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自作自演詩集
#もしくは「言葉遊び」とも言う


 このページの最終更新日は、2004 年07月20日です。
 ここはあまり更新しないので、普段と上下逆(下に行くほど新しい)にしています。


 独りよがりの王道(^^;、自作詩群です。

 微妙に暗いネタが勢揃いなんで、人生にピリオドを打とうと思っている方は読まない方が良いかも知れません。きっと余計に疲れます。

 微妙におかしな文法が勢揃いなんで、現代文的国文法を崇拝する方は読まない方がよいかも知れません。きっと余計に混乱します。

 微妙に長い詩が多いので、文章を一気に読んでしまう癖のある方や、文字を一文字一文字追って読む癖のある方は読まない方が良いかも知れません。きっと目 を悪くします。

 それでも読んでいただけるようであれば、軽く読み流してみることをお勧めします。
 ここにある詩の一つでも、貴方の第六感に引っかかってくれれば、私はそれで満足ですし、とても嬉しいことですので....。

 #ここにある詩のほとんどは、書き始めから1時間程度で仕上げた代物です。ある意味「即興詩」に近い性質のため、文章的に不思議な所があったりするかも しれません…


クリックするとその詩の所にジャンプします。(もちろんふつうにスクロールさせて見ることもできます。)

「想いよ空へ…(1)」 「想いよ空へ…(2)」 「想いよ空へ…(3)」 「なぜ君は…」 「名も無き詩(うた)」 「たばこ」 「私…(1)」 「憎しみ」 「存在しない物体」 「私…(2)」 「記憶…(1)」 「記憶…(2)」 「雪の降る街に思う事」 「戦争に思うこと」 「夢を 見る夢」 「それでもはかなき恋心」 「言葉の力」 「不思 議な意味」 「暴走」 「人は…」 「ぼやき川柳集1」 「愛という名の下に」 「変革」 「マーフィー法則論1」 「従うが為に生まれし者の定め」 「あんぜんひょうご1」 「死のプレゼント、あげます....」 「失いし蒼き精神」 「あんぜんひょうご2」 「明 日を信じて」 「言霊(1)」 「言霊(2)」 「悲しいだけが物語じゃない」 「最大 の失態」 「永遠の一 時」 「光の牢獄」 「ぴゅあ」 「ゆーきのロジック」 「卒 業のカタチ」 「えぴ そーど」 「Time is Over....」 「詩をうたう民」 「Please grab my inverted shadow」 「しらないしあわせ」 「嘆きの雨」 「タ イムロード」
【ここまで"
poem_2001.html"として別ページ化】

「試作品」 「13ヶ月目の悪夢」 「背中「セメテ、ニンゲンラシク…」 「証」 「歪み」 「ことばあそび」 「テンポラリ・カンバス」 「ファジーな痛み」 「厄年法 則」 「influ(o)enza? infect'area?」 「自動終焉 ~ソシテ我ラハ再ビ沈ム~ (/0.1)」 「寒く静かな暗闇に身を任せて」 「LUXURY JUNKIE」 「無駄を愉しむひととき」 「ココロが壊れて泣き叫ぶ前に」 「文字配列は文化を変える」 「音楽で遮る生活からの解放」


「試作品」      2002/04/01

 いつも、きっかけは突然にやってくる
 いつも、アイディアは理不尽な形を伴い
 いつも、それを形にする力など無く
 いつも、アイディアなんて無駄なんだと嘆く

 そんなこんなを繰り返すこと、既に数百回
 紙メモは溜まり、Webメモも溜まり
 過去の断片は、いくつもの離散的なつながりを持つ
 それを拾い上げるのも私、それを捨てるのも私。

 ふと見上げて思い悩む
 そのとき不自由を感じた私の姿を
 ふと見つめ直して考える
 そのとき全てを欲した私の影を

 カタチある物を欲し、カタチある物を愛する
 不条理を認めず、不条理に溺れる
 文字の羅列に自らの愚かさを重ね
 今も私は、飽きもせず、恥ずかしがりもせず

 いつか思い悩んだ夢をつかみ
 いつか自分の足で立ち上がるため
 無駄になることを承知で書き続ける
 いつもの調子で、いつもの戯言を

 こんな自分を捜してくれる誰かを求め
 こんな自分を救ってくれる誰かを求め
 こんな自分を欲してくれる誰かを求め
 こんな自分を笑ってくれる誰かを求め....

