この研究を自分のものとして発表することは、禁止します。

2000年より掲載(2008年更新)

 社会科の授業では、調べたことをノートではなく、横書き(400字)の原稿用紙にレポートとしてまとめる授業をしてきました。
 レポート力を養うことは、とても難しいと思いがちです。
 でも子どもたちの学習意欲を高めることができれば、子どもたちは書くことを好きになり、レポートも好きになります。 

 1988年度からノートを使わずにレポート用紙を使っています。
 それ以前は、レポート用紙の代わりに、ノートを1冊をばらして、レポートのように綴じて使用していました。


・レポート方式で授業をされる場合、B5かA4版の原稿用紙(横書き)の使用を勧めます。
・レポートの書き方については、実際に書いた子どものレポートを参考にして下さい。
「奈良の大仏」 1989年6月の授業 <男子のレポート(手書き)>
※2008年、お酒を一緒に飲んだ際に、私のHPに載せてよいという許可を本人から得ました。
2008
HP掲載
「奈良の大仏」 2000年6月の授業 <女子のレポート(ワープロソフト)>
※ワープロソフトを活用してレポートをまとめることも許可しました。保護者と本人からHPに載せてもよいという許可を得ました。この年以外は、すべて手書きのレポートです。
2000
HP掲載
※最近の実践もありますが、HPに載せることの許可をとっていませんので、掲載しておりません。

引用と自分の考えの区別

 小学生の場合、引用の仕方を守らせることは難しいので、最初の段階では「自分の考え」「文献等をうつしたところ」との区別ができていればよしとします。
 でも、だんだんと引用の仕方にも慣れ、下のような書き方がに要求を来る子も増えてきます。
 大切なのは、焦らずに少しずつ守らせることが大切だと思います。
 1年間授業で意識させていくと、3学期までには、できるようになります。

  
自分の考えと引用の仕方例
自分の考え
  ・私は、〜と思う。/〜と考える。/と判断するなど
  ・〜であろう。
  ・自分の考えは、〜となる。
引   用
  ・○○氏は、〜と主張している。/〜と強調している。/〜と推測している。
   〜と説明している。/要約すれば〜など
  ・『○○』という本によれば、〜と書いている。/〜説明している
  ・次の頁のインターネットで調べたものをみると、○○であることがわかるなど
  ・『』や「」の使い方  
長い文の引用(2マス下げて書く)
 さて、『  』には、東大寺の建立の理由について、
    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
   ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
   ○○○○○○○○○。
と書いている(78頁、A書店)。
☆『○○』は書名。「○○」はタイトル名・論文名など
☆「………………」は、一字も引用文を変えていない時
 インターネットは、印刷をしたものを直接レポートにとじこむか、URLを明記させるようにしています。併せて、有効なインターネットと有害 なインターネットについての分別の支援ができます。
 引用の仕方を守らせるには、気長に取り組む必要があります。
 ワープロソフトでレポートを仕上げた子には、「改行」「段落」「引用の仕方」などをすぐに直せる利点があります。
 鉛筆書きの子は、書く速さが増せば文字を書くのが乱雑になりがちです。でも、漢字でしっかりと書くことを要求しています。
   ※引用を正確にし、自分の考えを書けるようにアドバイスしていくことが大切だと考えています。

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