Salad

製作者(敬称略)
Unit Missing Link

概要
シンプルで使いやすいプログラムランチャーです。
ランチャーとは、ごく平たくいえば、ゲームだのビューアだの何だのといったプログラムの起動を管理するアプリケーションのことです。もともと、起動するのが面倒なDOSプログラムを手軽に起動できるようにするアプリケーションのことだったようですね。
プログラムをいろいろインストールしてゆくと、ショートカットが多くなってデスクトップがごちゃごちゃしたり、実行ファイルがどこにいったのかわからなくなったりすることが多くなりますが、これから紹介するSaladに登録しておけば、楽にそれらの管理ができ、一発で起動することができます。
なお、現在のバージョンは0.27です。
種別 ファイル容量 ダウンロード所要時間 ダウンロード先へのリンク
プログラムランチャー 解凍前:約430KB
解凍後:約750KB
アナログ33.6kモデム:約2分
アナログ56kモデム:約1分半
ISDN64k:約1分
製作者HP

Vector
容量はおおよその数値、ダウンロード所要時間は単純計算で算出したものです。
ダウンロード所要時間に関しては、ダウンロード先のサーバの具合によって大きく差が出る場合があります。
以上、御了承ください。

ダウンロード
製作者HPは改装のため一時閉鎖だそうなので、Vectorからどうぞ。
飛んだ先のページの右下「ダウンロードはこちらから」をクリック。HTTP・FTPを適宜選んで、そのままダウンロードするなり、Iriaを使うなり、お好みの方法でどうぞ。
Iriaの解説はコチラ

インストール
ダウンロードした「salad027.lzh」をeoやlhasaで解凍し、出てきたフォルダを適当なところに置けばOK。
eoの解説はコチラ

使い方
解凍したフォルダの中にある「salad.exe」をダブルクリックして起動させると、↓のような設定画面が出てきます。

まずはここで設定をするわけですが。
右のほうにある「追加」ボタンをクリックすると、ファイル(「.exe」の実行ファイル、「.lnk」のショートカットファイル)を指定する窓が出てくるので、登録したいプログラムを選んで「OK」を押し、追加してゆきます。
登録したプログラムを外したい時は、左側の窓でプログラムを選んで「削除」ボタン。
「名前の変更」は、文字通り、登録するときの名前を変えたいときに。
「上へ」「下へ」は位置を変えます。プログラムの種類ごとにまとめるといいかもしれません。
「セパレータ」は区切り線をつけます。「-----------」という線ですね。
一番下の「サウンド」は、プログラムを起動したときに音を鳴らしたい場合に使います。対応している音声ファイルは「.wav」のWAVEファイル。
画面左半分にある窓で鳴らしたいプログラムをクリックし、「参照」を押してお好みのWAVEファイルを選べばOKです。
上の画像のように、ひととおり登録が終わったら、「適用」→「OK」。これで使えます。
タスクトレイ(デスクトップの一番右下にある、小さいアイコンがいくつか並んでいるところ)に、アイコンが一つ増えているのがわかるでしょうか。
そのアイコンをクリックすると、↓のような感じになります。

画面全体だと、こんな↓感じ。

なかなかコンパクトです。
このタブからプリグラムを選んでクリックすると起動します。
新しいプログラムを追加したり、登録してあるものを削除したりしたいときは、タスクトレイにあるSaladのアイコンを右クリックし、「Saladのプロパティ」を選んでクリックします。起動したときと同じウィンドウが出てくるので、自由に設定し直してください。

さて、このSaladには初期状態で「壁紙の変更」「「最近使ったファイル」の削除」「テンポラリファイルの削除」「システム情報」の四つのメニューがありますが、ここからはそれらの解説を。
まずは「壁紙の変更」。文字通りの機能です。
設定をするには、タスクトレイのアイコンを右クリックし、「Saladのプロパティ」を選んで出てきたウィンドウの「パーソナルアプリケーション」というタブをクリック。
↓のような画面になります。