 この地球という実験室の中で
 私は永遠に、試作し続ける

 あるいは私自身が、試作品のひとつなのかもしれない....


 EntisSoftのオーナー様から「ゴミメール(注:あくまでもご本人談)」を頂いたことがきっかけか も。Webネタでメールを頂くこと自体が久しぶりなので、素直に嬉しかったりもして。
 いま、いろいろと「試作品」を抱えてるので、それをネタにつらつらと書いてみました。
 珍しいことに30分も掛からずさくっと書けちゃいましたな。
 #おお、久しぶりにちょっと自虐的じゃなくなってる(笑)。

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「13ヶ月目の悪夢」      2002/04/05

 悪夢到来
 時の神が撒いた、気まぐれの産物

 準備不足
 甘き生き方を願う愚かさ

 現実直視
 自らの確率は常にゼロかイチ

 注意一秒
 マーフィーは、それが当たり前であるかのごとく笑った

 時を喰らい生きる魔術師達を前に
 偶然と必然の恐ろしさを知った 


 家人怪我により入院。
 っつーか、かなりショック。
 完治するのが解っているとゆーのが唯一救われる点なんだが。

 独身でも、入院保険くらいは入っておけよ~。
 家族持ちじゃなければ、死亡保険なんて葬式代くらいで良いんだから。

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「背中」      2002/07/02

 誰しも 他人の背中ほど羨ましく見える物はない


 彼は言う。
  「俺なんかどーせ…それよりあんたの方が…」

 彼を見て私は言う。
  「俺なんかどーせ…それよりあんたの方が…」

 彼は自分の力量を知らない
 自分は彼の力量を知らない

 自分が無理だと悟ったことも 自分が無理だと思っていることも
 彼は知らずに言ってのける 彼は知らないからこそ言ってのける
 それが重荷になることもあり 希望になることもある

 私の知る彼は 彼にとっての彼自身ではなく
 彼の知る私は 私にとっての私自身でもなく
 私の知る皆は 皆にとっての皆自身ではなく
 皆の知る私は 皆にとっての私自身でもない


 彼は言う。
  「金って必要だと思うか?俺、金が無限にあったら腐っちまうよ、きっと。」

 そんな彼に、私は
  「金か…正直、いくらあっても使い道はあるよ。探求心を満たすためにね(笑)」
 とはぐらかす。

 すると、彼はこう言い返す。
  「じゃぁ、考える前に全ての答えが見つかっている…そんな世界だったらどうよ。」

 彼のコトバを前に 私は何も言い返せなかった
 彼のコトバを前に 私は自らの存在理由を疑った

 羨むべき人の蔑むべき姿を見た時
 蔑むべき人の羨むべき姿を見た時
 私はどうしようもない位に嫉妬を覚える


 私が描いた姿の彼が 私の知らない姿を演じ
 私の知らないどこかの彼が 私の知ってる仕草を演じる


 私の見る彼は 彼の実身なのか それとも 仮身なのだろうか

 人は 自分自身の全てを知る訳ではない
 人は 自分自身の背中を見るため 誰かの背中を見ているのかも知れない


 何か長すぎ。
 いまいち整理出来ていない気も。

 なぜかネタは「フルバ+lain」。
 …どこがやねんッ(苦笑)。

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「セメテ、ニンゲンラシク…」     2002/09/16

 ただ過ぎゆくだけの 時間
 ただ流されるままの 自分

 欲するままに与えられた 永遠
 思い通りにならない 心

 喉を潤すだけの 水
 空腹を紛らわすだけの 食べ物
 生きて行く為だけの 知恵
 生きて行く為に存在する 体

 幾ら生きて行けども 虚しく
 私の探す答えは 見つからず

 自らを貶めてみても 変わらず
 自らに酔いしれてみても 変わらず

 永遠など無いはずの世の中で
 私の時間だけが 進まない

 自らに失望する日を恐れながら
 時を経て 歳を重ね 夢を見る…

 生きる意味を無くした時は そっと目を閉じて
 昔見た 自分の姿を思い出す
 邪念に囚われず 夢多き時の記憶を

 無理を承知で進む道に 終わりなどない
 終わりとは 無理を知って諦めてしまった時

 ムイミナセイヲイキルワタシニ、ソットツブヤク
 イツデモ、セメテ、ニンゲンラシクイキロ、ト…


 PHSで記述するとゆーのは何げに辛いことが発覚。
 漢字変換するのも大変なので、思わず↑連発でカナ記述。
 …まぁ、メール代は月額固定になったし、失敗してもいいや(笑)

