1984年6月21日、小泉今日子さん10枚目のシングル「迷宮のアンドローラ/DUNK(男区)」(両A面)が発売される。

その前に、まず…
「'82 KYON KYON グラフティ '84」が4月に、バーニングプロ友の会から出ていたらしい。



これは、「'82 KYON KYON グラフティ '83」の改訂版。
A4判28ページでポスター付きらしいが、記憶は曖昧(あいまい)で、持ってはいない。惜しい!

さて、「迷宮のアンドローラ」である。

迷宮のアンドローラ
作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀



今度は「宇宙」!?
前奏から、シンセサイザーを使った、エレクトリックで宇宙的な感触、ゆっくりと歌い出し、まさに夢の中のような、幻想的に、たゆたう気分。
そこから一転、アップテンポのビートになって、かっこいい!

あなたが消える? あやしいレーザービーム?
宇宙人か!?

音程が、下、上、下と一気に移動するのも、かっこいい!
英語を知らないと「フライング、そうさ〜」と聞こえるかもしれないが、フライングソーサーは空飛ぶ円盤のことである。

繰り返し、音程を上げて、さらに繰り返すのも、かっこいい!

前回シングルの「渚のはいから人魚」のキュートさから、ちょっと大人びた雰囲気に。

売上37.7万枚。オリコンシングルチャート第1位、年間21位。ザ・ベストテン第1位。ザ・トップテン第1位。

長岡秀星のイラストストーリー『迷宮のアンドローラ』のイメージソングでもあり、以前、この本(集英社・発行、第1刷1984年7月25日、定価1800円)のことをブログで記事にしてある。(「迷宮のアンドローラ」(長岡秀星・作) について
出版、レコード、原画展同時企画を長嶋茂雄が担当というのが、なんとも不思議。



1か月後に発売される5枚目のアルバム「Betty」は、作曲が筒美京平、編曲が船山基紀のコンビによるものであり、同じコンビによる「迷宮のアンドローラ」は、いわば先行シングルといえる。
宇宙的イメージということでは、アルバム2曲目の「天然色(テクニカラー)のロケット」が同系統だ。

ノーランズのアルバム「英語で聴く〜なんてったってアイドル(小泉今日子作品集)」では、洋楽ポップスにアレンジされた曲を聴くことができる。(ちなみに、このアルバム、キョンキョンの歌を12曲も歌っているので、ファンならばチェックする価値あり。


DUNK(男区)
作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀

「DUNK」もイメージソング。
「DUNK」は、集英社発行の小さめの(A5判)アイドル雑誌で、1984年6月号から創刊された。
創刊号の表紙はキョンキョン。(ネット上にあった画像、お借りします。)
たまに読んだこともあったし、買ったこともあった。



応援団男子なイメージの、ノリのいい曲。
長い学ランの男の子に、男らしく私を口説きなさい、とアドバイス! (でも、私もOKらしいよ。)
応援団らしく歌っちゃいますからね。

「DUNK」最終号の1990年12月号では、キョンキョンが歌詞イメージの学ラン姿で表紙に登場。画像は、ちょっと小さいのしか見つからなかった。
彼女が「DUNK」の表紙を飾ったのは合計4回ほどらしい。おニャン子クラブのメンバーが表紙になることが多かったようですね。



レコチョクなどで2曲を少しだけ試聴できます。


参考:小泉今日子 歌の全曲集(第11版)、Club Koizumi Maniacs、Wikipedia




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