(C)Talk Line/小学校/国語/詩「アサガオ」/4年/一字読解
詩「アサガオ」を授業するにあたって、すべての言葉を辞書で調べた。
以下、【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】より引用。(引用許可は取ってあります。)
あさがお【朝顔】‥がほ
ひるがお科の一年生つる草。夏から初秋にかけて、じょうご形の美しい花を開く。
りょうてのひら(両掌)(両手の平)辞典には載っていない。「りょう」+「てのひら」
りょう*両[兩]
リョウ(リヤウ)
ふたつ ふたつながら
造・名相対して1組となるものの双方。ふたつ。ふたつながら。「両の手」「両方・両立・両存・両人・両雄・両虎・両手・両足・両眼・両親・両翼・両院・両端・両極・両国・一挙両得・両三日・一両日」
両方で1対になるものを数える語。
てのひら【△掌】
手首から先の、指が折れ曲がる側の面。「―をかえすように」(→てのうら)「手の平」の意。
で(格助)
動作・作用・状態が現れる場に伴う事物や情況を示すのに使う。
その動作・作用・状態が基づく具体的なものを示す。
その事が現れる(行われる)場所や時を示す。「ドイツの大学―学んだ」「報告書―も指摘しておいた」「ここ―(=この場で。または、今)新しい説を紹介しましょう」「あと―ぼくがかたづける」「今―はまじめに暮らしている」「一週間―直せる」場所や時を示すには「に」も使えるが、「銀座―会う」「銀座に在る」を比べて分かるとおり、「に」は存在(に関連すること)の場所、「で」は(活動的な)物事の起こる場所を言う。「いなか―暮らす」「いなかに住む」も、「住む」が「暮らす」より静的な意味の表現である点で言い分ける。「店は7時―閉めます」と「店は7時に閉めます」との意味の違いも、前者は営業を終わらせる行為を積極的に背景とした言い方で営業時間の限度が7時だという含みが伴いやすく、後者はその日の営業をやめ閉店状態になるのが7時だということ。
「ふうわりと」はない。「ふわりと」の変形。さらに柔らかい感じ、5音にする効果。
ふわりと(副)
軽くただよう、または揺れるさま。「カーテンが風で―揺れる」「―空中に浮く」
柔らかい物をそっと軽く載せるさま。「毛布を―掛ける」
つつ-む【包む】
五他外側からおおう。「会場は熱気に―・まれた」
おおって、その中に入れる。「本をふろしきで―」「お祝いに1万円―」
かくす。「うれしさを―・みきれずに顔に出す」
て
接助《活用語の連用形に付く。撥はつ音便・ガ行イ音便の後では「で」になり、形容詞型活用の後には「って」も使う》前の語句を後の語句につなぐのに使う。時の観点から見れば、前の語句と後の語句とが同時的な場合と、前の語句が後の語句に先立つ場合とがある。「面白く―ためになる」「山が高く―登れない」「描写し尽くし―余すところがない」「絵に向かっ―じっと座っ―いた」「屋根からとんでおりる」「雨降っ―地固まる」「富士を仰いで深呼吸する」「噂うわさになっ―(から)久しい」「君に代わっ―ぼくが話そう」「寒くってがまんできない」「て」自体は、順接・逆接とか因果関係の表明とかと無縁で、また連用修飾のしるしともならない。
みる【見る・△視る・△観る】
《動詞の連用形に助詞の「て」の付いた形を受けて》
ためしに…する。「一口食べて―」「考えてもみろ」
たい【△度い】
助動《動詞と助動詞「(さ)せる」「(ら)れる」との連用形に付く。形容詞型活用》希望を表す。他の助動詞に対しては付かない「がる」が付くとか、助動詞相互の結合順における位置とかの特徴で、「たい」を、動詞から形容詞を作る接尾語とする説がある。表記「度い」は「度」の音「タク」を連用形に当てたことに由来する。
動詞の主語に当たるものがそれを希望している意。「今日はじっくり話し―」「今は誰にも会いたくない」「大学に行き―」「泣きたかった」「お前も早く大人になりたかろう」「ぜひお話が願いとうございます」終止形または「たくない」で言い切る文は(主語が現れていなくとも)第一人称の文である。近ごろは、「望む」など意味上「たい」を付けるに及ばない場合にも「将来の発展を望み―(と思う)」のように言うことが多くなった。なお、「酒を飲みたい」「酒が飲みたい」は、どちらも使う。前者は「(酒ヲ飲み)タイ」で何をしたいのかを、後者は「酒ガ(飲みタイ)」で飲みたい対象は何かを表し、区別される。
な-る【成る・△為る・△生る】
五自その事物が新たな形をとって現れる。「なす」の自動詞。
《「…に―」「…と―」の形で、また形容詞連用形を受けて》…の状態に達する。[為・成]「おとなに―」「もう3時に―」「大臣と―」「薬に―」(薬として役立つ)「ために―」(その人にとってよい結果を招くのに役立つ)「強く―」将棋で、銀将以下の駒こまが敵陣に入り金将の資格を得、また飛車が竜王、角行が竜馬りゆうめに変わることも言う。この場合は単独で使い、「成る」と書く。
この【×此の】
連体「これ」と指し示せるような関係に立つ意を表す語。
話し手の手に触れるほど近い位置にあることを表す語。「―本をあげよう」「きょうの―よい日に」