 もっともコレ、漢かな混じりで書いたら素晴らしくアホな内容なんだよな…なんか憂鬱になってきた。

 #2002/09/24:結局漢かなに直しました。

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「証」      2002/10/10

 人である事の証
 人であった事の証

 絵画、楽器、文集、技術

 誰もが残せるとは限らない
 人が人として生きてきた事の証

 勇気、知恵、冒険、困惑

 私にとってそれは幻で
 私にとってそれは過去で

 想い、願い、祈り、縋(すが)

 それは意図せずとも残り
 それは意図しても残らず

 いつかそれが埃を払われ

 私が生きてきた事の証
 私が其処に生きていた事の証

 ふたたびこの世に生を受けるまで

 生きる価値を見いだすために
 自らの価値を伝えたいが為に

 証を認める人にめぐりあうべく

 それは誰かに意訳され
 そして誰かに追補され

 誰かの記憶の片隅で生き続ける

 私の意志にはまるで従わず
 私の思いもよらない形で現れ

 私はそんな生き方を望む

 永遠をこの手に収め
 時に翻弄されながら

 私は誰のために生きるべきか…


 どこまでも中途半端だな…いまいち整理がつかない。
 せっかく一昨年・去年に続くかと思ったが…ダメじゃん。 

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「歪み」      2002/11/08

 君が覚えたこと
 見かけを繕うこと
 心を持たぬこと
 誤魔化し欺くこと

 君はそんな生き方を望むのか

 僕が覚えたこと
 見かけを繕うこと
 心を持たぬこと
 誤魔化し欺くこと

 そう、それは君と同じ

 まるで傀儡(くぐつ)の様に
 そんな生き方を望んでしまう

 君が覚えたこと
 歌をうたうこと
 春を売ること
 心を弄ぶこと

 それはとても楽しいこと

 僕が覚えたこと
 思いを綴ること
 時を売ること
 そっとしまうこと

 それはとてもさびしいこと

 自らが望むか否かに関わらず
 そんな生き方を選んでいた

 昔話と笑う君に
 おもわず熱く反論する

 君は聞く振りだけして
 人差し指で僕を制した

 君は緩やかに時を戻し
 一つ一つを語ってくれた

 僕は時を戻すのが怖くて
 耳を塞ぎ叫んでいた

 君が見た昔の事と
 僕が見た昔の事は
 何一つ違いのないこと

 君はそれをよろこび
 僕はそれをおそれた

 僕の中に住む 君という歪み


 部屋中を掃除するうちに、活字中毒再来。
 で、結局こうなる…と。
 一人芝居(not自作自演)モードに入っていた時は、もう毎日がこんな感じで進行してたな…。

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「ことばあそび」      2002/12/02 +update:2002/12/07

 ことば楽しい
 他人(ひと)に想い伝え続け
 ことばは辛い
 慰めの言葉さえも選べず苦しみ続け
 ことばは重い
 他人に誤解されることを常に恐れ続け
 ことばは無意味
 誤解から友好が生まれれば、いつか真実を知って分かつ

 You're sometimes gentle:
 You're sometimes severe:
 You who change an attitude like a cat are disagreeable:
 But, It does not matter....

 言葉の壁苦しみ
 言葉の音楽しみ
 言葉の姿悩み
 言葉の実知らない

 I do not want to already become dirty. It is fearful:
 I want to be, while it has been beautiful:
 Please do not force to me your "common sense":
 I'm not you....

 私が思うその言葉と
 貴方が思うその言葉は
 果たして同じなのかと
 しばし悩み続けた

 Do you understand the meaning of I having said?
 Is what I said contradictory?
 Do you follow what I say?
 Do I follow what you say....?

