いよいよ、ファーストアルバムの発表となる。

1982年3月と7月に、シングルを発表したキョンキョン。

「微笑物語 ちょっぴりてれた16才」がワニブックスから8月1日に発売。写真とエッセー集。


NHK大河ドラマ「峠の群像」で、大石主税(ちから)の恋人、鶴を演じることに。放送は8月。 主税役は、松本秀人。









そして、初めてのアルバムが、8月21日に発売される。
記念すべき、そのタイトルは「マイ・ファンタジー」。キョンキョン16歳。
2007年に発売された「マイ・ファンタジー+2」に収録された対談での小泉さんの発言によると、「仮歌のお姉さんが上手に歌ったのを聴いて、そのまま歌う」。そんなふうに作ったらしい。歌い方が素直になるわけだ。
素直で、多少かよわい感もある、かわいこちゃんのアイドルらしいアルバム。
これはこれで、かわいくて好き。

1.私の16才
作詞:真樹 のり子、作曲:たきの えいじ、編曲:神保 正明
シングル曲を1曲目に持ってくるのはオーソドックスな王道。つかみはOKというところ。
この曲については、シングル「私の16才」 1982年3月21日参照。

2.黄色いチューリップ
作詞:三浦 徳子、作曲:鈴木 キサブロー、編曲:萩田 光雄
彼の部屋に置いてある黄色いチューリップに自分をたとえるラブソング。かわいくて好き。シンプルで、いい曲です。

3.夏もよう
作詞:たきの えいじ、作曲:たきの えいじ、編曲:神保 正明
少しアップテンポな曲。聴いていて恥ずかしくなる歌詞あり。それさえなければ、いいんだけどなあ。
「マイ・ファンタジー+2」収録の対談で、小泉さんは「キョ○キョ○気分なの、って歌詞が入ってる歌があったような気がするんですよ」と、他人事のような発言を!(笑)

4.フルール
作詞:たきの えいじ、作曲:たきの えいじ、編曲:神保 正明
ちょっと切なげなメロディ。やっぱりラブソング。

5.宛先のない手紙
作詞:荒木 とよひさ、作曲:萩田 光雄、編曲:萩田 光雄
切なげ系が続く。

6.素敵なラブリーボーイ
作詞:千家 和也、作曲:穂口 雄右、編曲:矢野 立美
イキのいい曲、いいね。2曲目のシングル。
この曲については、シングル「素敵なラブリーボーイ」 1982年7月5日参照。

7.せっかち
作詞:さいとう 大三、作曲:鈴木 キサブロー、編曲:竜崎 孝路
キーワードの「せっかち」という歌詞が、なんだか、あまり好きじゃない。木魚みたいな楽器の伴奏も、いまいち好まず。メロディラインは嫌いじゃないけど。

8.年頃
作詞:真樹 のり子、作曲:たきの えいじ、編曲:神保 正明
アップテンポ。ちょっと大人びた危なさ。エンディングの演奏、音が切れるというか、揺れるというか、不安定なんですけど、わざと?

9.回り道
作詞:三浦 徳子、作曲:馬飼野 康二、編曲:竜崎 孝路
アップテンポ。恋い焦がれる気持ち。

10.街っ子ボーイ
作詞:荒木 とよひさ、作曲:鈴木 キサブロー、編曲:萩田 光雄
軽快な曲。「街っ子ボーイ」という言葉が、どうも好きになれないけど。

11.シー・ユー・アゲイン
作詞:荒木 とよひさ、作曲:鈴木 キサブロー、編曲:竜崎 孝路
初期のコンサートのラストで、よく歌われることになる名曲。そのための曲、という側面も大きい、観客に対して歌いかける歌。


参考:「マイ・ファンタジー+2」、「小泉今日子 歌の全曲集 第11版」

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