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バイクとともに風になり、風となって日本の風景を駆け抜ける

04年04月09日

桜を求めて、滋賀県・湖西路をマキノ町海津へ

滋賀県・海津へ

途中、今津町に出来た新しい国道161号線バイパスから見事な桜を見つけた

今津の新しい161バイパスを走っている時だった。右前方の畑の中に立っている2本の見事な桜が目に入り、思わず次のインターチェンジを降りて、曲がりくねった畑の中の道を辿り、行き着いた

そこは宝林寺と云う寺の裏手にある墓地で、数十基の墓や卒塔婆を守るように一対の桜が聳えていた

その後の調べで「夫婦桜」と名付けられている事が判る。しかし、訪れる人も少ない、ひっそりとした場所に咲く桜だ

偶然見つけた桜なのだが、いっぺんに私の一番のお気に入りの桜になった

今津の「夫婦桜」↑→

国道161を北上、JRマキノ駅を過ぎてしばらく行った左側に清水の桜がある

清水(しょうず)の桜

炎のような樹形が特徴

現場の看板を要約すると、

樹齢300年以上といわれ品種は「アヅマヒガンザクラ」越前加賀の前田侯上洛の時、何度も振り返り花をめでたことにより「見返り桜」とも云われた。。。水上勉作の小説「櫻守」にて本樹のすばらしさが賞賛されている

昭和52年4月 マキノ町

この桜も墓地の中の一本桜だ

周りは田んぼと雑種地

有名な桜なので、ひっきりなしに見物客はやって来る

しかし人や車で溢れ返るというような状況ではない

そして国道161を少し戻り、海津大崎へ

海津大崎の桜並木は湖に向かって枝を伸ばしている。舟で湖側から観ると絶景だが、今回はバイクなので逆に道から桜並木を透かして湖を観る

桜の樹の間から望むのは竹生島(下)

苔むした老木の幹に新しい生命が

最後に菅浦まで足を伸ばして走った

菅浦は海津大崎のもう一つ向かいの半島の先端部にある

左端の看板にもある通り「この先行き止まり」なので通過する自動車が全然無い為、雑音が全く聞こえてこない静かな集落だ

半島の先端部は陸路だと不便な位置にあると云えるが、舟で湖に出るにはとても便利だ。そう、菅浦は漁師の町なのだ

向こうの山肌に帯のように連なる桜は奥琵琶湖パークウエーの桜並木だ