 (+2002/12/07)
 歴史や風俗に縛りつけられた 言葉のカタチ
 その言葉はそこに生きる人々の 忘れ形見
 バベルの塔が神の怒りに触れる その前から
 言葉の壁は既に立ちはだかっていた きっとそう

 I said it.
 ....No, I said it previously.
 Why!? Why does you say such a thing?
 The answer is simplicity. The same thing was said simultaneously wholly....

 繰り返された歴史の中で
 繰り返された論争の中で
 繰り返された行為の中で
 繰り返された言葉の中で

 Nothing changes.
 Nothing is progressing.
 The same thing was always done.
 And the same thing is done for future....

 …もっとも、そんな生き方をするから「人間」なんだけどね。


 …てゆーか、なんっつー恥ずかしいオチなんだ(苦笑)。
 ああ、白状するさ。ネタが途中で飛んでしまったんだよ…(泣)
 #だからといって、聞いてるCDの風景を流用する俺って…

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「テンポラリ・カンバス」     2002/12/09

 今日は雪
 地に降り肌に融かされようとも
 ただ静かに
 かすかな擦り音のみを残しながら

 薄暗き中
 しばらくすれば地も冷え切り
 気づけばそこに
 大きなカンバスが現れる

 子供の頃はよく
 白いカンバス相手に遊んでいたっけ

 褒められもせず
 しかられもせず
 ただ夢中になって描いた
 たくさんのかたち

 にわか雪が融け
 そのカンバスが消え去ったとしても
 僕らの心には
 しっかりとその形はきざまれる

 再び雪が降る日を夢見て
 再び思い描く日を夢見て

 春が来るまでの
 ほんの小さな楽しみ
 長い冬を過ごす
 ちょっとした遊び

 …

 そして、今日もまた…


 雪の日にはあんまり良い思い出がない気が。
 ホントに楽しかったのはガキの頃くらいで…。
 だから、思い出を無理矢理引きずり出される気がして、「現実の雪」を見るのが一番辛いんです。
 でも、もうトシだからねぇ(苦笑)、いい加減決別せねば…って感じて、昔を思い出しながら書いてみました。

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「ファジーな痛み」      2003/01/13

 神経を逆なでするかのような ファジーな痛み
 足がしびれた時の様な 疼痛感
 鼓膜を引き裂きそうなほどの 騒音
 想い叶わぬ時に感じる やりきれない気持ち

 爪を剥がしてしまったときの あの痛みよりも
 自分が目指し叶わなかった時の 焦燥感の方が苦しくて

 躓き擦り傷を負ったときの あの痛みよりも
 何もない所で躓いた 自分自身の不注意さが虚しくて

 笑いすぎて苦しくても どこかに冷静な自分が居て
 いくらばか騒ぎしても それをあざ笑う自分が居る

 それはまるで全てを企んで自作自演するかのように
 素直に全てをさらけ出す事ができず恐怖におののく

 私が思う全てをうち明けられる そんな人を見つけたくて
 人にあたるとなぜか厳しく突っ込む自分が悲しくて
 優しく接しようとすれば必ず他人行儀になって
 そして嫌いな人を前にすれば 全ての接近を拒否する

 体が感じる痛みはほぼ優しく 時としてそれは厳しく
 心が感じる痛みはファジーで とらえどころが無くて
 他人が感じる痛みは解らずに 自分が感じる痛みに怯える
 自分だけが守れればそれで良いと 投げ槍になったときも

 けがに怯え けがを被り そして希望をdisableした
 今年始めの あの痛みを忘れてしまわないうちに


 爪を剥がしてしまって痛かったんです(泣)。
 当時錯乱中だったので、今更になって…。 

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「厄年法則」      2003/01/20

 願いは強く思えばかなう
 しかし厄年は常に逆説的

 悪しき循環に身を捧げ
 自らが阿呆を演じている

 1年経って厄が去るまで
 延々とこんな事を待つの?

