題名どおりの、
恋の狂騒曲でした。
恋でいろいろと騒がせるお話で。
いちばん印象に残ったのが、色使い。
セピア系の色で、かなり統一していたと思うのだが。服装と部屋の中の家具とか。
とくにナオミ・ワッツさんは全身をセピア系(茶色やグレーや白系でも、グラデーション風になる)に着こなすと、髪の毛も同系色だから、
シックなお洒落になるんだよね〜。
セピア系でなければ、やはりシックになる黒も着ていたっけ。
…なんて、ファッションのことを記事に書くのは珍しい私ですが。
ナオミ・ワッツさん、好きなんだけど、どうも、いつも同じ演技のように感じてしまうのは、なぜ?
同じ人なんだから、それが当たり前かもしれないし、たぶん、
「マルホランド・ドライブ」 以来のファンの私だからこそ、多くを望みすぎなんでしょう。
じゅうぶん、こなしてます。
以下ネタばれ。(重大なネタばれじゃないけど、今後、見るなら、知らないほうが楽しめるんじゃない?と感じたら、普通の映画紹介に近い内容でも、ネタばれとしています。)
このドラマ、ナオミさん夫婦とナオミさんの両親、4人すべてが、もともとの結婚相手と違う異性と「恋の狂騒曲」を繰り広げますね。
ナオミさんの夫ジョシュ・ブローリンのお相手は、お向かいに住む、
フリーダ・ピントさん。
「スラムドッグ$ミリオネア」 の彼女です。
いま、朝ドラで、日本人とフィリピン人のハーフである高橋メアリージュンさんをよく見るので、こういう顔立ち(?)には、おなじみな今日このごろではあります。
きれいです。
ナオミさんの父親アンソニー・ホプキンスのお相手は、
ルーシー・パンチさん。
なんともパンチのある名前だけど、私は知らなかった…。ただ、私が見ていないだけで、いろいろ映画に出ているようですね。
女優くずれ(?)のお色気のある役で、ご老体のホプキンスさん、イチコロです。
ナオミさんの母親役
ジェマ・ジョーンズさんは、占い師にハマリつつ、新たな恋も見つけますね。
占いによるとどうだこうだ、とうるさいので、娘婿(むすめむこ)には、迷惑がられております。
ジェマさんは「ハリー・ポッター」シリーズで、ホグワーツ魔法魔術学校の校医を演じていたようだけど、思い出しません…。
アンソニー・ホプキンスは、説明するまでもないでしょう。
バイアグラを飲みながら、若い彼女とガンバりますよ。(笑)
ナオミさんが惹かれるのは、上司のアントニオ・バンデラス。よくあるパターンか。
今回はわりと控えめな印象のバンちゃん。脇役らしさが。
というような恋の騒ぎなどを語ってきながら、
あれ、途中で終わっちゃったような? う〜ん、人生って、このお話のあとも、まだまだ続いていくのでありましたよ。
教養とか知性とかが垣間見えるようなスノッブ的印象があるので苦手なアレン映画としては、だいたい問題なく観賞した。
ただ、夫が作家をめざすって、
「ミッドナイト・イン・パリ」 でも彼氏が同じ仕事だったし、パターン化してないか?
ナオミさんが絵画関係の仕事というのも…やっぱり、作家とか絵画とか、ちょっと
セレブっぽいスノッブはあるよなあ。