ネット世界





 インターネット。この言葉が生まれたのはもう何年前になることか。僕がインターネットに接続するようになってもう1年ちょっとになった。当初は適当にあちこち見て回るくらいだった。友達に教えられてエッチ系サイトに行ってみたり、ドリカムのサイトとかに行ってみたり。とにかく色んな情報が手軽に手に入る、このシステムにひたすら驚く日々が続いた。

 ふとしたことから3月末にホームページを立ち上げた。友達の後押しがあって、のことだが。別に人に何かを伝えたい、っていうようなおこがましいことが目的ではなく、実際の自分を知らない人達に自分というものをさらけだして、各種の意見を頂くことにあった。立ち上げた時に世話になった友達の後を追う余り、彼と似たようなHPになってしまったが(笑)それでも有り難いことにネットでの知り合いが増え、幸せに思っている。

 ホームページは難しい。ページ上に載せてる事項をどこまで見てもらえてるか、っていう点が一番難しい。とかく掲示板上だけの付き合いになりかねない危険性を孕んでいるからだ。掲示板、っていうのはその人を測る大事な場だと思う。簡単に言えばフリートーク。こっちが言ったことに対してどう反応してくるか。それによって友達になれたり、「ハイ、それまでよ(古っ)」ってなことになったりするかもしれない。

 掲示板で仲良くなった人とは、チャットやその他のICQやYahooメッセンジャー、といった通信手段でのコミュニケーションへ発展し、そしてオフ会へとつながるのが普通だろう。僕も実際にネットで知り合った方と何度か御会いしたことがある。その方々はネット上での僕のイメージと大して狂いのない方達だった。それは僕がラッキーだっただけなのかもしれない。

 一番嬉しかったのは掲示板でのやり取りCogitoの感想を頂いたことにある。掲示板で色々な人と知り合うことができ、交流が深められたことは喜ばしい限りであるし、僕がメインに考えている(?)Cogitoの感想を頂けたってことはちゃんと読んで下さってる方がいらっしゃるという証拠であるのだから。僕は賛否両論があるものを特に選んで書いている(つもり)。だから賛成意見もだが反対意見の方が、僕の偏った考えを柔軟にしてくれると思っている。

 HPを開設していると現実社会の人間も見ることがある。世界中の人が見ることができるわけだから。実際に現実の僕を知ってる人達もHPに来てくれる。僕はそれでもいいと思っている。これだけ勝手なことを言ってるんだからそれを知り合いに見られても良いんじゃないか、って。こんな考え方を持った人間は僕1人ではない、って思うし。じたばたせずに「さあ、見てくれ!」ってね。本音を言うと、恥ずかしいんだけど…。

 ネット世界は特殊だ。ネットがなかったら出会わなかったであろう人とも知り合いになれたりする。見知らぬ方からたくさんの誕生日メールやカキコを頂いた時には本当に嬉しかったし、何か意見を書き込んだときに「ありがとう」って言ってもらえたらそれで僕も嬉しくなったりした。ネットを悪用する人もいるだろうが、それはどの世界にもあること。ネット上での悪事はマジで性質が悪い。だからこそ恐い部分もあるのだけど。

 ホームページを開設して友達が増えたこと、これは今後の僕に大きな財産となることだろう。
 ありがとう、そしてこれからも宜しく!


2001.01.01



 御精読、ありがとうございました。


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