 …冗談でしょ。

 もしあなたが厄年ならば
 まず1つ目の厄では反省し
 2つ目の厄では原因を探し
 3つ目の厄に至る時は…祈れ。

 前触れ無き災いはない
 原因無き厄もない
 それを見つけ気を付けるのは
 他の誰でもない自分自身のしごと

 翌年笑って
  いや~厄年だったよねホントに
 といえる程度の話にせねば。


 うーん、そういえば今年厄払いしてねぇや(ぉぃ) 

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「influ(o)enza? infect'area?」     2003/01/20+2003/05/02

 食べる
 寝る
 遊ぶ

 そんな基本的なことさえも出来ずに

 立つ
 読む
 聴く

 そんな「楽しみに近いこと」が苦しさにしかならなくて

 何も出来ないままの自分がひどく憂鬱で
 痛む体を無理に動かせば、前触れもなく立ちくらみが襲ってきた

 

 過去のしがらみに駆られたままで
 過去の遺産にしがみついたままで
 過去の思い出に浸りきったままで

 私はそれでも未来を夢見た

 過去をすぐに捨てられずに
 私はいつもためらっていた

 過去に浸る喜びを知ってしまった その日から
 私は過去を捨てることに 臆病になってしまった

 

 熱にうなされたまま
 過去と未来は交錯し
 今を忘れる自分が居た

 心臓はきしみ
 肺は悲鳴を上げ
 それでも体は「生きようと」していた

 私の心は 生きようとしているだろうか

 私の中の 今は叫ぶことのないもう一人が
 そのとき そっとつぶやいたように思えた

 「何なら…俺が替わろうか?」

 

 ただの風邪だと笑われたけど 私には怖かった
 あのときの 悪魔のささやき一つに
 私は 今でもおびえ続けている


 風邪ひきで中断していた物に追記してみました。
 あいかわらず芯のない詩だよな…

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「自動終焉 ~ソシテ我ラハ再ビ沈ム~ (/0.1)」     2003/04/23+2003/05/02

起:言葉遊び始め
 --------
 我ラハカツテ繁栄ヲ甘受シタ
 
 我ラハ無心ニ働キ続ケ 我ラハ必死ニ考エ続ケ
 ソシテ平凡ナ富ヲ得タ 周リノ犠牲ナド考エズ
 
 彼ラハ無心ニ働キ続ケ 彼ラハ必死ニ考エ続ケ
 我ラノ平凡ハ奪ワレタ 我ラノ犠牲ナド知ラズ
 
 我ラノ終焉ハ彼ラノ始マリニ等シク
 空虚ナ繁栄ハ西カラ東ヘト渡リ歩ク
 
 ソシテ我ラハ再ビ沈ム
 --------
 私が掴んだ 歪曲という名の対称
 私が語った 虚空という名の小話
 私が望んだ 絶望という名の平静
 そして私は 月を得ようと誓った
 
 満たされぬ望みを紛らわそうと
 時の過ぎゆくままに身を任せ
 ただ気持ちいいことばかりを貪っていた
 --------
 目を凝らしても誰一人として見つからず
 自らの手すらも見えず
 呼びかけても誰も答えず
 耳を澄ましても何も聞こえず
 
 「世紀末」の騒ぎが過ぎたころから
 僕の心は
 考えるということを忘れてしまったようだ…



 ええと…日付確認的メモです。
 やる気がなくて全然書き進まないので(苦笑)、とりあえず冒頭のみ書き出してみた次第でして…

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「寒く静かな暗闇に身を任せて」     2003/08/13

