新海誠を巡る旅(2005/5/14) 青森、津軽線無電化地区 ほぼ4往復の旅

プロローグ

『うまく日程の調整がつけば、花見のついでに青森旅行へ行きたいね』

と、修学旅行メンバーズと話していたのは2004年の暮れ。

その頃「雲のむこう、約束の場所」の劇場公開が全国各地で順次行われ、新海さん達が、各地の劇場で舞台挨拶まわりをしていた時期だった。
首都圏、名古屋などでの舞台挨拶を見に行った僕も、年明け2005年1月8日(土)青森シネマディクトで行われた舞台挨拶には、さすがに出かける余裕はなかった。
さすがに首都圏からの距離を考えたり、サラリーマンとしての本業を投げ出せない事情もありましたから。

もっとも、翌日の宇都宮での舞台挨拶には行っていたのですが・・・。


2005年春。

花見は高崎の地で迎え、ゴールデンウィークは長野県で迎えていた。

多忙を極めるメンバーとなかなか日程の折り合いがつかぬまま、僕も異動したての職場で日々、肉体的にも精神的にも忙殺される日々が続いていた。
それは他のメンバーたちも同様なようで、メンバー揃ってどこかへという旅の計画は困難な状況だった。

ゴールデンウィーク明け。
長野旅行から戻った僕は、ひとりで青森へ旅にでることを決めていた。
会社の昼休みを使い、昼食を抜いて旅行代理店へ向かい往復のJRチケットとビジネスホテル、
そしてレンタカーの予約を済ませていた。

前回の青森日帰り旅行からおよそ9ヶ月。
結局のところ、僕はまたひとりで青森へ向かう。

前回と違うことがひとつあるとすれば、今回僕には心強い味方がいた。


雲のむこう、約束の場所 コンプリートブック

予告編映像をデジカメに納めた画像と、蓬田駅という駅が津軽線にあるという知識だけを携えて日帰りで旅に向かったあの時のことを考えれば格段の進歩である。

旅行の予定自体が、行きあたり場当たりなのはいつものことですが(苦笑)






 つづく。


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