パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

PIRATES OF THE CARIBBEAN : AT WORLD END
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ジョニー・デップ  オーランド・ブルーム  キーラ・ナイトレイ  ジェフリー・ラッシュ  ビル・ナイ  ナオミ・ハリス  トム・ホランダー  ケヴィン・マクナリー  チョウ・ユンファ  ジャック・ダヴェンポート  キース・リチャーズ
脚本 テッド・エリオット  テリー・ロッシオ
撮影 ダリウス・ウォルスキー
音楽 ハンス・ジマー
編集 スティーヴン・E・リヴキン  クレイグ・ウッド
衣装 ペニー・ローズ
2007年 アメリカ作品 169分
サターン賞…メイクアップ賞
評価☆☆☆


やあ、ぼく、ジャックだよ!
え、ジャック・スパロウが「ぼく」なんて言うわけがないって?
だからあ、ぼくは猿のジャックだってば。
この海賊シリーズのときは、BJさんが書くのをサボるから、代わりにぼくが書いてるんだよ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」、と「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の記事を見てもらうと分かるよ。ちゃんと、ぼくが書いてるでしょ?

BJさんが、ぜひ書いてくれ、と言ってたことを先に書くね。
エンドロール(クレジット)の後に、短いシーンがあるんだけど、それを観ないで帰っちゃう人がいる。最近BJさんは、そういう映画の作り方に疑問を感じるんだって。見せるべき場面なら、エンドロールの前に入れるべきだって。観客に親切じゃないって。
特に今回は、前2作の「おまけ」に比べたら大事なシーンだから、観ると観ないとでは、ずいぶん違うだろう、ということらしいよ。
じゃなかったら、映画館が「この映画はエンドロールが終わっても席を立たないでください、おまけがあります」うんぬんと知らせるべきだって。
前にも、BJさん、そんなことを書いてた気がするけどなあ、まあ、いいや。ちゃんと伝えたよ。

ぼくは今回も大活躍。その勇姿は映画で観てくれたら嬉しいな。ジャック・スパロウも真っ青さ。
BJさんは、2作目はつまらなかった(昨年、映画館で観た映画で50本中46位、ジョニー・デップは「シネマ停留所映画賞ワースト男優賞」を受賞)けど、3作目は普通に楽しめたって。
東インド会社と海賊の戦い、という大きな基本線があって、そのうえで、ごちゃごちゃやってたわけで、説明のないところも、まあ、そんなもんかと思って観てればいいのだ。という話だよ。
でも、クラーケンが、なんで、あんなふうになってたのかが分からないとかなんとか。
エリザベス・スワンの○○○の正体は? とか。
それから、チョウ・ユンファとナオミ・ハリスとオーランド・ブルームの最終的な扱いが気にいらん、とか。
詳しく書くとネタばれだから、やめとくね。
あと、海戦が始まったあと、戦いが描かれたのは2隻だけじゃん? 他の船は何してたん? と納得がいってないようでした。…あ、これはBJさんの意見だよ。ぼくは戦ってたから、他の船のことを心配するどころじゃなかったんだ。

キース・リチャーズが出てきたけど、どういう状況で登場させようか、脚本、悩んだんじゃないかなあ。ジョニー・デップが役作りで参考にした、その本人が父親役なんて、これ以上ない配役だけど。
スパロウの父親だから、元祖ジャック・スパロウみたいでかっこよかったね。カメオ出演って、つまり「おまけ」出演だから、あんなもんでいいんだよね。顔見せ。

BJさんが3部作を通して、いちばん好きなキャラは、ケヴィン・マクナリーが演じたギブス航海士だって。たしかに、スパロウ船長と2人、漫才みたいな、いいコンビだったね。
それに、ジャック・ダヴェンポートにも感動したってさ。ノリントンだね。はじめはエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の婚約者だったっけ。浮き沈みが激しい人だった。彼がどうなったか…。これもしっかりチェックしてね。

上映時間2時間49分はBJさんには今回長くなかったみたいだけど、一般的にいえば長いよね。やっぱり子ども向きじゃないよ。
あ、あとね、デジタル上映の劇場で観たけど、違いがよく分からなかったって。困ったもんだね。

BJさーん、また代わりに書いたから、バナナちょーだい! 約束破ると100年の労働奉仕だよ!




〔2007年6月2日(土) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〕


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