 早夏の夜に窓を開け放ち
 紅き惑星を眺めつつ想う
 静かな時を過ごしながら
 暗闇の下に腰を下ろし

 仕事に追われていた時間の
 ほとんどの悩みをふと忘れさり
 遙か遠くにまで想い巡らせ
 しかし考えることは皆浅はかで

 ふと気が付けば手には蛍火
 いつもの癖と苦笑いしつつ
 白く息を吐き出してみれば
 夜空を楽しめなくなったと嘆く

 今日は夜明かし嗜好に耽り
 明日の昼には眠りにつく
 光の漏れるルーズな目隠しと
 音楽を奏でる耳栓を友にして

 今に至るまでずっと
 変わらず続けてきたこと
 それがもし明日にでも
 もう実現できないとしたら

 時々冷や汗をかき飛び起きることも
 目隠しを永遠の闇と思いこみ
 耳栓を永遠の無音と思いこみ
 久遠の迷宮へ入り込んだと思いこみ

 今日の平穏が明日もまたあるだろうか
 昨日の平穏が今日もまたあるだろうか
 明日の平穏が明後日またあるだろうか
 そして昨日は本当に平穏だったのだろうか

 人の心などまるで関することなく
 時のリレーは今日もなお続き
 喧噪と静寂を永遠に繰り返し
 光と闇もまた永遠に繰り返す 


 昼間の就寝時に使っている小物が元ネタ。深いネタじゃない。
 でも、そろそろ耳鼻科に行かなきゃいけないのは確かかも。
 最近どうも調子が宜しくないッポイので…

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「LUXURY JUNKIE」     2003/09/20

The wish of our beginning was small.
It is equal to a little hope which a small child coaxes.

We were peaceful for a while.
The big wish did not suit. However, we have still been satisfied.

Unawares, we are beginning to be addicted to inside free from not knowing.
We have not noticed. No, possibly their eyes were turned away so that it might not notice.

When we had noticed, we had already become "luxury junkie"

He said. "You have to try harder!"
The other he says. "We have the right which is more comfortably useful!"

His voice was her voice. And her voice was also his voice again.

We forced all on how to escape our pain and the others.
We forced pain on them. however, They did their best, without complaining.

The wish of their beginning was small.
It is equal to a little hope which a small child coaxes....


 久しぶりの機械翻訳ネタ。
 書いたかも…と思って見返したけど、書いてなかったらしい。
 あいも変わらず駄作量産中って感じ。
 #(2003/01/04)書いてないと思っていたけど「ソシテ我ラハ再ビ沈ム」に書いてた…(ioi)

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「無駄を愉しむひととき」     2003/11/01

 この世にはたくさんの無駄がある
 無駄は排除されるためにあり
 そして愉しむために存在する
 
 かつては無駄な抵抗と難儀してた事が
 ふとしたきっかけで達成できてしまった時
 無駄な事がけして無駄には終わらないことが
 たまにはあるものなのだと気づかされた
 
 かつては無駄な事だと切り捨てていた事が
 ちょっとしたきっかけで再び必要になることを知った
 
 かつては考えるだけ無駄だと思っていたことが
 ちょっとした発想の転換で生きてくることを知った
 
 それは「無駄」に終わる時もある
 しかし「遠回り」に「成功」を勝ち取る時もある
 
 かつては本当だと信じていたことが
 あっという間に嘘へと変貌した時
 
 かつては最良だと信じていたことが
 あっという間に過去の世界に追いやられた時
 
 かつては最高だと思っていたことが
 あっという間に興味の対象から外れた時
 
 きっとその場では後悔するだろう
 しかしそれは悪いこととは限らないのかもしれない
 
 無駄をなくすために発明は生まれる
 そして無駄を愉しむために趣味が生まれる
 
 それらの間に本質的な違いなど
 はじめから存在してはいない


 会社ネタとかNICOLA病再来ネタとか色々あって書いてみました。
 なんか主義主張を書いただけって感じで詩になっていない点に気づいて憂鬱な気分…

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「ココロが壊れて泣き叫ぶ前に」     2004/04/03

 行き着く先が 地獄しかないわかっていても
 それでも現実から 逃げ出してしまいたくなる時がある

 周囲に迷惑をかけるとわかっていても
 自分の失態どうにもとめられない時がある

 人が涙もろくなるのに 大事なんて必要ない
 小さな躓きさえも 引き金には十分

 すでに久しく忘れていたはずの涙も
 ほんのささいなきっかけ
 堰を切ったように流れ出す

 そんなときは決して我慢せず
 素直に静かに 泣いてしまおう
 心が壊れて 泣き叫んでしまう前に


 「最近、もー何をやってもダメダメなんだよ」って状態なので、あえて書いてみました。
 今はとにかく涙もろくてねぇ…ピッチでセンテンスを叩くときでさえもキていたので…

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「文字配列は文化を変える」     2004/06/05

