のんきな珈琲店
「のんきな珈琲店」は鹿児島市内の中心部にあり
現存の工芸に造詣の深いオーナー桂憲正氏が
1999年から10年余り、こだわりの珈琲を提供されました。

桂氏はもともとパイロットで
その経済力を背景にすべてにこだわった珈琲店を作られました。

お気に入りの工芸作家たちを結集させての大事業で
本業の傍ら、その構想作りに20年。
場所が決まってからは
作品が出来上がる迄の間
半年間も家賃をひたすら払いながら家具の完成を待って下さいました。
「のんきなオーナー」だ、と言われながら。

私たちは桂さんには多大な恩を受けました。
現代のパトロンと言える方でした。

大きな存在を失い
桂さんの存在とのんきな珈琲店への喪失感は
いかんともしがたいですが
ここに桂さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
のんき看板

通りに置いてある
凝った看板が目印です
店内風景

店内風景
室内デザインも矢澤の手によるものです

ドリップコーヒー

ネルドリップの深い味わい
うつわ達

永吉一氏、竹之内彬裕氏、
川野恭和氏のうつわで
ぜいたくなひとときを
奥のテーブル

奥のテーブル
珈琲をゆっくりお楽しみました
シュガーポット

田中俊彦氏の
シュガーポットは
いつ見ても楽しい
洗面ボール

川野恭和氏制作の
手洗いボール
こんな美しいボールは
見たことがありません
ペーパーホールダー

矢澤特製
ペーパーホールダー
鉄の部分も矢澤製です
ランプ

高橋正治氏のランプ
入り口のランプと共に
雰囲気を盛り上げています
玄関ドア

入り口風景
ドアの外枠迄漆塗り
ここにもオーナーの
こだわりが
のんき小部屋

玄関を入ったところの小部屋は
一室丸ごと矢澤良平が担当いたしました