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- グラフの作成
- Excel(エクセル)では、シートに入力されたデータから簡単にグラフを作成できます。
- エクセルでのグラフの作成手順および各要素の変更・修正方法などを間違いなく簡単に実行できる方法として、グラフツールバーからの操作方法で主に説明しています。
- 見た目が楽しくなるような絵を利用した、ひと味違ったグラフをエクセルで作成する方法も説明しています。
- このページはかなり長いものになってしまいました。見やすく分割しましたので、
こちら→ Excel(エクセル)基本講座:グラフの作成方法:目次 もご利用ください。
- Excel2007以降ではリボンでの操作になっています。以下のページをご覧ください。
- エクセルで最も簡単にグラフを作成するには、グラフにするセル範囲を選択後、[F11]キーを押すとグラフシートにグラフが自動で作成されます。
- ここでは、グラフ作成ウィザードを使う方法を説明します。
- 【練習】下表のデータをグラフ化します。
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B |
C |
D |
E |
2 |
各支店別売上高(円) |
3 |
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福岡支店 |
宮崎支店 |
鹿児島支店 |
4 |
10月 |
12,000,000 |
6,500,000 |
8,900,000 |
5 |
11月 |
13,500,000 |
7,200,000 |
8,200,000 |
6 |
12月 |
14,800,000 |
7,700,000 |
9,200,000 |
7 |
1月 |
11,000,000 |
6,420,000 |
8,120,000 |
8 |
2月 |
9,820,000 |
5,870,000 |
7,580,000 |
9 |
3月 |
10,800,000 |
7,700,000 |
8,800,000 |
10 |
合計 |
71,920,000 |
41,390,000 |
50,800,000 |
- グラフにするデータ範囲、B3:E9を範囲選択します。
(注)項目行(3行目)や項目列(B列)を含めて選択します。
- [グラフ ウィザード]ボタンをクリックします。
- 「グラフウィザード 1/4 グラフの種類」でグラフの種類を選択します。
- 「標準」タブを選択します。
- グラフの種類:「縦棒」を選択。
- 形状:「集合縦棒」を選択。
- [次へ]をクリックします。
- (参考)「サンプルを表示する」ボタンを押し続けている間、サンプルが表示されますので、自分の意図したグラフであるか確認できます。
- 「グラフウィザード 2/4 グラフの元データ」の設定
- 「データ範囲」タブを選択します。
- データ範囲:シートで選択していた範囲が間違っていたらここで修正します。
- 系列:行/列を設定します
項目行と項目列とで数が多い方が系列として選択されるので、意図したものと異なる場合は、系列を変更します。
- 系列に「列」を選択した場合
- 系列に「行」を選択した場合
- 「グラフウィザード 3/4 グラフ オプション」の設定
- 「タイトルとラベル」タブでタイトル等を入力します。
- タイトル:「支店別売上高」
- X/項目軸:「月」
- Y/数値軸:「売上高(円)」
(右のプレビューにそれぞれ入力した文字列が表示されます)
- 「グラフウィザード 4/4 グラフの作成場所」の設定
グラフを「新しいシート」に作成するか、今のシートに「オブジェクト」として作成するか選択します。
- 今回は「オブジェクト」を選択しました。
- 「完了」ボタンをクリックするとグラフが作成されます。
- 修正の方法は色々ありますが、グラフツールバーを使用する方法で説明します。
- グラフツールバー
- グラフツールバーはグラフを選択すると表示されます。
- 表示されない場合は[表示]→[ツールバー]→[グラフ]をクリックすると表示されます。
- 【基本操作】
- 修正したい場所をクリックして選択します。
- グラフツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
- 表示される[書式設定]ダイアログで設定を変更します。
(なお、修正したい場所をダブルクリックして、[書式設定]ダイアログを表示することもできます。)
[A]数値軸ラベルの修正 Topへ
