スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER
監督 J・J・エイブラムス
出演 キャリー・フィッシャー  マーク・ハミル  デイジー・リドリー  アダム・ドライヴァー  ジョン・ボイエガ  オスカー・アイザック  ヨーナス・スオタモ  アンソニー・ダニエルズ  ナオミ・アッキー  ケリー・ラッセル  ビリー・ディー・ウィリアムズ  ドーナル・グリーソン
脚本 J・J・エイブラムス  クリス・テリオ
撮影 ダニエル・ミンデル
編集 メリアン・ブランドン  ステファン・グルーべ
音楽 ジョン・ウィリアムズ
2019年 アメリカ作品 142分
好き度☆☆☆☆


「スター・ウォーズ」だったね!

前作は、うーん、と思った記憶がある。(どういう意味かは、うーん、確かめるために見ようとはしない私。)
1作目のエイブラムス監督が、この3作目に再登板、軌道を戻した感じ。
これが「スター・ウォーズ」なんだよな雰囲気、思いついたら放り込み放題、満タン近いかも!

以下、ネタばれでいくので、これから観る方はストップ・アンド・また会いましょう。

予告編で存在には気づいたけど、あの皇帝が実際、真の敵だったとは、まー。
カイロ・レンを敵にしないなら、ほかに、そのくらい強力な敵は、いきなり作れないだろうとは思う。
ただ、ヤツを倒すために頑張ったルークたちの努力は…。
でも、皇帝、何十年も表に出ずに裏工作しかできずにいたほど弱ってた、と思えば(無駄ではない、と考えよう)。

レイア姫(もう、将軍だけど、尊崇を込めて「姫さま」で)の出演が予想以上に多かったのに驚き。
演じるキャリー・フィッシャーさんは亡くなったけれど、撮影済で未使用のシーンが、こんなに多かったのかと。
彼女へのリスペクトで、出演者のクレジット順がいちばん最初だったのもうれしかった。ちなみに2番目は姫の兄ルーク役のマーク・ハミル。

フォースの修業、ミレニアム・ファルコン、チューバッカ(これ大事)、C-3PO、敵艦に乗り込んで暴れる、ライトセーバーで戦う、空中戦などなど、「スター・ウォーズ」らしさを楽しませてくれながら、えっ、あの人も、あの人も姿を見せる!
最後だから、サービスしないと。

カイロ・レンについては残念だけど…いままで、さんざん悪いこと重ねてきていたから、うらみも買っているだろうし、生き残って、これから正義の味方でやっていくのも社会的に難しいか。でも、たぶん、たまにはレイの前に現れて話なんかしちゃうんだろうな。

ラストはタトゥイーンですよ。ルークの故郷。レイが何しに来たのかは、観ていればわかるが、名前を聞かれて、以前だったら、ただ「レイ」と答えていたのが、最後は…レイ・スカイウォーカー。
彼女は自分の父母の苗字は知らないのだろうから(祖父がパルパティーンだから、苗字はパルパティーンだともいえるが、実際に、父母がその苗字とは思えない。名乗ってたら皇帝一族の扱いになっているはず。)、名乗るならばパルパティーンしかないが、彼女はスカイウォーカーをとった。それでこそ、タイトルにつながるのだと思う。
パルパティーンの子孫がスカイウォーカーを継ぐなら、いままでの悪を善にかえていく意思も感じられる。
ルークやレイアやベン(カイロ・レン)がそばにいるなら、スカイウォーカーの後継者と言っていいのだ。
その志を継ぐ、夜明け。




〔2019年12月22日(日) イオンシネマ 大井〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