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かえで式タッチタイピング練習法/か えであすか/@ゆきぶ for W-ZERO3 & 京ぽん)

親指シフト方式の「かえでレフティあすか」とかえでライティあすか
~ 理想の入力法を、飛鳥カナ配列に求めて ~


 「か えでレフティあすか」と「かえでライティあすか」 は、飛鳥カナ配列という入力法をベースにして作成した、親指シフト系入力法の一つです。
 この入力法には、おおざっぱに言うと、以下のような特徴があります。
  1. 西暦2008年時点で最も普及していると思われる「PC/AT互換機用の、一般的なJISキーボード」を用いて利用することを前提とした、新 しい親指シフト系入力法の一つです。
  2. 器用に動く手の別によって、2つの入力法を使い分けます。左手が器用に動く方のための「かえでレフティあすか」と、右手が器用に動く方のための「かえでライティあすか」の、2種類の入力法を規定しています。
  3. 土台となる配列には、7年近くの評価打鍵を経て制作されてきた「飛鳥カナ配列」を使っているため、手指に対する負担度合いが、ある程度低くな るような傾向を受け継いでいます。
  4. 飛鳥カナ配列のうち、低頻度濁音と、半濁音とを「連想的に想起できるように」再配置しているため、多少入力頻度が低くても、打鍵するべき位置 を思い出しやすい状態になっています。
  5. シフト方式として、「連続シフト方式(NICOLAのシフト方式+連続的なシフト)」と、「タイムシフト(新JISかな/JIS X 6004かなの研究時に用いられた、普通のシフト方式+文字キー遅延機構)」の2種類に、本質的に対応しています。どちらのシフトロジックを採用する 「キー配列入れ替えソフト」をもちいても、正しく使用することが出来ます。
 この入力法は、以下のようなユーザ層を主に想定しています。
  1. 文字入力を、おおむね2000カナ~3000カナ/日程度(70万カナ~100万カナ/年、あるいは400字詰め原稿用紙換算で900枚 ~1300枚/年)程度行う方。
  2. 日本語入力法を習得・維持する上で、「練習によってそれを維持する」ことが難しいと感じている方。
  3. JIS X 4063綴りのQwertyローマ字入力をしていて「左手小指」に過度の負担を感じていると思う方。
  4. JIS X 6002かな入力をしていて「右手小指」に過度の負担を感じていると思う方。
  5. 親指シフト入力をしていて「両手の人差し指と小指」にある程度の負担を感じていると思う方。
  6. 浅いストロークのノートパソコン付属キーボードに見合う、運指範囲が狭く運指量の少ない方法を探している方。
 ちなみに、これを設計した私(相沢かえで)は、以下のような入力法使用経験を持っています。
 ……こういった奴が設計した入力法なので、できあがった入力法についても「そういう感じ」がにじみ出ているものと思われます。

 なお、場合によってはWikiの【親指 シフト系の「かえであすか」まとめWiki】が、お役に立てるかもしれません(記述については「かえでライティあすか」に偏っています……メンテ ナンスで徐々に直していく予定です)。
 「かえでレフティあすか」と「かえでライティあすか」の違いについては、【「かえでレフ ティあすか配列」テストから派生して、「かえであすか」の外方運指法による打鍵テストをしています。】をご覧ください。

(2008年05月21日)
(2008年05月23日、斜体部をだらだらと追記……そのうち整理します。)


この入力法を使う上での「最適な姿勢」について。

 一般的には「手のひらの先から肘までが、一直線になっていること」が重要といえそうです。
 打鍵するときに大きく手首を曲げたり、指先だけですべての打鍵を制御しようとすると、大抵どこかに無理が掛かってきます……飛鳥カナ配列系では、親指を ほんの少し握り気味にするような位置に親指を置いて「人差し指によって親指の上下行動を規制する」ような打鍵スタイルを取ると、指だけでバシバシと叩いて しまうような行動を自動的に規制できるようになります。


 こうした姿勢を保とうとすると、実は案外と「こたつでノートパソコンを使う」というのが、現実的なのかもしれません。
肘は開き気味&下げ気味にして、ノートパソコンのパームレストをうまく使いつつやってみると、意外と容易に「手のひらの先から肘までが、一直線になってい ること」を実現できるはずです……こういった姿勢を確保できるポイントを見つけてみると、より打鍵による疲れや痛みを防ぎやすくなるかもしれません。

 この手の姿勢問題については、【(PhotoOnly) 手首と腕の角度ー。】をごらん頂くと良いかもしれません。

(2008年05月21日)
(2008年05月23日、姿勢問題についてのリンク先が間違っていたので修正。)


「かえでレフティあすか」と「かえでライティあすか」の実現方法について。

 環境整備については、Wikiの【親指 シフト系の「かえであすか」まとめWiki】をご覧ください。
 配列定義については、【「かえでレフ ティあすか配列」テストから派生して、「かえであすか」の外方運指法による打鍵テストをしています。】をご覧ください。


