かなり怖かったぞー。
しかも、
実話だというのだから、これは、もう!
人形が看護師たちに危害を加えるという心霊現象、「アナベル事件」(1968年)を解決して有名になったウォーレン夫妻が、あまりの邪悪さゆえに、40年以上、誰にも語らなかった事件を映画化。
映画は、そのアナベル事件から始まり、ウォーレン夫妻(ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン)の講演の様子などと並行して、ある一家に襲い掛かる恐怖の現象を描いていく。
一家が引っ越しをしてくる、ということから、ああ、これは「この家」に何かあるな、とは、すぐ分かる。
案の定、飼い犬が嫌がって、家に入ろうとしない。
やがて、不気味なことが起き始めて…。
子どものなかのひとりに、最近よく見かける、
ジョーイ・キングちゃんがいた。観たあとに調べて、気づいたんだけど…。
とくに、
「ホワイトハウス・ダウン」では、大活躍してたよね。
一家が、夫婦と、子どもが5人いて、すべて女の子だというのも、なんだか、すごい。
恐怖に襲われるのが、かよわい女性がほとんどという状況だから…。
公式HPにあった、ロレイン・ウォーレンさんの話。
「家に入ってすぐ、この家が取り憑かれていることが判りました。ベールのような気配に包みこまれ、エネルギーが吸い出されます。霊体が出現するためにはそうしなければならないからです。人からエネルギーを得るのがたった一つの方法なのです。家の中は本当に重々しくて、引き倒されそうになります。とても薄気味が悪いのです」
オーソドックスな「恐怖の家」ものだけど、いつ何が起きるかが分からず、スリルが継続する。
こんな家で、目隠しして、かくれんぼ遊びするなんて怖すぎる。見えずに階段を落ちたりしたら、どうするよ〜! 目の前に怖いものが出てきたら、どうするよ〜! わー!
一家の主婦役の、
リリ・テイラーさん、いちばん大変な役でした。すぐ前に観た
「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」にも出演していたんだよね…。
原題は“THE CONJURING”。conjureの意味を調べると、魔法[魔術]を行う、手品[奇術]をする、(呪文・まじないで)悪魔[霊]を呼び出す、などとある。
ホラー映画は数多く見ているほうではないが、そのなかでは、これは、かなり、じわじわ、気持ち的に、怖かったよう。
ああ、こわ。でも映画のスリルとしては、面白い。