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- データの抽出(FILTER関数とフィルター機能)
更新:2024/5/17;作成:2011/10/29
- Excel for Microsoft365,Excel2021ではFILTER関数でデータ抽出ができるようになりましたので、FILTER関数を使ったの方法を追記しています。
- 問題1:B2:H21に売上表があります。担当者が「岡田」と「上村」のデータをB25セル以降に書き出しなさい。
なお、この操作はフィルターで抽出して、コピー&貼り付けするものとします。 問題1の解答
- 問題2:売上表から「型番」に「W」を含むデータをフィルターを使って抽出しなさい。 問題2の解答
- 問題3:売上表から[担当者」が「岡田」で「売上金額」が「平均値より下」のデータをフィルターを使って抽出しなさい。 問題3の解答
- 問題4:H21セルに売上金額の合計を計算しています。
2006/3/1〜2006/4/30のデータをフィルター機能で抽出します。
表示されているデータの合計を表示するように数式を入力しなさい。 問題4の解答
- 問題5:4月と5月のデータをSheet2に取り出しなさい。 問題5の解答
-
|
B |
C |
D |
E |
F |
G |
H |
2 |
伝票 |
日付 |
担当者 |
型番 |
単価 |
数量 |
売上金額 |
3 |
1001 |
2024/1/1 |
岡田 |
A-001B |
5,000 |
15 |
75,000 |
4 |
1002 |
2024/1/1 |
上村 |
A-001W |
5,000 |
22 |
110,000 |
5 |
1003 |
2024/1/1 |
相沢 |
C-105W |
8,000 |
14 |
112,000 |
6 |
1004 |
2024/2/1 |
井上 |
B-022B |
6,000 |
24 |
144,000 |
7 |
1005 |
2024/2/1 |
相沢 |
A-001B |
5,000 |
15 |
75,000 |
8 |
1006 |
2024/2/1 |
岡田 |
A-001W |
5,000 |
12 |
60,000 |
9 |
1007 |
2024/3/1 |
上村 |
B-022B |
6,000 |
13 |
78,000 |
10 |
1008 |
2024/3/1 |
岡田 |
C-105B |
8,000 |
12 |
96,000 |
11 |
1009 |
2024/3/1 |
相沢 |
A-001W |
5,000 |
16 |
80,000 |
12 |
1010 |
2024/4/1 |
上村 |
B-033W |
7,000 |
14 |
98,000 |
13 |
1011 |
2024/4/1 |
相沢 |
C-105B |
8,000 |
24 |
192,000 |
14 |
1012 |
2024/4/1 |
岡田 |
B-033W |
7,000 |
22 |
154,000 |
15 |
1013 |
2024/5/1 |
井上 |
A-001B |
5,000 |
13 |
65,000 |
16 |
1014 |
2024/5/1 |
上村 |
C-105W |
8,000 |
23 |
184,000 |
17 |
1015 |
2024/5/1 |
井上 |
B-033W |
7,000 |
14 |
98,000 |
18 |
1016 |
2024/6/1 |
岡田 |
C-105B |
8,000 |
18 |
144,000 |
19 |
1017 |
2024/6/1 |
相沢 |
B-022B |
6,000 |
19 |
114,000 |
20 |
|
|
|
|
|
|
|
21 |
|
合計 |
|
|
|
|
1,879,000 |
- 問題1:B2:H21に売上表があります。担当者が「岡田」と「上村」のデータをB25セル以降に書き出しなさい。
なお、この操作はフィルターで抽出して、コピー&貼り付けするものとします。
Filter関数を使う
- 問題とはちょっと異なる操作方法になりますが、せっかく、関数で処理できるようになったので追加しました。
- Excel for Microsoft365、Excel2021ではFILTER関数が使えるようになりました。
FILTER関数の詳細な使い方は FILTER関数でデータを抽出する をご覧ください。
- B25:H25にデータのタイトル行をコピーします。
B26セルに =FILTER(B3:H19,(D3:D19="岡田")+(D3:D19="上村")) と入力します。
フィルター機能の操作手順
- データ範囲B2:H19を選択します。
なお、データ範囲の周囲の列や行が空欄でExcelがデータ範囲を自動で認識できる状態であるなら、データ範囲内のセルを選択しているだけでOKです。
- データリスト内のセルを1つ選択して、[Ctrl]+[Shift]+[*]キーで選択される範囲がExcelが認識しているデータ範囲となります。
- [データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]を実行します。
- D列の列見出し(フィールド名)「担当者」の右の[▼]ボタンをクリックします。
リストの「岡田」と「上村」にチェックが入った状態にします。
[OK]ボタンをクリックします。
- 該当データが抽出されました。
抽出されたデータ(B2:H18)を選択します。
- [ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[コピー]をクリックします。
- キーボードで操作する場合、ショートカットキーは[Ctrl]+[C]です。
- 貼り付け先のB25セルを選択します。 ちなみに、コピー元は破線で点滅しています。
- [ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[貼り付け]をクリックします。