 日頃何気なく使っている 文字盤面の並びが
 言葉尻と言葉の質を 大きく変質させている

 子音頼りの配列は 日常的に母音を欠落させ
 シフト頼りの配列は アンシフトの文字のみが重用される

 交互打鍵の呪縛を選べど 同時打鍵の呪縛を選べど
 いずれにせよ カナはすべてが平等な立場ではない

 たとえ4世紀先には文字盤面が消滅していようとも
 今この瞬間には間違いなく それが使われているのだ

 人の想いを文字に変換すること その重要性は
 すでに多くの人や資料が物語っているのである

 文字に変える課程の中で、文字盤面の使い心地が
 いったい どれほどの影響を与えるのだろうかと
 考え巡らせるるだけでも 頭が痛くなってしまう
 はたして 今のままで 本当によいのだろうかと

 界面の違いは言葉の違いに留まらず
 誤字や脱字 文の流れにまでも及ぶ
 未来の人が今の文を見て 果たして
 どれほど落胆し 嘆き悲しむことか

 今からでも遅くはないし むしろ
 今だからこそ考え直すべきなのだ
 本当に今のままでいるべきなのか
 本当はこのままではいけないのか

 人は常に楽をしようとするもの
 指はいつしか言葉を変質させる
 自ら望む変質でなければ尚更に
 この事に注視すべきではないか


 数多とある文字配列を全て試すことなど到底出来る事ではないので、とりあえずNICOLAと飛鳥だけにあたりを付けて試してみました…そこで気になった ことを吐き出した次第で。
 もう一つは携帯電話用の配列も気になって…実際、これの頭の部分もまた携帯で打っています。
 ってゆーか、これは詩じゃないな…ダメじゃん。
 とにかく言えることは…「発音入力(ローマ字入力)は文字入力用としてはあまり適切ではない」って事ですな。
 [2005/01/05]あるいは、ローマ字入力は外用として使い続け て、飛鳥かな配列をプライベート環境用に使うという手がありますな…ってゆーか、今日的にはこの案の方がお勧め(旧JISカナ入力と飛鳥カナ配列は併用し づらいのですが、ローマ字入力と飛鳥カナ配列は併用可能ですので、意外とお勧めです)。

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「音楽で遮る生活からの解放」     2004/07/20

 街の雑音を 音楽で遮りながら歩む
 雑音は私を焦らせる かすかな物音さえも

 私はいつから静かな事を好み
 そして臆病になったのだろうか

 いつしか私は 街の雑踏を進むためだけに
 「それ」を必要とするようになっていた

 私は望んで 耳を覆いたい訳ではないのに
 私の耳は とうの昔に悲鳴を上げ始めていた

 街中に溢れる 刺激的な雑音を前にして
 私は「そこにいる」だけでも 疲れ果ててしまう

 耳をふさがず 歩む努力をしようにも
 周りはいつも ヒステリックなノイズが溢れ
 ほんの数分さえも 我慢出来やしない

 いつか耐えきれずに 騒ぎ出してしまうかも
 そんな不安を前にして またすぐに耳を塞ぐ
 最近はいつも こんな調子ばかり

 私にとっての外の音楽は 娯楽ではなく
 心を奮い立たせるものでもなく
 ただ単に音の壁としているだけのもの

 歌詞の意味すらかみ砕こうとせずに
 ただ聴き心地の良いモノのみを聴いていた
 そんなスタイルが災いしたのかもと
 今更思い直しても変わりはしない

 急ぎ生きる事さえやめてしまえば
 今すぐにでもこんな悩みは無くなる
 なかなかそうする勇気など無いけれど
 ゆっくりと 変えていこうと思う

 もう一度 音楽を楽しむ日が来るまで


 音楽…というかオーディオ絡みに置き換えて何となく弱音を吐いてみたくなったので書いてみましたが…何を書きたかったのかまるで解らずじまいですな(苦 笑)。

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 とりあえず、今のところはここまでです。

 それでは、次の更新日まで、さよ~なら~。

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このページも、他のページ同様にリンクフリーかつリユースフリーです。
 お使い頂けるようなセンテンスがあるならば、適当に使っていただいてかまいません。
 但し、「詩」という性質上、そのまま丸ごとコピーすることはおすすめできません。
 (指紋や声紋同様、文体やスタイルにも人それぞれの癖がありますので....)


 ま、よーするに「とりあえずはフリー」なんです。
 いざとなったら「ご一報いただけるとうれしい」のは間違いないですけどね。


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