- 数値軸のラベルは「グラフウィザード 3/4 グラフ オプション」で設定できます。
未設定の場合は以下の手順で入力します。
- グラフを選択します。
- メニューバーの[グラフ]→[グラフのオプション]を選択します。
- 「グラフウィザード 3/4 グラフ オプション」ダイアログが表示されるので該当箇所に入力します。
- 数値軸のラベルを修正します。
- 修正する数値軸ラベルを選択します。
- グラフツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
- 「軸ラベルの書式設定」ダイアログの「配置」タブを選択します。
- 「方向」で「縦」を選択します。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- 以下のようになります。
[B]数値軸の目盛りの修正 Topへ
- 数値軸の目盛りを修正します。
- 数値軸をクリックして選択します。数値軸に四角のマークが表示されます。
- ツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
- 「軸の書式設定」ダイアログの「目盛」タブを選択します。
- 表示単位で「百万」を選択します。
「表示単位のラベルをグラフに表示する」のチェックをはずします。
- [OK]をクリックします。
- 以下のようになります。
[C] 文字列の修正 Topへ
- 数値軸のタイトルの文字列を修正します。
- 数値軸のタイトルをクリックして選択します。(四角で選択されます)
- 修正する箇所でクリックします。(マウスポインターが「I」に変わります)
- カーソルが表示され文字の修正が可能になります。
- 修正後の状況
- 棒グラフと折れ線グラフを同じグラフに作成する方法です。
- 【練習問題】福岡支店〜鹿児島支店の売上高を棒グラフで、合計を折れ線グラフで表示しなさい。
-
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B |
C |
D |
E |
F |
2 |
各支店別売上高(円) |
3 |
|
福岡支店 |
宮崎支店 |
鹿児島支店 |
合計 |
4 |
10月 |
12,000,000 |
6,500,000 |
8,900,000 |
27,400,000 |
5 |
11月 |
13,500,000 |
7,200,000 |
8,200,000 |
28,900,000 |
6 |
12月 |
14,800,000 |
7,700,000 |
9,200,000 |
31,700,000 |
7 |
1月 |
11,000,000 |
6,420,000 |
8,120,000 |
25,540,000 |
8 |
2月 |
9,820,000 |
5,870,000 |
7,580,000 |
23,270,000 |
9 |
3月 |
10,800,000 |
7,700,000 |
8,800,000 |
27,300,000 |
10 |
合計 |
71,920,000 |
41,390,000 |
50,800,000 |
164,110,000 |
- 【解答例】
- B3:F9を範囲選択し、グラフウィザードを使って棒グラフを作成します。
(凡例は表示していません)
- 合計の系列をクリックして選択します。
- グラフの種類ボタンから「折れ線グラフ」を選択します。
- 「合計」が折れ線グラフに変更されます。
- 支社の売上高と合計では数値の桁数が異なるので、合計の軸を第2軸に変更します。
合計の系列を選択して、[書式設定]ボタンをクリックします。
- 「軸」タブを選択し、第2軸を選択します。
- 第2軸の目盛を選択し、「書式の設定」ボタンをクリックします。
「目盛」タブの表示単位を百万に変更し、表示するのチェックをはずします。
- [グラフ]→[グラフのオプション]の「タイトルとラベル」タブで「Y/第2数値軸」のラベルを入力します。
- 第2数値軸ラベルを選択し、「書式の設定」ボタンで表示されるの配置を縦書きにします。
- 完成です
- 凡例の表示/非表示、表示位置を設定します。
- グラフに凡例が表示されている場合
凡例をクリックして選択します。(凡例が四角で囲まれます)
- グラフに凡例が表示されていない場合
グラフツールバーの[凡例]ボタンをクリックすると表示されます。
- グラフツールバーの【書式設定】ボタンをクリックします。
【位置】タブを選択します。
- それぞれ選択位置に凡例が表示されます。
