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- データ/数式/関数の入力とオートフィル
- このページではエクセルへのデータ入力/修正などに関する様々な方法を説明をしています。
- エクセルで値や数式を入力する時、オートフィル機能は非常に効果的です。
更新:2024/4/28;作成:2006/4/4
- 入力するセルにマウスポインタを合わせてクリックします。
黒枠で強調表示されます(アクティブセルといいます)。
- キーボードのキーを押すと入力されます。
- ワープロでいう上書き状態での入力ですので、既に入力済みの場合は書き換えられます。
- セル範囲へ効率よくセルに入力する方法は、Excel(エクセル)基本講座:セルの操作の「効率よく入力する」で説明しています。
- 数字の入力
- 日本語入力をオフの状態で入力するのが効率的です。
日本語入力がオンの状態では変換、確定の操作が必要なため、[Enter]キーを2度押すことになります。
- 文字の入力
- 日本語入力は必要に応じてオンにします。([半角/全角]キーを押して切り替えます。)
- Excelでは日本語入力はオフの状態が標準です。
【入力例】
- 標準状態では数字はセルの右端に、文字は左端に詰めて表示されます。
- 同じ文字列を入力するのは、面倒であるし、入力間違いの元にもなります。
- 同じ表の列に入力する文字列がある場合は、[Alt] +[↓]キーで候補が表示されます。
この一覧表から選択して、入力できます。入力間違いの防止になります。
(入力規則とは別の機能です)
- (注)連続したセルで有効です。空白行があるとそこでとぎれます。
- 改行したいところで、[Alt]+[Enter]キーを押します。
(Macでは、Commandキー+Option+Return のようです。)
- 複数のセル内容を合成して改行する場合には & と CHAR(10) を使って数式を作成します。
※ セルの書式設定で『折り返して全体を表示する』にチェックが入っている必要があります。
- [Ctrl]+[1]でセルの書式設定 ダイアログボックスを開き、[配置]タブにあります。
セル内改行を関数で取り除く方法(別セルへ) (CLEAN関数)
- CHAR(10)をセルから取り除くにはCLEAN関数を使います。
- (注)C2セルはセルの書式設定で[折り返して全体を表示する]にチェックが入っている必要があります。
セル内改行を置換で取り除く方法(同一セル)
- [ホーム]タブの編集グループの[検索と選択]→[置換]を選択します。
ショートカットキーは [Ctrl]+[H]です。
- 「置換」タブの「検索する文字列」の入力ボックス内を選択し、[Ctrl]+[J]キーを押します。
(注)この時、ボックス内には変化が見られません。(空白の状態のままです。)
[全て置換]ボタンをクリックします。
複数のセルに同じデータを入力する ([Ctrl]+[Enter]キー) Topへ
- 入力するセルを選択します。
- 1個のセルにデータを入力します。
(最後に選択した範囲の白いセル(アクティブセル)に入力)
- [Ctrl]+[Enter]キーを押して、セルの値を確定します。
選択していたセル全てに同じ値が入力されます。
四則演算に使用する演算子
- 数式や関数を使うときは最初に「=」(イコール)を入力します。
演算の種類 |
演算子 |
例 |
関数では? |
足し算 |
+ (プラス) |
=5+3 |
=SUM(5,3) |
引き算 |
- (マイナス、ハイフン) |
=5-3 |
? |
かけ算 |
* (アスタリスク) |
=5*3 |
=PRODUCT(5,3) |
割り算 |
/ (スラッシュ) |
=5/3 |
? |
べき乗 |
^ (キャレット) |
=5^3 |
=POWER(5,3) |
加減乗除の入力方法(D1:D4に入力例を示します。)
- セル番地はキーボードから入力しても良いですが、セルをクリックするとセル番地が表示、入力されます。
- D2セルをクリックして選択します。(D2セルをアクティブセルにします。)
- 「=」をキーボードから入力します。
- B2セルをクリックします(D2セルには「=B2」とセル番地が表示されます。
- 演算子「+」をキーボードから入力します。
- C2セルをクリックします(C2セルには「=B2+C2」と表示されます)。
(数式で参照されているセルは色付きの枠で点滅表示されます。カラーリファレンスと言います。)
- [Enter]キーを押すと計算されます(D2セルには計算結果の12が表示されます)。
(計算式を確認するにはD2セルをクリックしてアクティブにすると、数式バーに表示されます)
[オートSUM]ボタンを使った自動合計の使用方法
(操作例1) 合計の関数SUMの入力
- 関数を入力するB6セルをクリックしてアクティブにします。
- ツールバーの[オートSUM]ボタンをクリックします。
- B6セルと数式バーにに[=SUM(B2:B5)]と表示され、B2:B5セルが破線で囲まれます。
