C、とは何?英和辞典で引いたら『アルファベットの3番目』とある。確かにそうだ。ここで言おうとしているCとは、「ギターのコード」でもなければサザンの「C調言葉」のCでもない。ましてや……。
ここで紹介する6つのCは僕がテニスで思い付いた大事な単語の頭文字である。よくよく考えてみたら別段テニスだけに当てはまることではなくていろいろに解釈できると思って書いてみることにした。まあ、軽く読み流して下さい。
まずはchance。チャンスのC。僕はこう思う。
チャンスは誰にでも平等にやってくるものなのだと。俺はツイてないや、って思うときだってあるだろうが、それはただ単にチャンスをチャンスと思えずに目の前を素通りしているだけなのだ、と。チャンスをつかめる人っていうのはやはりどこか違う。テニスでこのチャンスというのは勝負どころという意味だ。勝負どころで気持ちが弱気になったりしてはそのチャンスは永遠につかめない。この「つかむ」ってことがcatchのC。choice。選択。
テニスで言えばショットの選択。どんなボールを使うのか。つまりトップスピンなのかフラットなのかスライスなのか、ってこと。テニスは確率のスポーツだと他でも述べた。勝負どころで使えるようなショット、これを選択しなければせっかくの勝負どころを逃してしまうことになる。人生の選択。これもまた難しい……。control。コントロール。
つまりボールコントロールのこと。狙ったところに狙ったボールが打てるか、ってこと。だから、チャンス、チョイス、コントロールの3つは密接に関連している。テニスは精神力のスポーツでもある。自分自身の精神状態もコントロールできなくてはならない。confidence。自信。
自信はありすぎてもなさすぎてもいけない。これが大事。自信がありすぎる人は概してその自信が揺らいだ時に一気に崩れる。逆に自信のない人には運が回って来ない。ほどほどの自信が一番。でもほどほどの自信、ってどういうものだろうか。またそれが難しい……。それは場数をこなすことかもしれない。切羽詰まった場面を1度でも乗り切ればそれが自信に変わる。その場面で不安に思う気持ちが大きいほどに大きな自信へと姿を変えるものだと思う。concentration。集中力。
僕は昔から集中力に欠ける子供であった。ちょいと勉強してはテレビを見、ちょいと勉強しては遊びに出かけ、という風に(笑)。でも何か事を成そうと思ったら強固な集中力が必要なことは周知の事実であろう。ここ一番の集中力。これがあるヤツは強い!最後に来るのはcommunication。コミュニケーション。
この日本語訳がなかなか難しい。今の若者は対話が出来ない、と言って年配の方々から批判を受ける。コミュニケーション力不足ってこと。テニスでは主にダブルスで言えることなのだけど、よく言われること。1+1が2っていう一般常識がこのコミュニケーションができるかどうかで3以上にもなれば1にも満たないことになりうる。ここでコミュニケーションの重要さが意味を成してくるのだ。なんか長々と書いたからわけわからなくなってるかもしれない(笑)
上に述べた7つのC。この内いくつのCに共感していただけるだろうか?