私の治療日記

<<<H12/6月〜12月>>>

                                        

<H12・6月 初めての産婦人科>

“どうしよう・・・”と悩みながらも足が向かなかった産婦人科。
初めて行った後の感想は“何だ・・・もっと早く罹っていれば良かった〜”。『内診』がどういうものなのかわからない恐怖はあったけど、待合室の方々は平然としている。。。 “そうだよね、みんなもこの一瞬を乗り越えてきたんだよね!”・・・そう思ったら肩の力が抜けたのでした。苦痛がなかった、と言えばウソになるけど(^^;)。
初日は排卵が近そうと言われ、来月の生理の後に卵管造影から始めましょう、と言うことに。とりあえず、基礎体温表からすると排卵に問題はないようだった。

<H12・7月 卵管造影検査&精液検査&タイミング指導>

生理から9日目に受診,この日は*卵管造影の検査を受けた。痛いらしい・・・とネットで情報を得ていただけにかなり緊張してしまった。
レントゲンの台に乗って消毒、膣鏡挿入・・・・これだけで痛かった〜!
さらに造影剤を注入すると下腹部を鈍痛が襲ってきた・・・。造影剤の通りは良かったようでそれ以上の痛みは感じることなく終了。

翌日、旦那の分身君達をブラの胸元に納めて病院へ。腹部のレントゲン写真を撮った。
やはり卵管の詰まりなどはみられないとのこと。でも・・・?
子宮の形がハート型になっている=子宮奇形(双角子宮)だった。子宮内に壁があるとかではなく、形だけの問題だから妊娠することにはさほど影響は無い、と説明をしてもらったけど。。。すっご〜くショック(☆_◎;)!「流産しやすいこともあるから憶えててね」と先生。その程度で良いのかな・・・?
そして初めてタイミング指導を受けた。おりものの量や卵胞の大きさから夫婦関係をもつタイミング=日にちを教えて貰うのだ。卵胞が成長してきているのをエコーで確認して、排卵の頃に*HCG1万単位をお尻(または肩)に筋肉注射してもらう。HCGは注射後24時間から36時間ほどで排卵させる作用があるらしい。
これでタイミングはO・Kのはず。
さらに1週間後、HCG5千単位の注射を追加する。黄体機能維持が目的らしい。だんなの精液検査では問題なしと言われ、男性はストレスの無い生活が一番と言われた。

*卵管造影検査=レントゲン室で行われる検査。通常は内診時のような姿勢から、子宮内に向かって造影剤を入れてレントゲンの透視下で観察をする。子宮の形態や卵管に流れていく様子で閉塞の有無がわかる。

*HCG=胎盤性性腺刺激ホルモンのこと。黄体形成作用・黄体刺激作用・卵胞刺激作用が あり、黄体機能を回復し機能維持作用がある。つまり、排卵に必要な黄体形成ホルモンにとてもよく似ているので、急激なホルモン値の上昇により排卵を起こすことが出来、高温期中の機能を維持させる作用がある。



<H12・8月 妊娠だったかも!?事件

生理予定日より1週間も早く生理を迎えていた。病院受診とかでストレスがかかったかな〜? と、さほど気にしていなかったけれど、5日目を迎えても終わる気配がない! 
日に日に出血量が増えていくし、基礎体温が微熱になっていた。
何故???
7日目の頃には全身倦怠感に襲われ、貧血になりそうなイヤな気分。不安になって病院へ行くことにした。「極初期の流産か子宮外妊娠」とのこと。。。???
血中の*HCGを調べてもらったが、妊娠の傾向は見られなかった。「普通の生理と一緒だと思ってくれていいからね。そのうち止まるよ。」と言われて帰宅した。
それから出血は徐々に少なくなって、2週間後に止まった。

それにしても妊娠だったのかな・・・・?
真夏の暑さに耐え切れなくてエアコンをガンガンかけてたもんね・・・。
ヒ〜ンヤリと冷えた映画館に行っちゃったもんね・・・。
夏祭りでビールも飲みまくっちゃったもんね・・・。
赤ちゃん、いたの?かな・・・(;_:)。

*HCG=本来妊娠すると出るホルモン「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」を調べることで、妊娠しているかどうかがわかる。なので、妊娠していれば数値が上がっていることになる。