- 合計の範囲はこれで良いので【Enter】キーを押すと決定され、計算結果が表示されます。
- (注)表示された範囲が違う場合は、自分で正しい範囲をドラッグして指示します。
- B6セルには計算結果「100」が表示され、数式バーには「=SUM(B2:B5)」が表示されます。
Excel 2002以降のみ
- Excel2002から[オートSUM]ボタンからよく使われる関数、
[平均 AVERAGE]、[データの個数 COUNT]、[最大値 MAX]、[最小値 MIN]
が入力できるようになっています。
- [その他の機能]は[関数の挿入]ボタン(数式バーの横の【fx】ボタン)と同じ機能で、関数の挿入ダイアログが開きます。
- 入力するセル(B7セル)を選択します。
- [関数の挿入]ボタンをクリックします。
- [関数の挿入]ダイアログが開きます。
[関数の分類]を[全て表示]にすると、関数がアルファベット順に表示されます。
使用する関数をクリックします。
- 平均の関数[AVERAGE]を選択すると、数値1に「B2:B6]と範囲が表示されます。
ところが、今回の場合の範囲は「B2:B5」でないといけません。
正しいセル範囲【B2:B5】をドラッグして選択すると、引数の入力欄に選択範囲が表示されます。
- 【関数の引数】ダイアログが邪魔になる時は、入力欄の右端のボタンをクリックして、最小化します。
または、タイトルバーをドラッグして邪魔にならないところに移動します。
- 関数の引数を折りたたんだ状態でセル範囲を選択します。
- 【Enter】キーを押すか、入力欄の右端のボタンをクリックして、【関数の引数】ダイアログを元のサイズに戻します。
- 【関数の引数】ダイアログの【OK】ボタンをクリックします。【Enter】キーを押しても同じです。
セルに計算結果が、数式バーに計算式が表示されました。
選択したセルに同時に数式を入力する方法
- 同じ数式を同時に入力するには[Ctrl]+[Enter]で入力することができます。
- 入力するセル範囲 E2:E5 を選択します。
- アクティブセル(E2セル)に数式 =C2*D2 と入力し、[Ctrl]+[Enter]で確定します。
- 選択していたセルに数式が入力できました。
- ダイアログの場合
- 入力するセルE2:E5を選択します。
- 関数の引数ダイアログボックスを設定し、[Ctrl]キーを押しながら[OK]ボタンをクリックします。
- 選択していたセルに数式が入力できました。
名前ボックスを利用した関数の入力 Topへ
- (例) D2セルに「=IF(AND(B2>=70,C2>=70),"合格","不合格")」と入力する場合で説明します。
- D2セルに「=」を入力します。名前ボックスがグレーになり関数が選択できるようになります。
- 名前ボックスの「▼」をクリックすると最近使用した関数が表示されます。
- ここに表示されない場合は「その他の関数」を選択すると、関数の挿入ダイアログが表示されます。
- 真の場合と、偽の場合にそれぞれ「合格」「不合格」と入力し、理論式のボックスを選択しカーソルを表示します。
- 名前ボックスから、関数「AND」を選択します。
- AND関数の理論式1,2を入力して、【OK】ボタンをクリックします。
- 完成しました。
複数の関数を入力する Topへ
- (例) =ROUND(AVERAGE(A1:C1),1)を「関数の入力ボタン」を使って入力する方法
- 【Point】関数の引数ダイアログの[OK]ボタンは一番最後まで押さないこと。
- 入力するを選択し、関数の挿入ボタン[fx]をクリックしてROUND関数を選択します。
数値の入力欄にカーソルが表示されているのを確認します。
- 名前ボックスの[▼]ボタンをクリックし、AVERAGE関数を選択します。
- AVERAGE関数の数値欄に平均するセル範囲を設定します。
- 数式バーの「ROUND」の部分をクリックすると、ROUND関数の引数ダイアログが表示されます。
- ROUND関数の桁数の入力欄に「1」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
- D1セルに「=ROUND(AVERAGE(A1:C1),1)」と入力できました。
- 基本は年/月/日と入力します。区切りは/(スラッシュ)の他に-(ハイフン)も使えます。
- パソコンの日付と同じ年を入力する時は年の入力は省略できます。
(違う年の日付の場合は 2022/2/5 のように年から入力します。)
- 『令和4年2月25日』、『R4.2.15』と表示したいなど、表示を変えたい場合は表示形式を変更します。
日付の表示形式についてはこちらを参照
- 【入力例】
- キーボードから「2/5」と入力します。
(『2-5』と入力しても同じです)
- 【Enter】キーを押します。
- セルには「2月5日」と表示されます。
- 数式バーにセルの値「2022/2/5」が表示されます。
- (注)セルの値(中身)は「2022/2/2」となることに注意!
