SUNNY 強い気持ち・強い愛

脚本・監督 大根仁
出演 篠原涼子  広瀬すず  池田エライザ  板谷由夏  山本舞香  渡辺直美  富田望生  小池栄子  野田美桜  ともさかりえ  田辺桃子  三浦春馬  リリー・フランキー
撮影 阿藤正一  橋本桂二
編集 大関泰幸
音楽 小室哲哉
2018年作品 118分
好き度☆☆☆


すずちゃんがSUNNYに!

オリジナルの韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」は、とても好きだったので、新しく作るその作品に、これまた大好きなすずちゃんが出ると知って、私の中では「必見」のスタンプが押してあったのだった。

ほかに誰が出るのかは、どうでもよかったが、篠原涼子さんが主役らしいことは、そのうち知った。
すずちゃんが年とって涼子さん。
うん、いいかも、とは思った。

韓国版の詳しいところは覚えていないが、日本版も、だいたいのストーリーは、オリジナルにのっとっていたように思う。

日本版で印象的なのは、田舎っぺ転校生のすずちゃんの、おどおど演技
家に帰ると、おどおどはしないが、思いっきり、くずした顔も見せてくれて、さすが女優だ! てか、自由だ。よろしい。ひいきだ。

SUNNYの仲間は、韓国版よりは1人減って6人。
それぞれ、高校生時代を演じる女優と、20年後を演じる女優が別になっている。(ただし、ひと役のみ、同じ女優。)
20年たって、こうはならないだろう、という違和感は感じず、よいキャスティングだった。

歌については、それほど印象に残るものはなかったような…。
女子高校生の通学路で、いきなりミュージカル群舞のシーンがあったが、いまひとつ。
これ、ミュージカル? ミュージカルで行くの? みたいな、戸惑いが、観るほうにあった(私だけか?)。
案の定、そのあとは、ミュージカル風ではなかったよね?

涙腺弱し!の私だから、もちろん泣けたけれど、どうも韓国版に比べると日本版は「押しが弱い」気がする。
それはそれでいいけど。

同一キャラクターの若い頃と何十年か後の頃が、同じ映画の中で描かれる、というのは、いま上映中の大好きな「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」でも、偶然ながら同じ。
若い頃キャラが、いきなり数十年後キャラに変わっているという、同じ映像テクニックが見られる。
エンディングでは、若い頃キャラと数十年後キャラが一緒に歌う、これも同じだった! 見ていて楽しいから、いいよね。

なんにせよ、すずちゃんに会えたし、涼子さんも綺麗だし、エライザちゃんを認識したし、…以下、同様(ごまかすな)。




〔2018年9月9日(日) T・ジョイPRINCE品川〕


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