- キーボードで操作する場合、ショートカットキーは[Ctrl]+[V]です。
- 抽出データのコピーがB25セル以降に貼り付けられました。
- 現在のフィルターを解除する場合は、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルターのクリア]を実行します。
- フィルターをすべて解除する場合は、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]をクリックします。
- 問題2:売上表から「型番」に「W」を含むデータをフィルターを使って抽出しなさい。
Filter関数を使う
- Excel for Microsoft365、Excel2021ではFILTER関数が使えるようになりました。
FILTER関数の詳細な使い方は FILTER関数でデータを抽出する をご覧ください。
- B25:H25にデータのタイトル行をコピーします。
B26セルに =FILTER(B3:H19,IFERROR(FIND("W",E3:E19),0)) と入力します。
FIND関数でエラーが出たときに対処するために、IFERROR関数と組み合わせます。
テキスト フィルターを使う
- データ範囲B2:H19を選択します。
- [データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]を実行します。
- E列の列見出し(フィールド名)「型番」の右の[▼]フィルターボタンをクリックします。
[テキスト フィルター]→[指定の値を含む]を実行します。
- カスタム オートフィルタ ダイアログボックスが開きます。
左の欄を「を含む」が表示されています。
右の欄に「W」と入力し、 [OK]ボタンをクリックします。
- 型番に W を含むデータを抽出できました。
- フィルターを解除します。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルターのクリア]を実行します。
検索を使う
- データ範囲B2:H19を選択します。
- [データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]を実行します。
- E列の列見出し(フィールド名)「型番」の右の[▼]ボタンをクリックします。
検索ボックスに *W* とワイルドカード文字を使って入力します。
- 問題が ”「型番」に「W」を含むデータを抽出する” となっているので、検索する文字の前後に *(アスタリスク)を付けています。
[OK]ボタンをクリックします。
- 型番にWを含むデータを抽出できました。
- 問題3:売上表から[担当者」が「岡田」で「売上金額」が「平均値より下」のデータをフィルターを使って抽出しなさい。
Filter関数を使う
- Excel for Microsoft365、Excel2021ではFILTER関数が使えるようになりました。
FILTER関数の詳細な使い方は FILTER関数でデータを抽出する をご覧ください。
- B25:H25にデータのタイトル行をコピーします。
B26セルに =FILTER(B3:H19,(D3:D19="岡田")*(H3:H19<AVERAGE(H3:H19))) と入力します。
フィルターの操作手順
- データ範囲B2:H19を選択します。
- [データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]を実行します。
- まず、「岡田」のデータを抽出します。
D列の列見出し(フィールド名)「担当者」の右の[▼]ボタンをクリックします。
リストの「岡田」にチェックが入った状態にします。
[OK]ボタンをクリックします。
- 次いで、「売上金額」が「平均値より下」のデータを抽出します。
H列の列見出し(フィールド名)「売上金額」の右の[▼]ボタンをクリックします。
[数値フィルター]→[平均より下]を選択します。
- データを抽出できました。
- 解答:H21セルに =SUBTOTAL(9,H3:H19) と入力します。
オートフィルターでデータの抽出をしますので、=SUBTOTAL(109,H3:H19) としてもOKです。
フィルターで日付を抽出する操作手順
- H21セルに =SUBTOTAL(9,H3:H19) と入力します。
- データ範囲B2:H19を選択します。
- [データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]を実行します。
- C列の列見出し(フィールド名)「日付」の右の[▼]ボタンをクリックします。
日付の月毎のリストで3月と4月にチェックを入れます。
[OK]ボタンをクリックします。
- 3月と4月のデータが抽出できました。
H21セルには表示されているデータ(抽出されたデータ)の合計が表示されています。
日付 フィルターを使う
- 「日付フィルター」→「指定の範囲内」を選択します。
- カスタム オートフィルター が表示されます。
2024/3/1 以降
2024/4/30 以前
と指定して、[OK]ボタンをクリックします。
- 3月と4月のデータが抽出できました。
H21セルには表示されているデータ(抽出されたデータ)の合計が表示されています。
- ここでは、FILTER関数でデータを抽出する例を示します。
- Sheet2に見出し行をコピーします。
- B3セルに
=FILTER(Sheet1!B3:H19,
(MONTH(Sheet1!C3:C19)=4)+(MONTH(Sheet1!C3:C19)=5))
と入力します。
- または、
=FILTER(Sheet1!B3:H19,
(TEXT(Sheet1!C3:C19,"m")="4")+(TEXT(Sheet1!C3:C19,"m")="5"))
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