まずは自分の体のサイクルを知るために、ちょっと面倒ではあるけれど

基礎体温を付けてみましょう。

測定の仕方

前夜のうちに、枕元に婦人体温計を手の届くところに置いて就寝しましょう。

翌朝目覚めたら、起き出す前に婦人体温計を使って測定します。

口腔内の舌下に挿入し、5分間が基本です。

出来るだけ測定の時間は毎朝同じ時刻にすると良いでしょう。

1時間前後の差は支障ないようですが、いつもと違う環境の測定になったら、ひと言書き記しておきましょう。

ワンポイントアドバイス

・最近はデジタルで記憶も可能なモノや、音で測定終了を知らせるモノがありますから、それを使うと便利でしょうね。                                   

・睡眠時間が極端に短いと参考値にならないこともあるので、5〜6時間の睡眠はとって測るようにしましょう。                                    

・巷ではお酒を飲み過ぎた翌日は高くなりやすい・・・という話もあります。ちなみに私の場合、早起きしたときは低め、遅く起きたときは高めの傾向かな〜。

基礎体温からわかること

生理開始日から低温期1日目と数えます。

時々、体温が高いまま生理が来てしまうこともありますが、この時は本格的に生理が始まった日を1日目とすると良いのではないでしょうか?徐々に体温は低下の傾向を辿ります。

排卵日を過ぎると高温期に入ります。高温期の周期は概ね14日前後とされています。

2〜3周期分付けてみると、自分の体のサイクルが見えてくるでしょう。
生理が何日周期でくるのか、低温期と高温期は何日間あるのか、排卵日がいつ頃なのか、等です。

ワンポイントアドバイス

・一般に基礎体温表に理想的な2相曲線モデルが描かれていると思いますが、それが絶対的に正しいとは思わないで下さいね。自分には排卵日があるのかわからない・・・・と思っても、案外、婦人科の先生に見せると見当がつくこともあるのです。                   

・よく「ガクンと下がってから2〜3日が排卵」って聞きますが、それがわかりにくくて困っちゃうんですよね。この時の高低差は0.3度以上くらいで良いようです。         

・一気に高温期に入らなくても徐々に上がっていく場合、その間に排卵していたり、上がりきったところで排卵したりするもののようです。「いつだろう?」とあまり神経質になりすぎても排卵のサイクルが狂うことになってしまうので、考えすぎないようにしましょうね。        

・基礎体温をグラフ化してみても「何か変・・・!?」と思ったら、やはり専門の先生にみてもらうのが良いかと思います。低温期が20日間以上続いたり、高温期が10日間以下などの場合には、無排卵の状態だったりホルモンバランスが崩れている恐れがあります。毎回のように同じ事が続くようなら早めの受診をオススメします。