かわい-い【可△愛い】かはいい
形(小さくて)愛らしい。「―子ねこ」。小さい。「―電池」
愛して大事に思う。「―子には旅をさせよ」(子がかわいければ、甘やかして育てずに、世間に出して苦労をさせるのがよい。昔、旅はつらいものであったから、そう言う)
はな【花・華】
ある時期に開き、多くは美しい色やよい香を有する、高等植物の繁殖をつかさどる器官。「―が咲く」「―が散る」「雪の―」(降る雪を花にたとえた言い方)「―は桜木、人は武士」「―より団子」(風流を解さないこと、または名より実利を取ること)「―も実みもある」(外観も美しく実質も備えている。名実を兼ね備える)「昔は―を咲かせた(=全盛だった)ものだ」「うわさ話に―を咲かせる」(盛んにうわさ話をする)単に「花」と言って、桜の花を指すことがある。「―は吉野」「―の雲(=桜花が遠くに連なり咲いたさまのたとえ)鐘は上野か浅草か」(芭蕉)。ハナミズキの花と普通に呼ばれるのは、花びらでなく萼がくだが、花びらの集まりのように見えるものも日常語では「花」と言う。
が
格助
《体言(に相当する表現)Aに付いてBを述語とし》Bの主語を示す。
です
助動《体言およびそれに準ずるものに付く》助動詞「だ」の丁寧な言い方。「苦労の毎日―」「まあいいでしょう」「あなたはそのころ45、6でしたろう」「お早いお着きでしたね」「昔から慕っていたん―」「いやなこってす(=事です)」「でございます」よりは丁寧さが低い。
たった
副ほんの。「―これだけ」「―今帰ったところ」「―10円」「ただ」の促音化。→ただ
いま【今】
今と見なせるほどに近い過去、または未来。「―来たばかりだ」「―行くよ」「―か―か(=もう現れるか)と待ちうける」「今に」の用法では、近い将来をさす。
ちきゅう【地球】
われわれ人類が住んでいる天体。太陽をまわる惑星の一つ。
に
格助動作・作用の及ぶ対象を静的に見て示すのに使う。原則的には体言性の表現(末が副助詞の連語を含む)に付くが、特定の言い回しでは活用語の連体形(や連用形)また句に付く。
《移動に関する動詞と共に使って》動作・作用による到達点を示す。
つく【着く】五自 動いて行って、ある所・物に達する。
移動してある場所に至る。到着する。「目的地に―」「荷物が―」
た
助動《用言および用言と同じ型に活用する助動詞の連用形に付く。撥はつ音便、ガ行五段のイ音便に連なる場合は「だ」となる》
その事の完了を認めるのに使う。「父もすっかり老い―」「望みは捨て―」「勉強したら遊びに行っていいよ」
ばかり
副助この範囲・程度のもの・ことと(見積もって)限定するのに使う。俗語では「ばっかり」「ばかし」「ばっかし」とも言う。動詞「はかる」の連用形から転じた語。「許り」と書くこともある。
《動詞や助動詞「た」「ぬ」(多くは「ん」になる)に終わる表現に付いて》その動作との間に、状態や時間の差がほとんど認められないという気持を言う。「出掛ける―のところに電話が鳴った」「邸内の桜は散る―に開ききっている」「その書類はいま読んだ―だ」「昨日会った―の人」「つまらないと言わぬ―に(=あからさまにそうと言わないにとどまり、それと差がないように)あくびをする」「泣かん―の顔」「飛びあがらん―に驚いた」「ん」は「む」の後身でなく「ぬ」が起原。
の
格助
《Aが数量(に準ずる)表現の場合》B(に関する何か)の量がAであることを表す。「3頭―馬」「若干―話題」「2メートル―身長」「2メートル―大男」「まだ八つ―子供を頭かしらに5人―子供を抱える」「個個―問題」「それぞれ―人」「すべて―会社」
ほやほや
名ノナ
出来たてで、やわらかく、温かいさま。「―のパン」
その状態になって間もないさま。「新婚の―」
あさ【朝】
夜明けからしばらくの間。⇔夕・宵・晩。正午までをさす場合がある。
の
格助
《Bが関係や、何かに依存して言えるものの場合》Bと呼べる規準となるのがAだという関係を表す。「私―母」「田中家―客となる」「この店―常連」「P―原点に関する対称点」「嵯峨さがは竹―名所だ」「設計―ため―指示書」
かお【顔】かほ
頭部の前面。目や鼻や口がある所。
顔の様子。
顔つき。表情。「変な―をする」
まだ【△未だ】
副予想または予期する段階にまで至らない意で使う語。
その時もなお、以前と変わりが起こらない状態にあること。
うちゅう【宇宙】
万物を含むすべての広がり。天地。
物理学的には、物質・輻射ふくしやが存在し得る限りの全空間。また天文学的には、すべての天体を含む全空間。spaceの近ごろの一用法の訳語として、特に地球の大気圏に近い所をも指す。「―飛行」
哲学的には、秩序ある統一体としての世界。
におい【×匂(い)・△臭(い)】にほひ
嗅覚きゆうかくを刺激するもの。普通、よいにおいを「匂」、悪いにおいを「臭」と書く。
おもむき。気韻。
ぷんぷん
副
においが激しくするさま。「―(と)におう」
きょう【〈今日〉】けふ
(今経過しつつある)この日。「―このごろ」
はじまり【始まり】
始まること。
開始(の時刻)。「授業の―が遅れる」