(文責:妻 矢澤美子 2012/2/4更新)
矢澤金太郎の生い立ち、どのようにして木工に導かれてきたか
もっと詳しく知りたい方は
エッセイ「私の半生(木工家になるまで)」をご覧下さい。

名前について

よく尋ねられるんですが、本名です。

昔は自宅でのお産が普通でしたが、隣の部屋で赤ちゃん誕生を待っていたお父さんが、 オギャーという声を聞いて、産室に飛び込んだところ、目に入ったのは真っ赤な色をした男の子。 「金太郎みてぇーだ!」と言うなり、それが頭から離れなくて、「金太郎」という名前になりました。

小さい頃から名前でからかわれ、コンプレックスを持って大人になりました。 この仕事についてからは、名前をよく覚えてもらえるという利点が生まれ、 少し昔の損を取り返したような気持ちになっているようです。

でも現在の本人の外見は、写真でご覧の通り、金太郎さんのイメージからは程遠く、 初めてあった人から、「想像していたのとイメージが違う!」といわれることが、しょっちゅうです。



家族について

妻と二人暮らしです。息子良平は同じ町内に居を構え、奥さんと娘がいます。息子も同じ工房内(指物工房矢澤)で独自に仕事をしています。まだまだ駆け出しですので親としての心配は尽きません。娘菜美子は福岡で細々とジュエリー制作に励んでいます。夫と赤ちゃんがいて今はそちらの方で手一杯のようです。

職業柄、子供達と過ごす時間が多く持てました。息子が小学校で「お父さんと過ごす時間」についてのアンケート質問を受け、「みんなよりうちは時間が多すぎて恥ずかしかったから、少なく書いといたよ」と言ったほど。ですから今でも子供達とはよく話がはずみます。


住まいについて
宮崎市の中心部から車で40分位の、小高い山の上に住んでいます。
へんぴで、生活するには不便なところなのですが、囲炉裏のある150年以上たった民家と、 スイスの山村を思わせる景色に惹かれて、住み始めました。
30年余りになります。


好きなこと

山登り、スキー、スケート:山登り、スキーがしたくて、信州大学を選び、学生時代は探検部でならしました。最近少し仕事にゆとりができたのを機に山登りを再開しました。

写真:これは小学校4年生からの趣味ですが、今は素人ながら、カタログ、DM等の家具の写真は、全部自分で撮ります。

音楽:耳はいい方で、調律の聞き分けなんかできます(合ってるとか狂ってるとか)。いろんなジャンルの音楽が好きなようですが、前橋汀子さんのバイオリンには惚れ込んでおります。最近では平原綾香さんがバックバンドリーダーのベーシスト岡田治郎さんとした声とベースのデュエットに感銘を受けたようです。

映画鑑賞:ハリソン・フォードとかロバート・デニーロなんかが好きです。「赤毛のアン」をケタケタとくったくなく笑いながら見る一面もあります。「カサブランカ」は完璧な映画と評しています。

カラオケ:井上陽水の「リバーサイド・ホテル」、桑田佳祐の「TSUNAMI」がうまいです。平井堅も行けるのですが、あまりのキーの高さに、一曲歌うと、のどがかれます。野口五郎とTUBE、そして昔の演歌に関しては、何でも来いです。

妻からの評
アイディアマン。器用。努力家。 冗談好きな、気のいい男であるが、気むずかしい一面もある。

弟子達の評

■物語の金太郎さんがそのまま、マサカリをヤリガンナに持ち替えて、家具職人になったような人。温かくて、力強さや遊び心がそのまま作品に表現されている。

■大人になっても、少年の心を持ち続けている。

■人気者。

■ギャグのセンスは、木工のセンスよりやや劣る。

■あまり何を考えているのか分からず、どのように接していいのか分からない。