Wallpaper Changer

製作者(敬称略)
IQ0 Software

概要
ということで壁紙チェンジャーです(Windows95/98向け)。
デスクトップの壁紙は、いちいち「コントロールパネル」→「画面」orデスクトップで右クリック→「プロパティ」から、いちいちフォルダをたどって変更しないといけませんが、壁紙チェンジャーのたぐいのツールがあれば、プログラムを起動して一発で変更することができます。
今回とりあげるWallpaper Changerは、数ある壁紙チェンジャーの中でも比較的使い易く、また壁紙に適していないサイズの画像を壁紙として誤魔化す(最適化する、ではないですが)ことができる機能も備えている優れたツールです。
なお、最新バージョンは2.0。
種別 ファイル容量 ダウンロード所要時間 ダウンロード先へのリンク
壁紙チェンジャー 解凍前:約500KB
解凍後:約950KB
アナログ33.6kモデム:約2分半
アナログ56kモデム:約1分半
ISDN64k:約1分
 製作者HP

Vector
容量はおおよその数値、ダウンロード所要時間は単純計算で算出したものです。
ダウンロード所要時間に関しては、ダウンロード先のサーバの具合によって大きく差が出る場合があります。
以上、御了承ください。

ダウンロード
製作者HPは「Free Software」から。Vectorは、飛んだ先の右下をクリックしてダウンロードページへ行き、「FTPダウンロード」、「HTTPダウンロード」のどちらかから。
「WCng_200.lzh」という圧縮ファイルをダウンロードします。
クリックして普通にダウンロードするなり、Iriaなどの支援ツールを使ってダウンロードするなり、お好きなほうでどうぞ。
Iriaの解説はコチラ

インストール
ダウンロードしてきた「WCng_200.lzh」をeoやlhasaなどで解凍し、出来たフォルダを適当なところに置けばOK。
eoの解説はコチラ

使い方
「WChanger.exe」をダブルクリックすると起動。↓のようなインターフェイスが出てきます。

左上のウィンドウで壁紙のある場所を指定すると、左下のウィンドウにJPEG、BMPファイルが一覧表示されます。
お好みの画像の名前をクリックすると、右のウィンドウに、その画像を壁紙にした場合のプレビューが表示されます。
「プレビューの表示」のチェックを外すと、左のウィンドウにプレビューが表示されなくなります。
「起動毎に壁紙を変更する」をチェックしておくと、Wallpaper Changerを起動するごとに、選択したフォルダ内の画像をランダムに選択。「表示形式の変更も行う」にもチェックを入れておくと、壁紙の表示形式もランダムに選択されます。
「壁紙を見る」のボタンを押すと、現在選択している画像を、関連付けされている画像ビューアで表示。
「壁紙を変更する」のボタンを押すと、現在選択している画像をデスクトップの壁紙として表示します。
4・9・16分割を選ぶと、壁紙がそれぞれの数字のぶんだけ分割されて表示されます。
壁紙にしたい画像を決めたら、「壁紙を変更する」→「終了する」ボタンでOKです。
インターフェイスの真ん中にある「表示形式」ですが、通常は「中央に表示」を選んでおきましょう。
たとえば「中央に表示」を選んだときに、デスクトップで↓

のように表示される場合、4・9・16分割を選ぶと、それぞれ





といった具合に表示されます。
さて、ここまでは壁紙としてサイズが最適化された画像の扱いを紹介してきたわけですが。
以降は、そうでない画像を壁紙にしたいときにはどうするか、という話です。
壁紙用の画像は、たいていは横×縦が800×600、もしくは1024×768のサイズ(つまり4:3)になっています。これはパソコンの画面サイズ(モニタの大きさではなく、表示可能な大きさ)に合わせたもので、少し古いパソコンだと800×600、最近のパソコンだと1024×768がほとんどです。
しかし、このサイズではない画像を壁紙にしたい場合はどうしたら良いか。
たとえば普通に壁紙に設定すると、↓

のようになってしまう画像があるとします。
その場合、Wallpeper Changerの「表示形式」の「並べて表示」にチェックを入れると、↓こんな感じ

に表示されます。お下劣ホームページの壁紙に、稀にこんな表示形式がありますが。まあそれはそれとして。
もしくは、「拡大(縦横比保存)」を選ぶと、↓こんな感じ

になります。元の画像を、画面の縦か横のぎりぎり一杯まで縦横比を保ったまま拡大させる表示形式です。この画像は縦長のため、やや不自然さが残りますが、画像の縦横比が4:3に近ければ近いほど、この形式で表示させれば壁紙っぽくなる、というわけです。
また、元画像の縦横比がぴったり4:3の場合(つまり、使っているパソコンのモニタサイズは1024×768だけど、使いたい壁紙は800×600だ、というような場合)には、「拡大(画面全体)」を選ぶと、ぴったり画面一杯に拡大され、壁紙としてまったく不自然さがなく表示されます。しかし画像の縦横比が極端に違う場合に「拡大(画面全体)」を選ぶと、↓のように

妙な比率で拡大されてしまい、おおおお俺の麻由美がぁぁぁぁ、といった切ない状況に陥ってしまうので注意しましょう。
また、これらの拡大機能を使用する場合、元画像のサイズが極端に小さいときや解像度が悪いときは、画像がかなり粗く表示されてしまうので、これまた御注意のほどを。
なお、アンインストールの際には、まずフォルダに同梱されている「UnInst.exe」を実行しましょう。ファイルとして見えない部分(レジストリ)に記録されている設定が消去されます。その後、Wallpaper Changerをフォルダごと削除してしまえばアンインストール終了です。

サバのひとこと
このWallpaper Changer、上でいろいろと解説して参りましたが、地味ではあるけれど一番有難い機能が、JPEG形式の画像を普通に壁紙として設定出来るということではないでしょうか。
画面のプロパティからJPEG形式の画像を壁紙に設定するには、アクティヴデスクトップをOnにしておかなくては表示されませんし、またそのように設定しても、サバ@管理人の経験では、すぐに壁紙が消えて緑色の荒涼とした背景になってしまったような気もします。
Wallpaper Changerは、壁紙設定をしたあとに画面のプロパティを見ればわかりますが、「WChanger」という名前のBMP形式にJPEG画像を変換している(のかな? あんまり自信ないですが)ようなので、JPEGを壁紙にしても表示が不安定になることはありません。重い重いBMP形式の壁紙をJPEGに変換してサイズ減量をはかっても、まったく不都合はなくなる、というわけです。サバ@管理人も、60MBほどあったBMPの壁紙をJPEGに変換し、40MBほどの容量節約に成功しました。 サイズの違う壁紙に関しての解説は、まあこういった使い方があるよ、というものでございました。Photo ShopとかPaint Shop Proなどのフォトレタッチ(要するに画像の編集)ソフトを使うのが一番いいのでしょうが、それだけのために馬鹿高い金を出すのはもったいないわけで、それを考えると、意外と使える機能ではないでしょうか。
もちろん、前回御紹介したViXの簡易レタッチ機能を使って壁紙を作ってみるのも一興ですね。