新海誠を巡る旅(2006/7/13〜) 写真でイメージする「秒速5センチメートル」
新海誠の最新作「秒速5センチメートル」に関連する舞台探訪をメインにしたページ (「桜花抄」台詞集)
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■メモ (9月1日現在)
信濃毎日新聞のCMが長野で公開中。
2008.6.13 2008年合同文化祭 (更新日:2009.5.6)
最初の種子島探訪から1年。
友人達と再度種子島へ行こうと計画していた私の元に偶然の幸運が届いた。
コウスモナウトで舞台となった高校の構内見学ができないか問い合わせをしていたのですが、その返事が出発直前に届きました。
6月13日(金)がちょうど、本校の文化祭となっております。
一般開放されておりますので、校内見学が可能です。
ということで、中種子高等学校と種子島中央高等学校の合同文化祭の一般公開に行ってきました。
今回掲載された校内の写真は一般公開された文化祭の日の撮影されたものです。 (関係各所より申し出があればすぐに削除します)
(空の記憶P64〜P67のあたりを参照)
中種子高校正門 教員用駐車場
進路指導室 廊下
当日は種子島空港から直行しました。
レンタルで借りたステップワゴン、流す音楽はリンドバークの「君のいちばんに」といった感じで訪れた文化祭。
受付でパンフレットをもらい、一度校門へ戻り校舎を写真に撮る。
途中すれ違った、年配の教職員と思われる方に『駐輪場はあっちですよ』と言われて、少しあせったのは内緒です(笑)
生徒用駐輪場
弓道場
昇降口
水のみ場
今回どうしても見たかった場所のひとつが、駐輪場。
そしてこの水のみ場でした。
1階の水のみ場を探していたのですが、しっくりとくる場所がなくてやっと見つけたのがこの場所でした。
これで空が晴れていればもっと良かったのですが・・・。
途中、体育館でライブを見たりバザーをながめたり、買い食いしたり。
そんな感じで自分の高校時代を思い出したりしながら学校内を巡ってきました。
学校を出たあとは昨年同様に海岸へ行ったり、ステッピンライオンで遅い昼食を食べたりしました。
2009年は皆既月食があります。
機会があればなぁ、とは思いつつ・・・。
2007.5.18〜20 種子島には、カブに乗る女子高校生がよく似合う(笑)
種子島へ行ってきました。
公開前、種子島がロケ地として使われていると知ったとき、さすがに離島へ行くのは難しいと思っていました。
が、公開後作品を見てどうしても行きたいという気持ちが押さえらず行ってしまいました。
旅行の計画〜現地到着
種子島といえば「ロケット」「サーフィン」「鉄砲伝来」が一般的なイメージだろうか?
ガイドブックも少なく地元の情報は思ったよりも少ない。
離島であり島へ渡る為の方法は限られてくる。
都内から目指すとなれば、さらに選択肢は減る。
飛行機で島内に入るか、鹿児島から船で入るか・・・。
時間を金で買う旅慣れないサラリーマンとしては、飛行機で島内へ入ることを選んだ。
ロケットの発射時期に重ならなければ、観光客で島があふれるというようなj事態はないだろうと判断し、パックツアーで予約を行った。
思うところがあり、レンタカーは手配しなかった。
で、旅行当日。
羽田→伊丹。
そして伊丹から種子島へ向かったのですが・・・。
まさか、ボンバ○ディアとは思わなかった(苦笑)
車輪も無事出て着陸に成功。
昨年開港した種子島空港に無事到着した。
レンタルバイクのこと
この旅行で私が借りたレンタルバイク。
当初、島内の観光はカブに乗ってやれたらと漠然と考えていた。
が、調べてみると、どうにも「レンタルバイク」を取り扱っている店が見つからない。
ガイドブックを調べてみたが記載されているのは西之表市にある一店舗だけ。
以前は空港近くにレンタルバイクを取り扱う店があったという話もあり、とりあえず種子島に入ってから空港のインフォメーションで確かめてみようということで種子島入りをした。
結果から言うと、空港のインフォメーションに確認してかえってきた答えは、ガイドブックに記載のあったその店舗だけしかレンタルバイクを取り扱っていないとのこと。
