written by 2001.3.7
前回は漫画を書いてもいまいち反応が薄かったので次は書かないだろう・・・なんて考えていたんですが、何故か今回も漫画ネ
タです(笑)しかも『CITY HUNTER』で有名な北条さんの初連載作『CAT'S
EYE』です。
この漫画はアニメにもなったんですが主題歌は有名なあの曲です。そう、杏里さんが歌っているキャッツ・アイです。だけどこの
漫画も結末を知ってる人は少ないのでは?っていうかなぜあの美人三姉妹が怪盗CAT'S
EYEなのかすら知らない人も多いのでは?
今日はそんな面からこの漫画の魅力を書きたいと思います。
まず北条さんといえば画がきれい。最近画力の無い漫画家も多いですが、北条さんの画は誰でもすっとなじめるのではないで
しょうか?まぁでも初期の作品なので少々荒いところもありますが・・・(特に1巻なんかは)それでも巻が進むにつれ画が上手く、
そしてセクシーになっていきます。『スラムダンク』の作者の井上雄彦さんなんかは「お尻がセクシーに描かれていく」なんて感想
を書いてますが(笑)
で、肝心のストーリーの話なんですが、この物語は喫茶店を経営する美人三姉妹、泪・瞳・愛(全部目に関係ある名前なんだけ
どね(笑))と瞳の恋人、俊夫を中心に物語が進んでいきます。どんどんいいかげんなキャラクターがその後にででくるところも面
白いところ。男性キャラクターは泪や愛を恋人にしようと無駄な努力を繰り返してますし、瞳は女性キャラクターから嫉妬の対象に
なります(まぁ俊夫がみんな好きになるってことだけど)そんな人間関係でも十分『CITY
HUNTER』級に楽しめるんですが、ここで
書きたいのは怪盗CAT'S EYEがなぜ美術品を盗むのか?という物語の中心部分です。
彼女達はハインツ、またはクラナッフという画家の絵をよく盗みます。そのハインツの絵は彼女達にゆかりのある物ばかりだか
らです。そう、ハインツというのは三姉妹の父であり、クラナッフというのはハインツの絵を自分の物にし自分の名前に書き換えて
世の中に出した画家だからです。つまり彼女達は自分の父の絵を集めていたのです。物語の最初では父、ハインツは死んでいる
という設定になっていますが、のちのちにそのハインツが生きているということが分かります。さらにその父に会うためのキーワー
ドとなる絵の存在に気付きます。ただ、そこにはクラナッフシンジケートの手の者が・・・。そんな三姉妹の行く末にはあっと驚く結末
が待ち受けています。
もうひとつの核となるストーリーは瞳と俊夫の関係です。片方は泥棒、かたや刑事。そんな二人の関係はなかなか上手くいきま
せん。1巻にして婚約の話がでるのですが、その話は最終巻のほうになってもなかなか進展しません。ここにも怪盗CAT'S
EYEの
存在が邪魔をするのです。ここが面白いところです。CAT'S=瞳なのにその関係を俊夫には明かせない。そんな関係はやがて
CAT'S←俊夫→瞳 という関係になっていくのです。果たして俊夫はどちらをとるのか?俊夫と瞳はどうなるのか?ここにもあっとい
う大どんでん返しが待っています。
僕なりにいろいろ書いてみましたが、『CITY
HUNTER』を知っている人ならば楽しめると思います。なぜなら『CAT'S
EYE』の世界に
は『CITY HUNTER』の世界の元になった素材がいくつも隠れているからです。キャラクターが多く出てくるところやメインが喫茶店だ
ったり。美人三姉妹も姿を微妙に変えてでてくるはずです。確信は持てませんが。まぁ機会があれば読んでみてください。必ず最終
巻まで読んでくださいね。そうでないとこの物語の評価が変わってしまいますから。
『CAT'S EYE』より
