パシフィック・リム:アップライジング

PACIFIC RIM UPRISING
監督 スティーヴン・S・デナイト
出演 ジョン・ボイエガ  ケイリー・スピーニー  スコット・イーストウッド  ジン・ティエン  菊地凛子  チャーリー・デイ  バーン・ゴーマン  アドリア・アルホナ  イヴァンナ・ザクノ  新田真剣佑
脚本 エミリー・カーマイケル  キラ・スナイダー  T・S・ノーリン  スティーヴン・S・デナイト
撮影 ダン・ミンデル
編集 ディラン・ハイスミス  ジョシュ・シェーファー  ザック・スタンバーグ
音楽 ローン・バルフェ
2018年 アメリカ・中国・イギリス作品 111分
好き度☆☆☆


ライトなパシリム。

前作は、夜間や海中での戦いが見にくくて、今度は昼間の戦いが多いらしいので見やすいのでは?
と思って観てみたのだが…。

見やすいことは見やすいが、なんというか、「軽く」なってしまった気もするのであった。
「ライト」。「明るさ」が「軽さ」も呼んだか。
そういう気分で「パシフィック・リム」を振り返ってみると、戦闘シーンが暗いのばっかりじゃん!と不平を言っていたのは間違いであり、見にくいギリギリで、ズンズンと戦うのが、重々しさとカッコよさと、一種の神秘を生み出していたのか!?と気づかせてくれる。(実際「パシリム」は大好きなのである。画面が暗かろうが何だろうが。)

こうなると、外見は「トランスフォーマー」と、あんまり変わらない印象にもなってくる。「パシリム」は、中に乗り込んで、ふたりで操縦している、という違いはあるから、あくまでも、外からの見かけ上の話だが。

それに、前作の主役級功労者を、いとも簡単に葬り去るのは、どうなのか? ねえ?
それに、中国企業(またか!)の女社長に「キングコング:髑髏島の巨神」でも見たジン・ティエンさん(またか!)。同じ「レジェンダリー・ピクチャーズ」製作だから、同じ女優さんなわけ? 専属なの?

前作の凸凹研究者コンビ、ニュート&ハーマン(チャーリー・デイ、バーン・ゴーマン)が登場するのは、うれしい。
ニュートはなぜか、くだんの中国企業に就職していて、これが後々、重要な意味をもってくる。

最終決戦は、ニッポンの…なんだけど、なぜか目的地ではない東京にカイジュウは上陸している。ビルヂングを壊し放題で、誰が弁償するんですかっ!?




〔2018年4月15日(日) イオンシネマ 大井〕


映画感想/書くのは私だ へ        トップページへ