最終的にその店へ問い合わせをしてみたところ、スクーターのレンタルは取り扱っているが空港への送迎は行っていないとのこと。
取り扱っている台数も2.3台程度のようだ。
よっぽどのこだわりがないのであれば、普通にレンタカーを借りれば充分かと思います。
『結構なこだわり』を持っていた私は借りましたが(笑)
友人含め3人の旅。
用意できるレンタルバイクは2台ということで、空港でレンタカーを一台借りその車に乗り込んで西之表市の店舗へ。
で、借りたんですが受付とか料金設定とかおおらか過ぎます。
どれくらいおおらかかというと、ここにかけないくらい・・・。
少なくとも、この旅行中にこのレンタルバイクで事故は「絶対に」起せないと心に誓うほどには。
小回りはききますので、ロケ地を探すのにはやはり便利でした。
ちなにみ空港のインフォメーションでもらった種子島の地図ですが、旧空港に黒マジックが線が引かれ、現在の空港はいまだに開港予定の文字が載っていました。
島内放送のこと
劇中で花苗が進路希望の件で呼び出しを受けるシーンがあります。
その直前に島内放送で『当番スタンド』の放送が聞こえてきます。
これは、種子島にはかぎらないかもしれませんが島内のガソリンスタンドは都内などと比べると、さほど商売に熱心ではないようで営業時間が
普通の会社と変わらない店が多いようです。
つまり、平気で土日休みの店が多い。
当番制で休日営業を決めているらしい・・・。
その放送を聞いて休日の当番店舗を把握しておかないと困ることもある、ということのようです。
ちなみに、島内では思いのほか軽自動車の普及率が高いような気がしました。
やはり燃費の問題だろうか?
離島という事情もあるのでしょうが、ガソリン代がかなり高いです。
都内と比べて、レギュラーで1リットルあたり20円ぐらい割高。
私が行ったときには平均してリッター151円ぐらいでした。
中種子遠景
前述の島内放送が流れるシーンで中種子中心街の遠景が写ります。
新海監督達が取材中に宿泊していたホテルの窓からの風景とのことで、この景色は某ホテルに泊まらないと撮れません。
道路から撮ろうとするとこれが、精一杯。
中種子高校
不法侵入は犯罪です。
ここの写真は全て校外から撮りました。
「時をかける少女」の時は偶然学園祭があったので色々と撮れたのですが、今回はこの写真だけ。
7
駐輪場
多分、奥が花苗がよく貴樹を待っていた辺りではないかと・・・。
世界で一番カブが似合う場所はベトナムだと思います。
けれど、世界で一番カブと女子高生の組み合わせが似合う場所、それは種子島だと思いました。
制服姿でカブに乗るその姿はとても異質でありながら、あたりまえの風景として街に溶け込んでいる。
見慣れぬ僕らに、その光景は圧倒的な存在感をもって迫ってくる・・・。
ハンバーガーショップ
事前に色々と調べた際、何冊か見たガイドブックには必ず掲載されていた「cafe&burger STEPPIN' LION」
劇中では登場しませんでしたが、取材中の新海監督が良く通っていたという店。
種子島内で「唯一のハンバーガーショップ」とのこと。
中種子高校からも近い場所で、取材中にサーフィン部の顧問の方と知り合ったのもこの店とおっしゃっていたような・・・。
ハンバーガーは絶品でした。
肉もさることながら、野菜の調理の仕方がとてもうまい。
ただし、きちんと食べたい場合はまず問い合わせすることをオススメします。
ちなみに、初日に訪れた僕達を待っていたのは『本日は予約で貸切です』とのご主人の言葉だった。
予約を入れ翌日再度来店しました。
その際も、僕達の後に入店してきた人たちは「1時間以上待ち」の状態でした。
まぁ、それだけ待っても食べたいと言い切れるメニューでした。
アイショップ石堂店
劇中で花苗と貴樹が学校帰りによく寄っていたコンビニ。
中種子町から新空港へ向かう途中にあります。
ちなみに、アイショップを右折して直進していくと花苗がサーフィンをする中山海岸へ向かうことができます。
当然ここでデーリィ牛乳とヨーグルッペを購入。
やはり「種子島コーヒー牛乳」は既に作っていないようです。
「デーリィコーヒー」のみの表記となっていました。
.
