新海誠を巡る旅(2004/4/13 「彼女と彼女の猫」上演in神戸学院大学
かわさきさん、相変わらずダメ旅を継続中(苦笑)

一枚の写真を撮るために寝台特急に乗って長崎に行くのと、15分の劇を見るために日帰りで神戸に行くのと、どっちが「人としてダメ」か
という疑問に関してはとりあえず棚上げしといていーですか?(挨拶)

結構強引に有休の日付をずらした人間のセリフとは思えんな。
 
昨日、会社からせしめたばかりの旅行券を使ってJRの往復乗車券を購入。
上演時間から逆算して、品川駅(6:58)発ののぞみの指定を押さえようとしたものの、満席のため仕方なく(6:27)へ変更。

で、当日目が覚めたのは6時27分(爆)

ダメの方向が若干ズレてませんか?

結局、当初の予定通り品川駅(6:58)の列車に乗ることに・・・。
しかも自由席にすら乗れなかったので、席の空く名古屋まで立ちっぱなし。

 新神戸駅で一旦降りて「Fate」な方の写真を一枚撮る。


で、西明石駅までこだま号で向かい、そこから明石駅へ。
バスに乗り換え、本日の目的地「神戸学院大学」へ。
無事大学に到着。こんな看板がでてました。

あー、今まであえて目を背けていましたがこの上演って、大学の新入生歓迎公演>だったんだよね・・・。
で、キャンパスの中を歩いているのは、当然ほとんどが大学生。

がっこも卒業して○年以上、この歳になってまたキャンバスをうろつくことになるとは思ってなかったのです(苦笑)
折りしも学科選択の時期らしく、それこそ新入生やら在校生やらが多数いる中、会場を探す川崎。
無事会場は見つけたものの、開場時間にはまだ早く身の置き場に困ったいるところに佐々木さんから入電。
佐々木さんは明日の公演を見る予定だったらしいのですが、都合で見に行けなくなってしまったとのこと。

ビデオでも撮れれば後日見せられると思っていたのですが、当然のように撮影は一切禁止。
残念。
気がつけば上演10分前、入り口でパンフレットをもらい会場内へ。

 パンフレットには新海さんからのメッセージも。

『1999年の夏、独り言を呟くようにして作ったモノクロの短いアニメーションが「彼女と彼女の猫」でした。
 それがこのたびお芝居として上演していただけるとのこと。
 まるで彼女とチョビ(猫)が今でも元気に暮らしていると聞いたようで、とても嬉しいです』


会場内には10名弱の観客。
多分、学生じゃない人、私だけのような気がする・・・。

音楽は天門さんのものではなく、オリジナル? 詳しくは分りませんが別の音源を使用していたようです。
出演者はチョビ役の女性がひとり。
出演者の後ろにはプロジェクター用のスクリーンがおかれ、そこに彼女の
映像が映し出されるようになっている。
 
はじまりはいつものセリフ。
『季節は春のはじめで、その日は雨・・・』
実写、アニメを織り交ぜながらスクリーンに映し出される映像。

ストーリーはチョビの独り語りで進んでいく。
彼女が不器用な手つきで作ったフェルトの猫。オリジナルキャラとして登場するワンコや、ねずみ(?)達。

あくまでも新海さんの物語をベースにして、合間にオリジナルキャラとのやり取りをはさみつつ季節が過ぎていく。

(彼女の泣いた理由に関する解釈は、私とは違うようでしたが・・・)

そして物語は『この世界のことが、好きだとおもう』というあの言葉で終わりを迎える。

演劇としての評価は避けますけど、まあ楽しく見られました。
場所が神戸ではなく、会場が大学のキャンバスの中ではなく、新入生歓迎会として上演されていたのでなければ、
普通に新海作品の好きな人にもお勧めしますけど(苦笑)

そんなわけでレポ終了。


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