 なお、親指シフトキーをどのキーに設定するか……という点については、お好きなようにお決めいただくべきことですので、ここであえて特定の方法のみを指 定するのは意味がないのかもしれません。
 一般的な……というか、大手メーカー製パソコンのキーボードについては、「無変換キーを左シフトキーとして使う」&「変換キーを右シフトキーとして使 う」ようにして、IME側で「無変換キー・変換キーについて、単独で押した場合には【何もしない】様に設定変更する(→変換・無変換を、シフト機能専用 キーにしてしまう)」というのが、個人的にはお勧めです。


(2008年05月21日)
(2008年05月23日、親指キーに関する位置の件を追記。)


「かえでレフティあすか」の配列定義。

 以下に、「かえでレフティあすか・下段外方運指法版(改0定0正0案1)」の配列定義を掲示します。
 ※太字部は中指で打鍵するべきキーを指し示していますが、必ずしもこれに従う必要はありません。
 ※下線部は、レフティ配列とライティ配列の共通配列部分です。

【アンシフト】
123456 7890-^¥
 ばは・─ %ぶー「」[
 たかんゆ ぎてしきけ]
 ゅっゃ にみめ…

【親指領域キーによる左シフト】
!”#$%& ()+=~|
 !ふぃぇ ぅぁせぜ){
 でまるず ぉりさだげ}
 。がや びね?×


【親指領域キーによる右シフト】
!”#$%& <>゜×××
 ごこぞ~ &ぱぷ(ぽ「
 ほつくぬ づらおわろ」
 もをむ ぐへぼ×


【小指シフト】
!”#$%& ()×=~|
 QWRT YUOP@{
 ASFG
 HJL;:}
 CVB NM./×


 基本的には、「かえでライティあすか」の左右をひっくり返したものとなっています。
 ひっくり返す際に、とくに「キーボードの下段が、中段に対して1/2キー分ずれている」ことについて注視し、「下段外法運指法(左手下段について、中指担当キーを【X】とすることを特徴とする運指法)」を 採用したときにちょうど良くなるように、少しだけ工夫して配列を左右反転しています。
 私は左利きではないため、この配列をそのままテストすることはできません……が、「かえでライティあすか」にて、ある程度「下段外法運指法」経由で打鍵 テストを行っていまして、特に問題は発生しないであろうという感触を得ています。
 本格的なテストについては、実際にこの配列をお使いいただく方の手によって確認いただく必要があるのかもしれません。
 標準的な「平行運指法(左手下段について、中指担当キーを【C】とすることを特徴とする運指法)」を使うと、どうしても左手が右手に比べてキーボードに 対して直角に近い形になってしまい、左右の手がキーボードに対して同じ角度では接してくれない……という問題が発生しがちなのですが、外法運指法を使うよ うにすればこういった左右角度差の問題は発生しにくくなるため、外法運指法を「かえでレフティあすか」と「かえでライティあすか」の共通標準運指法として 規定することにしています。

(2008年05月23日)


「かえでライティあすか」の配列定義。

 以下に、「かえでライティあすか・下段外方運指法版(改0定0正0案1)」の配列定義を掲示します。
 ※太字部は中指で打鍵するべきキーを指し示していますが、必ずしもこれに従う必要はありません。
 ※下線部は、レフティ配列とライティ配列の共通配列部分です。


【アンシフト】
123456 890-^¥
 「ーぶ% ─・はば」[
 きしてぎ ゆんかた
 ぴみ に ゃっめ…

【親指領域キーによる左シフト】
!”#$%& ()+=~|
 ぜせぁぅ ぇぃふ!){
 ださりぉ ずるまでげ}
 ざね び やが?×

【親指領域キーによる右シフト】
!”#$%& <>゜×××
 (ぷぱ& ~ぞこごぽ「
 わおらづ ぬくつほろ」
 ぺへ ぐ むをぼ×

【小指シフト】
!”#$%& ()×=~|
  QWRT YUOP@{
  ASFG HJL;:}
 CVB NM./×


 基本的には、「かえであすか」として公開していたものと同一です。
 「かえでライティあすか」を作るために左右反転配列を作ろうとしたのですが、右利き専用配列を反転しても左利き用配列にはならない……という都合があ り、その点についての評価打鍵をするために、標準運指法を「下段外法運指法(左手下 段について、中指担当キーを【X】とすることを特徴とする運指法)」と指定しなおしたものです。
 標準的な「平行運指法(左手下段について、中指担当キーを【C】とすることを特徴とする運指法)」を使うと、どうしても左手が右手に比べてキーボードに 対して直角に近い形になってしまい、左右の手がキーボードに対して同じ角度では接してくれない……という問題が発生しがちなのですが、外法運指法を使うよ うにすればこういった左右角度差の問題は発生しにくくなるため、外法運指法を「かえでレフティあすか」と「かえでライティあすか」の共通標準運指法として 規定することにしています。


(2008年05月23日)


 このページをまともに作り直すかどうかについては検討中なのですが、何かありましたら「雑記/えもじならべあそび」のコメント欄にご意見をお寄 せくださ い。


(2008年05月21日)


 ご意見・ご要望などがありましたら、Blog「雑 記/えもじならべあそび」のコメント欄にご意見をお寄せください。