お店のおばちゃんに新海さんのことをたずねると、覚えていらっしゃいました。
ただ、監督ではなく製作会社のADさんだと思っていたようです。
監督だということを話したところ、とても驚いてました(笑)
許可をいただいて、店内の写真を撮らせていただく。
おおっ、作品通りのレイアウトだ。
デーリィ牛乳ですが、島内に工場もあります。
中山海岸
花苗がサーフィンをしている海岸。
中種子高校から一番近い海岸になると思います。
ちなみに「遊泳禁止」
花苗が着替えてたたずんでいた場所。
花苗がたたずんでいたところとか、車を停めていたところとか。
高台
高台・貴樹がたたずむシーン
アイショップから中山海岸へ向かう道すがらにあります。
風車
太陽の里に設置されている風車
旧種子島空港
思った以上に中種子市内に近い場所にあります。
旅行前に中種子町の役場のHPを調べたりもしたのですが、まだ跡地の利用方法については決まっていないようですね。
3話「秒速5センチメートル」で貴樹が旅立った場所。
同じく花苗が見上げた空
Threestyle Surf Shop
「コスモナウト」の中で、花苗の乗るカブには『SSS』のロゴがプリントされたステッカーが張られています。
普通に見ているとステッカ−張られていることはわかっても、そのロゴまでは読み取れないかもしれない。
一番解りやすいのは、カブに乗って帰宅した花苗が飛び出してきたカブを抱きかかえるシーン。
目をこらすとバックのカブにそのロゴステッカ−の文字を読み取ることが出来る・・・と思う。
このステッカー、花苗の通うサーフショップのステッカーとのこと。
店名は「Threestyle Surf Shop(スリースタイルサーフショップ)」で実際に、エンドロールに協力として名前も登場している。
以前は中種子に店舗をかまえていたそうですが、旅行直前に調べた際には店舗移転中との情報までしか得られなかった。
増田方面に移転したとの情報だけはあったので、同行していた友人が近辺を探し回って新しい店舗を見つけてくれました。
営業時間がかっこいい(笑)
ショップのステッカーですが「SSS」のロゴは以前のステッカーで、現在は新しいロゴのステッカーになっています。
残念・・・。
種子島宇宙センター
種子島宇宙センター
ガイド付見学ツアーは必見。
見学代は無料ですが予約が必要。込んでいなければ当日30分前でも参加は可能。
大型ロケット発射台
ヘルメット着用、携帯禁止、禁煙。
ツアーに参加しなければここまで近くで見ることはできない。敷地内の入退場時にはセキュリティチャックあり。
H−Uロケット7号機 右側が第一段機体、左側が第二段機体
目の前で見ることができますが、触るのは不可。
宇宙へ飛び立つことを許されなかった不幸な機体、というのが率直な感想。
先に打ち上げられた8号機が、1段目エンジンが破損し推力を失ったため指令爆破。
父島の北西約380kmの海上に落下した
7号機は打ち上げキャンセルとなり、今に至る。
総合司令塔
左から大型ロケット組み立て棟、中型ロケット発射場、右奥が大型ロケット発射場
朝日
広田遺跡近辺
七色観望台から宇宙センターを臨む
写真でイメージしてみよう「コスモナウト」編(笑)
種子島、当初思っていたよりも広い島でした。
自速30キロで通り過ぎていく景色はとても穏やかでした。
劇中で登場した景色を全て見つけることができたわけではないけれど、その世界の一端には触れることができたような気がします。
機会があれば、もう一度訪れてみたい、そう思う場所でした。
写真でイメージする「秒速5センチメートル」2へ