ハリー・ポッターのシリーズ第6弾。
今回、いちばん印象に残ったのは、
ハリーたちの恋模様だった。
ハリーはロンの妹ジニーと仲良くなり、ロンはラベンダーという子に追いかけられてハーマイオニーは複雑な気持ちに。
みんな、お年頃なんだねえ。
だけど、浮かれてばかりもいられない。
ヴォルデモートの脅威が増すなか、彼の秘密を探るために、ダンブルドア校長はホラス・スラグホーンという薬学の先生を学校に復帰させる。
ホラスを演じるのは、私のお気に入り映画
「ムーラン・ルージュ」でも大活躍だった、
ジム・ブロードベント。味があります。
ヴォルデモートが生徒だったころ、スラグホーンは彼から、ある話を聞いていて、ダンブルドアはその内容を知りたかったのだ。
ある人が、大変な事態になることは、事前に知ってしまっていて、ちょっと残念だったが、あれは…
何かウラがありますね。
きっと、ヴォルデモートとの最終決戦のための準備?
あの人も、きっと、いい人なはず。言ってみれば、二重スパイみたいなものでは?
なんて想像してみた。(知っている方は、コメントでも、このへんは、あまり教えないでくださいね。)
前後を含めて、いろんな場面を考えてみれば、わざと、ああしたのではないかと思えてならない。もしかしたら原作で読むよりも、映画で観るほうが、それは、はっきり感じることではないだろうか。
さて、つぎの最終章、どうなるか。終映後に次作の上映日程が出たが、なんと
最終章は2部作に。いや、大変だ〜。まだ当分終わらない。
ハーマイオニー役の
エマちゃんが大人になってきたなあ、ということと、魔女ベラトリックス・レストレンジ役にピタリとハマっているヘレナ・ボナム=カーター、謎めいた教師スネイブ役のアラン・リックマンが好きだなー。単純な、いい人の役より、クセのある存在のほうに惹かれる私であった。
「マンマ・ミーア!」の準主役、ジュリー・ウォルターズさんが、ロンの母親役なんだよね。観ていて気がつかなかった。うう…。彼女に目が行ってなかったか。
原題にある
「半純血のプリンス」。観終わってから調べたところ、その人物はマグル(人間)と魔法使いの間に生まれ、片親の名字がプリンスでもあるということらしい。彼がそうだったのか…。ほんと?
ヴォルデモートの学校時代(11歳)を演じるのが、大人のヴォルデモートを演じるレイフ・ファインズの甥(おい)ヒーロー・ファインズ=ティフィンだというのも、おもしろい俳優起用。
あとは、たいして書くことがないのだが…。
2時間半、
飽きずに観られたのは、つまらなくはなかったということだが、なんというか、放送間隔が長い連続ドラマを見ている気分になってきている。
今作は、あまり派手なところもなく、感情が高ぶるのは、ある人の「大変な事態」の場面くらいだよね。
ロマンティックな恋愛話の印象が大きいパートだったと思う。