右半分の「壁紙の変更」の「追加」ボタンを押し、壁紙にしたい「.bmp」のビットマップファイルを選びます。細かい操作は、上で解説したプログラムの追加や削除の方法と同じ。
表示位置は「中央に表示」「並べて表示」の二つ。大きな画像のときは「中央に表示」、小さな画像のときは「並べて表示」にしておけばいいでしょう。
終わったら「適用」→「OK」。これで、タスクトレイのアイコンを右クリックし「壁紙の変更」を選べば、登録した画像から壁紙を選ぶことができます。
「「最近使ったファイル」の削除」は、文字通りですね。デスクトップの右下、「スタート」ボタンの中にある「最近使ったファイル」を削除します。人に見せられないファイルを使ったあとなどにどうぞ。
次に「テンポラリファイルの削除」。何かのアプリケーションをインストールするときや、アプリケーションを使って作業をするときに一時的にファイルを保存する場合がありまして、それをテンポラリファイルといいます。
タスクトレイのアイコンを右クリック→「パーソナルアプリケーション」から、左側の窓の「テンポラリファイルの削除」を選ぶと、これを選んだときに削除されるフォルダを選べますが、御本家のヘルプファイルにもあるように、下手にいじると必要なファイルまで消してしまうことがあるので、必要のない限りは初期状態のままにしておくのがいいでしょう。
「システム情報」は、お使いのマシンのメモリ情報などを表示します。仮想メモリの位置を変更したりもできますが、サバ@管理人はあまり使っていないので、ここでは割愛します。
これらのメニューを削除したいときは、やはりタスクトレイのアイコンを右クリック→「パーソナルアプリケーション」を選び、左側の窓に表示されている各メニューのチェックを外し、「適用」→「OK」で完了です。

ちょっとしたカスタマイズ機能も搭載しています。
タスクトレイのアイコンを右クリック→「スタイル」をクリックすると、↓のような画面になります。

「タスクトレイ表示アイコン」でアイコンの設定、「操作」で操作の変更ができます。
「タスクトレイ表示アイコン」の「読み込み」ボタンを押してお好みのアイコン(「.ico」のファイル)を指定すれば、タスクトレイに表示されるアイコンを変更できます。指定し終わったら「適用」→「OK」。
「デフォルト」ボタンを押すと、初期のアイコンに戻ります。
「操作」は、見たとおり。お好みのほうでどうぞ。

サバのひとこと
ここまで解説してきたように、Saladはごく簡単な操作でプログラムの起動を管理できます。
いろいろ登録してゆくと、こんどは「パソコンを起動するたびにSaladを起動させるのは面倒だ」と思うことがあるかもしれません。そんなときは、あらかじめSaladのショートカットを作っておき、それを「マイコンピュータ」→「C:」→「WINDOWS」→「スタートメニュー」→「プログラム」→「スタートアップ」のフォルダに入れておけば、Windowsが起動するのと同時にSaladも起動するようになります。
これはSaladに限らず使えますので、何か起動と同時に動かしたいアプリケーションがあったらやってみましょう。
壁紙変更機能に関しては、容量の重いビットマップファイルだけに対応していますので、たくさんの壁紙を登録したい方には向いていないかもしれません。そういうときは、既にご紹介した「Wallpaper Change」を使ってみるといいでしょう。
また、直に「.exe」の実行ファイルを指定した場合、起動したアプリケーションの設定が初期状態になってしまう場合があります(未確認ですが、たぶんINIファイルの呼び出しと起動場所の関係上?)。なので、どこかにフォルダを作り、ショートカットをまとめて入れておくと安心です。
ともあれ、このSaladを導入すれば、ゴチャついたデスクトップも整理できますし、何より使いやすく見やすいので、サバ@管理人もスタートアップに入れて愛用させて頂いております。
御本家のヘルプファイルも非常に丁寧に書かれているので、そちらを参照しながら使いこなしてみて下さい。