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楽器屋で切り売りで売っているケーブルの音質は如何なものか。
ひとまずは、簡単ながら、周波数特性を計測してみました。

素人測定だけにアテにならない点もありますが…。

 

被検ケーブルは以下の6点です。全てPhoneオス-Phoneオスの、普段僕が楽器用に使っているものです。


さて、パッチケーブルのテストなので、とりあえずエフェクターボードに適当にエフェクタ並べてギター弾いてテストっていうのが本筋なんでしょうが、客観性を得にくいので生意気にも周波数特性を測定します。

独断と偏見の実践(試奏)テストはこちら

測定はこのようなシステムでおこないました。

おおざっぱなやり方なので細かい差違にをあまり気にしないようにして、ざっと見ていってみましょう。

 

internal freq.
PC内部のF特です。
案外素直な特性です。


アナログミキサー経由のF特です。(パッチケーブル無し)
ま、こんなもんでしょ。

canare300
1.3k付近に谷があるようです。(地味ですが)

fender300
ソースのサンプル(Mixer)とカーブの感じは似てます。高域に難ある感じか。

George L's 140
感じとしてはフェンダー製寄り。中高域良好ですね。低域損失は多いようです。

George L's 15
上に同じですが、短い分いくらか良好です。

Hexa15
以外と良好なHexa。高域が損失多し?

Live line15
ちょっとCanareに似てます。高域減衰は早いですね。

Mavis15
さて、とってもリーズナブルなMivis製です。
意外と良好のような…。

Mavis70
ちょっと長めのMavisパッチ。
高域へ向かって、だんだんおとなしくなってしまいますね。

*見比べてみると、パッチで結構変わりますね。ラインレベルでこれなんですから。
Mixer only (again)

同上
George L's 15(again)

*測定に用いたソースはホワイトノイズですが

PCのサウンドボード(D/A)→ミキサ卓のH/A→"被検ケーブル"→ミキサ卓のH/A→PCのサウンドボードのH/A→PCのサウンドボード(A/D)

と何段ものデバイスを経由していますので、表示されているデータは被検ケーブル固有の絶対的な特性ではありません。(歪み等極力減らすようにしましたが)あくまで個々の対比/参考の為のデータとしてご参照ください。
また、グラフy軸(db)は単なるスケールであり、この値も絶対的なものではありません。

*Specifications

サウンドボード : Sound blaster Live (*Out put at -10db *input/gain at -1.0db)
アナログミキサ : Behringer MX 1604A
オッシレータ WaveGene1.2
スペアナ WaveSpectra1.2

さて、測定に用いたソースがラインレベルということもあって、各々ケーブルの持つ個性はごく小さな差となって表れました。
しかし、実際に楽器(E.Guitarなど)が出力する信号は非常に小さい(低い電圧)ものです。

ひとまずラインレヴェルで測定してみてみましたが、

ケーブルによって測定結果が大幅に違うということは予想どうり無かった。

  •  
  • 長さによる違いもそれほどではない。

  •  
  • むしろ貧弱な測定環境による不確定要因のほうが大きな差となって表れているような気もする。

  •  
  • やっぱり音質って、主観の問題じゃん?

  •  
  • ということで、やっぱり実際にそれぞれのケーブルを使ってしそうしてみる必要がありそうです。

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    Ver.1.03
    2002.3.02©Shin Sannabe

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