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複数の範囲や文字列を結合するTEXTJOIN関数の使い方
2022/10/02
複数の範囲や文字列を結合します。
テキスト ジョイン
=TEXTJOIN(区切り文字,空のセルを無視,文字列1,[文字列2],・・・)
- 従来からあるCONCATENATE関数ではセル範囲での指定(A1:A3のような指定)ができませんでしたが、TEXTJOIN関数では複数のセル範囲の指定が可能になっています。
TEXTJOIN関数では文字列を結合するときに区切り文字を指定することができます。
また、TEXTJOIN関数では空セルが含まれる場合、空のセルを無視するときはTRUE(または1)と指定します。無視しないときはFALSE(または0)を指定します。
- なお、この関数が使用できるExcelのバージョンではCONCATENATE関数はCONCAT関数に変更されます。
下位バージョンとの互換のためCONCATENATE関数も引き続き利用できます。
- TEXTJOIN関数はExcel2019,Excel for Microsoft 365 で使用することができます。
- なお、区切り文字で文字列を分割する関数 TEXTSPLIT関数 はExcel for Microsoft 365 で使用することができるようになりました。(2022/9/2に確認しました)
【使用例】
- 区切り文字にハイフン"-" を使い、空セルは無視する例です。
=TEXTJOIN("-",TRUE,A1:B3)
B2セルは空欄なので無視されています。また0個の文字列 "" も同様に無視されるようです。
- 区切り文字にハイフン"-" を使い、空セルを無視しない例です。
=TEXTJOIN("-",FALSE,A1:B3)
B2セルは空ですが、無視しないのでA2の後ろに区切り文字のハイフンが2個並んでいるのが上と異なるところです。上の例のTRUEではハイフンは1個です。
- 区切り文字をセルで個別に指定する例
A5:C5セルに区切り文字を入力して、TEXTJOIN関数でそのセル範囲を指定します。
=TEXTJOIN(A5:C5,TRUE,A1:C3)
区切り文字が順番に変わっているのがわかります。
上記は列数と区切り文字の種類が同じ3個ですので違和感はないのですが、区切り文字が2種類だと下図のようになります。
- 結果として文字列が32767文字 (セルの上限) を超えると、#VALUE! エラーを返します。
これを確認するために A7セルに =REPT("A",32767) と入力して、 =TEXTJOIN("",TRUE,A7:A8) とすると結果は表示されました。
A8セルに1文字"B" と入力すると上限の32767文字を超えるので、 #VALUE! エラーとなるのが確認できました。
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