(ここを作成したのは2022年です。パソコンの日付、時刻が使用されます。)
パソコンの日付は正しく設定しましょう。設定方法はこちらを参照
和暦で入力する(元号を使う)方法 Topへ
- 「元号年.月.日」の形式で入力します。(H18.2.25のように「.」(ピリオド,ドット)で区切ります。
元号の後ろには『.』を使いません。『H.18.2.25』としたら文字列になります)
- 平成18年2月25日 と日本語で入力してもエクセルが日付と判断して「2006/2/25」と変換し結果は同じになります。
- 【入力例】
- キーボードから「R1.6.15」と入力します。
- [Enter]キーを押します。
- 数式バーにセルの値「2019/6/15」が表示されます。
- 【参考1】
- 明治の場合: M33.1.1 以降 (M32以前(1900年以前)は文字列となり、日付として認識しません。)
- 大正の場合: T10.2.25
- 昭和の場合: S40.2.25
- 【参考2】
- Windows版 Excelでは1900年日付システムが既定で使用されていますので、1900年以前については注意が必要です。
なお、Macintosh版Excelでは1904年日付システムが既定で使用されています。
- 日付システムを変更するには、[ツール]→[オプション]の[計算方法]タブをクリックして「1904 年から計算する」をオンまたはオフにします。
- 【参考資料】西暦を下2桁で入力する場合は注意が必要です。
- Versionによって変換される年が異なっています。
Excel2000以降では00〜29は西暦2000〜2029、30〜99は西暦1930〜1999年となります。
- [XL2000] 日付の 2 桁入力と和暦入力について
http://support.microsoft.com/kb/416772/ja/
- [XL97] 日付の 2 桁入力と和暦入力について
http://support.microsoft.com/kb/405494/ja/
- [XL95] 日付の 2 桁入力と和暦入力について
http://support.microsoft.com/kb/164406/ja/
- セルを選択して、キーボードのキーを押すと即入力されます。
Excelでは上書き状態で入力されますので、今どこがアクティブになっているか注意が必要です。
さもないと変なところに変な文字が入力されたり、式が変更されたりしてしまいます。
-
セル内で修正する方法(1)
- 修正する文字にマウスポインタを合わせ、ダブルクリックします。
- カーソルが表示されます。
- キーボードから修正します。
-
セル内で修正する方法(2)
- 修正するセルをクリックして、選択した後、
[F2]キーを押すとカーソルが表示されます。
- キーボードから修正します。
-
数式バーで修正する方法
- 修正するセルをクリックします。
- 数式バー内をクリックすると、
数式バーにカーソルが表示されます。
- キーボードから修正します。
- セル内と数式バーで修正ができます。
- 方法1 数式のセル範囲をキーボードを使って修正します。
(セル内でも数式バー内でもどちらでも好きなほうで結構です。)
- 方法2 マウス操作で、数式内のセル範囲を修正します。
(カラーリファレンスを使う方法)
-
数式バーで修正する方法(カラーリファレンスを使う)
- セルをアクティブにして、数式バーのセル範囲をクリックします。
セル範囲が青線で囲まれます。
- 青線のコーナー部をドラッグして、正しいセル範囲を青線で囲みます。
(数式内のセル範囲も青線の範囲に合わせて変化します。)
[Enter] キーを押して完了です。
-
セル内で修正する方法(カラーリファレンスを利用する)
- セルをダブルクリックします。
セルに数式とカーソルが表示され、セル範囲が青線で囲まれます。
- 青線のコーナー部をドラッグして、正しいセル範囲を青線で囲みます。
(数式内のセル範囲も青線の範囲に合わせて変化します。)
[Enter] キーを押して完了です。
オートフィル ハンドル「+」が表示されない場合
- 選択したセルの右下のオートフィル ハンドルをポイントしても「+」が表示されない時は、オプションの設定を確認してください。
右下のフィルハンドルは常時表示されるように変わりました。
+が表示されていない |
+が表示されている |
|
|
- [ファイル]タブをクリックして、バックステージを表示します。
[オプション]をクリックして、Excelのオプション ダイアログボックスを表示します。
- 「フィルハンドルおよびセルのドラッグ アンド ドロップを使用する」のチェックが外れていませんか? チェックを入れましょう。
連続した文字列の入力(オートフィルの使い方)
- 画面に表示されている範囲など、ある程度狭い範囲はマウスのドラッグ操作で簡単にできます。
- A2セルに「月」と入力します。
- 「月」(A2セル)をクリックして選択。
- 右下隅(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせると、黒十字に変わります。
