やあ、ぼく、ジャックだよ!
え、ジャック・スパロウが「ぼく」なんて言うわけがないって?
だからあ、
ぼくは猿のジャックだってば。
この海賊シリーズのときは、BJさんが書くのをサボるから、代わりにぼくが書いてるんだよ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」、と
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の記事を見てもらうと分かるよ。ちゃんと、ぼくが書いてるでしょ?
BJさんが、ぜひ書いてくれ、と言ってたことを先に書くね。
エンドロール(クレジット)の後に、短いシーンがあるんだけど、それを観ないで帰っちゃう人がいる。最近BJさんは、そういう映画の作り方に疑問を感じるんだって。
見せるべき場面なら、エンドロールの前に入れるべきだって。観客に親切じゃないって。
特に今回は、前2作の「おまけ」に比べたら大事なシーンだから、観ると観ないとでは、ずいぶん違うだろう、ということらしいよ。
じゃなかったら、映画館が「この映画はエンドロールが終わっても席を立たないでください、おまけがあります」うんぬんと知らせるべきだって。
前にも、BJさん、そんなことを書いてた気がするけどなあ、まあ、いいや。ちゃんと伝えたよ。
ぼくは今回も大活躍。その勇姿は映画で観てくれたら嬉しいな。ジャック・スパロウも真っ青さ。
BJさんは、2作目はつまらなかった(昨年、映画館で観た映画で50本中46位、ジョニー・デップは「シネマ停留所映画賞ワースト男優賞」を受賞)けど、3作目は普通に楽しめたって。
東インド会社と海賊の戦い、という大きな基本線があって、そのうえで、ごちゃごちゃやってたわけで、説明のないところも、まあ、そんなもんかと思って観てればいいのだ。という話だよ。
でも、
クラーケンが、なんで、あんなふうになってたのかが分からないとかなんとか。
エリザベス・スワンの○○○の正体は? とか。
それから、
チョウ・ユンファとナオミ・ハリスとオーランド・ブルームの最終的な扱いが気にいらん、とか。
詳しく書くとネタばれだから、やめとくね。
あと、海戦が始まったあと、
戦いが描かれたのは2隻だけじゃん? 他の船は何してたん? と納得がいってないようでした。…あ、これはBJさんの意見だよ。ぼくは戦ってたから、他の船のことを心配するどころじゃなかったんだ。
キース・リチャーズが出てきたけど、どういう状況で登場させようか、脚本、悩んだんじゃないかなあ。ジョニー・デップが役作りで参考にした、その本人が父親役なんて、これ以上ない配役だけど。
スパロウの父親だから、元祖ジャック・スパロウみたいでかっこよかったね。カメオ出演って、つまり「おまけ」出演だから、あんなもんでいいんだよね。顔見せ。
BJさんが3部作を通して、
いちばん好きなキャラは、ケヴィン・マクナリーが演じたギブス航海士だって。たしかに、スパロウ船長と2人、漫才みたいな、いいコンビだったね。
それに、ジャック・ダヴェンポートにも感動したってさ。ノリントンだね。はじめはエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の婚約者だったっけ。浮き沈みが激しい人だった。彼がどうなったか…。これもしっかりチェックしてね。
上映時間2時間49分はBJさんには今回長くなかったみたいだけど、一般的にいえば長いよね。やっぱり子ども向きじゃないよ。
あ、あとね、
デジタル上映の劇場で観たけど、違いがよく分からなかったって。困ったもんだね。
BJさーん、また代わりに書いたから、バナナちょーだい! 約束破ると100年の労働奉仕だよ!