凡例の大きさや、位置によってグラフの大きさが変化しますので、グラフエリアの大きさを変更する必要があります。
- 同様にパターン・フォントの修正もできます。(省略します)
[A] カラーリファレンスを使う方法
- 10月〜1月のデータをグラフ化した後、データ範囲を3月まで広げる例で説明します。
- グラフエリアをクリックするとシート内に選択範囲が青色で囲まれています。
- 青枠の右下コーナー部をドラッグして選択範囲を広げます。
- 2月、3月分のデータがグラフに含まれました。
- なお、(2)から(1)へは青枠の範囲を狭くすれば良い。
[B] コピー&ペーストでの方法 Topへ
- シート上で2月と3月のデータ範囲を選択し、コピーボタンをクリックします。
- グラフを選択し、貼り付けボタンをクリックします。
[C] ドラッグ&ドロップでの方法 Topへ
- シート上で2月と3月のデータ範囲を選択します。
- 選択範囲の枠線上(マウスポインタが十字矢印の状態)から、グラフエリアへドラッグして、ドロップします。
【A-1】 背景に写真を使う
- グラフエリアに写真を入れます。
- グラフエリアを選択し、[書式設定]ボタンをクリックする。
- 「パターン」タブの[塗りつぶし効果]を選択する。
- 「図」タブの[図の選択]をクリックする。
- 使用する写真を選択する。
- グラフエリアに写真が入りました。
- プロットエリアを透明にします。
- プロットエリアをクリックして選択する。
- グラフツールバーの[書式設定]ボタンをクリックする。
- 「パターン」タブの「領域」の「なし」を選択する。
- プロットエリアが透明になります
- グラフ要素に絵を使用します。
- グラフ要素を選択します。
- グラフツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
または、メニューバーの[書式]→[選択したデータ系列]を選択します。
- 「パターン」タブの[塗りつぶし効果]を選択します。
- 「塗りつぶし効果」ダイアログで、[図の選択]ボタンをクリックします。
使用する図を指定します。
- 「塗りつぶし効果」ダイアログの、『積み重ね』にチェックを入れます。
[OK]ボタンをクリックします。
- 各グラフ要素で繰り返して設定します。
絵グラフができました。
- グラフ要素の一部分だけを変更します。
- グラフ要素をクリックして選択する。
(系列すべてが選択される)
- もう一度グラフ要素をクリックする。
(1つの要素のみが選択される)
- グラフツールバーの[書式設定]ボタンをクリックする。
- 「パターン」タブの「領域」の「色」を選択する。
- 1本だけ色が変わりました。
- 折れ線グラフを滑らかな曲線にします。
- 折れ線を選択します。
- ツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
または、
メニューバーの[書式]→[選択したデータ系列]を選択します。
- 「データ系列の書式設定」ダイアログで、「パターン」タブを選択します。
『スムージング』にチェックを入れます。
- 青の折れ線が滑らかになりました。
- 棒グラフの棒の太さを変更します。
- データ系列(棒)を選択します。
- ツールバーの[書式設定]ボタンをクリックします。
または、
メニューバーの[書式]→[選択したデータ系列]を選択します。
- 「データ系列の書式設定」ダイアログで、「オプション」タブを選択します。
『棒の間隔』を小さな値にします。下は『50』にしました。
- 変更前
変更後
- 円グラフの一部を切り離します。
- 切り離したい部分を2回クリックし、選択します(外周に黒いハンドルが付きます)。
- 選択した部分を外側へドラッグして、移動します。
- グラフ化する元データに空白やゼロ値が含まれていると折れ線が途切れたり、ゼロ値までプロットされてしまうことがあります。
空白を補完する
- 品目3の売上金額(B4)が空白になっています。
- グラフを選択します。
- メニューバーのツール→オプションを選択します。
「グラフ」タブを選択し、『補完してプロットする』にチェックを入れます。
- 下のように、折れ線がつながります。
ゼロ値を無視する
- 品目3の売上金額(B4)が「0」になっています。
- データの方を変更します。
B4に『=NA()』と入力して「#N/A」を返すようにします。
- #N/A は無視して、折れ線が作成されます。
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