<H12・10月 子宮内ポリープ発覚

夏の出血騒動からやっと立ち直って病院に罹った。
いきなり内診のエコーで子宮内に*ポリープがあることを指摘された!私の場合は頚部ではなく子宮内にあるので、ちょっとつまむ程度では済まないらしい。ポリープがあっても妊娠は出来ると思われるが、着床の妨げになるから摘出する方が良いと言われた。それにポリープだとは思うけど、悪性かどうかも調べる必要があるし、放っておくと、どんどんキノコの房状に大きくなると言う・・・。
タイミング指導もそこそこに、*掻爬で行う除去術の説明を受けた。来月の生理が来たら予約を取るように言われたが・・・
“来ないかもしれないじゃん。。。”ちょっとひねくれ者\(--;)

*ポリープ=腫瘍のような出来物のこと。良性が多い。
*掻爬=いわゆる中絶の時に行われるような子宮内容物除去手術のこと。

<H12・11月 子宮鏡&掻爬手術 1泊入院

願いむなしく予定通りにヤツはやってきた。仕方なく病院に予約を入れ、生理から7日目に行くことにした。

入院当日、14時に病院に入った。簡単にオリエンテーションを受け、あとは処置待ち。前日から入院するのは、子宮内を広げる為に『ラミナリア』という海綿体様の物を入れなくてはいけないから。先生は忙しかったらしく、21時の消灯を過ぎてから処置室に呼ばれた。とーっても痛い!と聞いていたのでかなり緊張-☆ 
そして案の定・・・痛かった〜!!でもそれは処置のために挿入した器具の痛みだったようで、終わってみたら何だか平気な気がした。坐薬を勧められたけど、我慢できそうなので病室に戻った。でも、甘かった・・・(××;)。
いつもより何時間も早い就寝。寝ようと思っても寝れるもんじゃ〜ない! それに、だんだん生理痛のようなお腹の奥でドーンと鈍い痛みを感じてきて、断続的に強くなるので気になって仕方がなかった。
何よりも精神的に落ち着かなかった。「掻爬」って言葉がどーも気に入らない!
何で妊娠したい私が「掻爬」なの!? 頭の中で悔しさと情けなさが交差して、涙を流しながらいつの間にか眠った・・・。

翌日は禁飲食。何も食べても飲んでもいけないのだ。
喉が渇く・・・コーヒーが飲みた〜い〜o(><*)o o(*><)o!!
“帰りに美味しいケーキを絶対に買って帰ろう!”
それだけで頑張れる気がした、単純。。。

9時。処置室に呼ばれて、素っ裸になり術衣のみまとう。点滴を始める。夕べ眠れなかったせいか、まだ眠かったので一眠り。
しばらくして肩に注射を打たれた。これは『前投薬』と言って、緊張の緩和や副交感神経を抑制する作用がある。なのでさらに喉が渇く。さらに眠くなる・・・・。
薬が効いてきた頃、トイレに行くように言われた。“もうフラフラだって言うのに・・・!?注射する前に言ってよ!”ちょっとご機嫌が斜めになってしまった。

その後歩いて手術室へ。内診台と同じような台に上がった。けど、手も足もベルトで固定されて何だか怖かった〜。*静脈麻酔で眠らされちゃうら、転落防止のためには仕方ないことだけど。消毒をして子宮鏡を挿入すると、自分の子宮の中が見えた。
ピンクがかっていて“思ったよりキレイ”なんて思っていたらすぐにポリープが見えた。あったんだ、ホントに。卵管の入り口に比べると数十倍も大きい。15ミリくらいらしいけど、子宮内では確かに邪魔者に見えた。“これで妊娠に近づくかな・・・”そう思いながら静脈麻酔で夢の中へ・・・。

痛みを感じることなく終了したらしい。4時間以上は眠っていたようだ。目が醒めるとお股の間に違和感があった。。。
尿道カテーテルが入っていた・・・Σ( ̄ロ ̄lll)?? 説明しておいてくれよ〜!!と、ちょっとムカついた。。
でも、もう良いや〜、旦那が迎えに来てくれてるし、早く帰りたい!ケーキ食べたい!

*静脈麻酔=静脈内から鎮静作用の強い薬を注入することで入眠をさせ、眠った状態の麻酔。覚醒後は普通に過ごせるが、眠気が強く残る。

<H12・12月 病院お休み>

病院はお休みにした。正直、色々続いて病院がイヤになってしまっていた。アルコールを飲む機会も多いし、自己流タイミングのみで頑張ることにした。