかったくらいか。
それにしたって、そのシチュエーション、以前ルークか誰かがおちいったことがあったような既視感がある。

もともと、スター・ウォーズ・シリーズは1作目(「スター・ウォーズ」)、2作目(「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」)だけが、当時すごくおもしろかったのと、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が面白かったくらいだから、私にとっては、こんなものかな、とも思う。

どうだったら楽しめたのか。
私が気に入った「フォースの覚醒」を考えると、新しい主役の新鮮味があり、過去作を踏襲するような楽しさがある。

「過去作の踏襲」については、過去作の真似、と見る人もいるわけだから、それがつまらないと思うなら、受け取り方が違うので、感じ方の個人差は仕方がない
結局、感じ方の個人差を持ち出せば、当然、「ハン・ソロ」おもしろかった!という人がいるだろうから、それはそれでいい。私はあんまりおもしろくなかった、というだけだ。




〔2018年7月1日(日) イオンシネマ 大井〕


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