- 黒十字の状態で、下へドラッグします。
- 連続した文字列が入力されます。
- (注)上図の例では列方向(下方向)ですが、行方向(横方向)でも同様です。
- また、基準のセルから上方向や左方向にドラッグすると、連続したマイナスの値になります。
- 入力する範囲が広い場合は[ホーム]タブの編集グループの[フィル]→[連続データの作成]の方が便利です。
登録されている連続データ(ユーザー設定リスト)
- [ファイル]タブをクリックして、バックステージを表示します。
[オプション]を選択して、Excelのオプション ダイアログボックスを表示します。
[詳細設定]を選択します。
全般の並べ替え順や連続データ入力設定で使用するリストを作成します。のところにある[ユーザー設定リストの編集]ボタンをクリックします。
- 表示されたリストが初期状態で登録されているリストです。
- 【例】名簿など名前を入力する場合、1度登録しておけばオートフィルで簡単に入力できます。
- 名前を入力し、入力したセル範囲を選択します。
- [ファイル]タブをクリックして、バックステージを表示します。
[オプション]を選択して、Excelのオプション ダイアログボックスを表示します。
[詳細設定]を選択します。
全般の並べ替え順や連続データ入力設定で使用するリストを作成します。のところにある[ユーザー設定リストの編集]ボタンをクリックします。
- 「リストの取り込み元範囲」に選択したセル範囲が表示されます。
- [インポート]ボタンをクリックすると、「リストの項目」に選択していたセルの値が表示されます。
- セルに1つ名前を入力し、フィルハンドルをドラッグします。
- 登録したリスト順で名前が入力されます。
- 文字列に数字が含まれるものも連続した値が入力できます。(登録の必要はない)
(注:漢数字の場合は連続になりません)
オートフィルオプションを使う方法(Excel2002以降の場合)
- 最初の数字を入力して、フィルハンドルをドラッグします。
- 右下にオートフィルオプションが表示されます
- オートフィルオプション ボタンをクリックして、メニューを開き、[連続データ]を選択します。
数値データを2個入力する方法(Excel 2000 & 2002 共通)
- (注)2つのセルの規則性によって値がコピーされます。
- 10と20なら 30,40・・・・100となります(+10の規則性)。
- 2と4なら 6,8,10・・・・20となります(+2の規則性)。
- ドラッグする方向が右および下方向ならプラス、左および上方向ならマイナスされます。
- セルに1と2を入力します。
- 1と2のセルを選択し、フィルハンドルをポイントします。
- フィルハンドルをドラッグします。
(右下に値が表示されます)
- マウスのボタンを離すと、連続データが入力されます。
[Ctrl]キーを押しながらドラッグする(Excel 2000 & 2002 共通)
- 1と入力して、[Ctrl]キーを押しながらドラッグします。
(マウスポインタ+に+が付いています。)
- 2,3,4・・・と増分1で入力されます。
右ドラッグでの方法(Excel 2000 & 2002 共通)
-
増分が+1の時
- 1と入力して、フィルハンドルを右ドラッグします。
- マウスの右ボタンを離すとメニューが出ます。
- メニューの[連続データ]を選択します。
- +1の連続数値が入力されます。
-
増分を自分で決めたい時
- セルに最初の値を入力します
- メニューバーの[編集]→[フィル]→[連続データの作成]を選択します。
- 方向、種類を選択します。
行方向へ入力したい時は[列]にチェックを入れます。
- 増分値と停止値を入れます。
- 開始セルに値を入れます。
- [ホーム]タブの編集グループの[フィル]→[連続データの作成]を選択します。
- 「連続データ」ダイアログで設定します。
- (例1)連続データ『1,2,3・・・20』を下方向に入力する場合
- 最初のセルには『1』を入力しておきます。
- 範囲:『列』
種類:『加算』
増分値:『1』
停止値:『20』
と、設定します。
- (例2)連続データ『2,4,6・・・20』を下方向に入力する場合
- 最初のセルには『2』を入力しておきます。
- 範囲:『列』
種類:『加算』
増分値:『2』
停止値:『20』
と、設定します。
- 数式のコピーもオートフィルを使うと便利です。
- E2セルをアクティブにして、右下のフィルハンドルをドラッグします。
- フィルハンドルをダブルクリックします。
左列のデータが入力されているセルと、同じ行まで下側にコピーされます。
- [ファイル]タブをクリックして、バックステージを表示します。
[オプション]をクリックして、Excelのオプション ダイアログボックスを表示します。
- 「フィルハンドルおよびセルのドラッグ アンド ドロップを使用する」のチェックが外れていませんか? チェックを入れましょう。
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