親指シフト方式って何?という方へ。 タッチタイプ時に親指を置いているであろう位置(具体的には「無変換」「空白」「変換」の3キー)のうち2つのキーを使って、(小指でShiftキーを 押しつつ大文字を出すのと同様の操作で)文字のシフトを行う方式です。 ただし一般的には、NICOLAの元となった「専用の親指シフトキーを装備した、富士通製のカナ配列(いわゆるOASYS配列)」と同義の言葉なので、 飛鳥を単に「親指シフト」というのは避けるべきです。 ちなみに、飛鳥で使う親指シフトキーは、「無変換」「空白」「変換」のうちどの2キーを親指シフトとしてもかまいませんが、真ん中にスペースキーがある 普通のキーボードでしたら、「無変換」を左シフトとして、「変換」を右シフトとして使うのがよいでしょう。 ニコラとは異なる文字配置ルールをとっている([r/t/y/u/g/h/b]の逆三角位置には、重要な文字をあまり配置しない様になっている気が する)ので、わざ わざニコラのように「Bキー直下で親指シフトキーがちょうど別れているキーボードを探す」必要などなく、スペースキーはスペースキー(空白および変換)と して使い続けることができます。 実際にキーボードを選択する場合は、スペースキーが文字キー[F][G][H][J]の4キーをあわせた幅からはみ出していないことさえ満たしていれ ば、特に問題はありません。 106jp系キーボードではもっともこの条件を得にくい(スペースキーがやたらと大きい)Toshiba/Dynabookシリーズであっても、この条 件は問題なくクリアしていますので、大抵のPCであれば(ノートPCであっても)問題なく利用できます。 |
親指シフト方式での打ち心地を試してみたい方
へ。 そんな方は、ひとまず拙作の「親指シフト練習用配列五 十音順配列「楓 配列(か えではいれつ)」 」を使ってみてください…親指ひゅんQと姫 踊子草に対応しています。 飛鳥やニコラなどの実用的な配列からはほど遠いのですが、いわゆる五十音順のため文字キーは探しやすく、「とりあえず親指シフトキーの使い方だけを先 に覚えておきたい!」という方にはお勧めしておきます。 但し、逆に「変な配列を覚えたくはないから、そのまま飛鳥配列を使い始めたい!」 という方は、気にせずスルーして頂いて構いません。 #楓配列はろくに打鍵評価を行っていません。)2週間程度以上の 常用はせず、親指シフトキーの打鍵感を確かめるためのみの用途にお使い下さい。 |
かつてニコラに挑戦し、そして挫折した人へ。 ローマ字入力やJISカナ入力など(というか、同時シフト系ではないすべての配列)をやってきた人にとっては、飛鳥の方がよほど打鍵しやすいはずです。 見た目にはニコラより難しそうな飛鳥ですが、打鍵感覚は逐次打鍵系のそれに近く、親指シフトキーの操作回数自体もそう多くない(押しっぱなし・離しっぱ なしが続きやすい)ので、慣れていくにつれて「シフト操作の煩わしさを感じるシーンが減ってゆくことを実感できる」のが面白いと思います。 ロールオーバーが仕様上できないニコラとは異なり、飛鳥は(他の配列では常識的に行われている)逐次打鍵を極力流用できるように工夫されています。 もちろん、文字は3つの面に振り分けられてしまっているため、比較的頻繁に親指シフトキー操作する必要がある点は否めません。 しかしながら、多少なりとも(実は意外と多くが)同じシフト面のままで逐次打鍵できてしまいます。 ちょうど、ローマ字入力で慣れてくると[kyou]とかいう綴りが一気に打てるようになる事と似ています。 とはいえ、初めのうちは「シフトキーを押しながらの逐次打鍵」なんて余裕が無くてできないので、結局はニコラと同じくシフトの問題に悩まされるはずです が…。 |
入力するために必要なもの。 「飛鳥」配列を使うためには、別途キー入力を入れ替えるソフトウェアを必要としま す。 現時点では、姫 踊子草か窓使いの憂鬱(もしくは親指ひゅんQ) のいずれかを使う事になり ます(おすすめは姫 踊子草)。 姫 踊子草については、公式の21世紀-290版(決定版)定義が公開されてい ますので、そちらをお使いください。 窓使いの憂鬱(もしくは親指ひゅんQ) には「飛鳥」配列用の定義が古い(又はない)ので…謎ダウンロードページ他から 拾ってください(ただしこの定義は飛鳥にきちんと準拠していない、へたれ定義です…)。もちろん自分で定義を書いてもかまわないです。 もちろん、下の打鍵例を見て「カラ打ちするだけ」であれば、未だこれらのソフトを導入する必要はありません。 十分に納得してから、「飛鳥」配列に挑戦してみよう!という気になった時点で準備 し 始めても、全く遅くはありません。 また、「飛鳥」配列を使うときに、「どのキーにどんなカナが割り当てられているかが解らない」という場合は、拙作定義ファイルに同梱している50音シー トをご覧ください。 |
文字が探しにくいのですが… ↓のようなシートを作っていますので、もし使えそうであれば使ってみてください。 ローマ字表記だけでなく、カナ表記のもの(内容は同じ)もあります。 ![]() |
上の打鍵例で特徴的な点は、 「シフトを離しっぱなし、又は押しっぱなしでの逐次打鍵例がたまにある」 ってことで、この辺が 「親指シフトなのに、ローマ字入力の様な打鍵感を得やすい」という飛鳥の狙いらしいです。 (こういう操作を飛鳥では「親指連続シフト」…って、ここは公式サイトではないのだから、飛鳥用語は避けよう…) ちなみに、"D"と"K"という記号を使う表記方法については、 2005/01/01に廃止しました…あの方法は直感的ではないですので。 |
ちなみに旧版での打鍵例は… [21c259] ここの(→ook) ノート(→k wi) では、(←; o ←,) 公式(→o dsa) サイト(←e ki ) などでの(→d, ←; →k) 記述(ae. →j) 方法(vdvd) とは(io) 異なる(→o i →d ←j) 書き方を(lal; →m) します。(s ←lk.) [21c269] ここの(→ook) ノート(→k wi) では、(←; o ←,) 公式(→o dsa) サイト(←e ki ) などでの(→d, ←; →k) 記述(ae. →j) 方法(zdzd) とは(io) 異なる(→o i →d ←j) 書き方を(lal; →m) します。(s ←lk.) といった感じでした。 |
ニコラの様に、親指シフトと文字キーを「同期して」打つ→離すと事も
出来ます(練習当初はそうするべきかも)が、飛鳥でそれを常用してしまう(一文
字ずつシフトキーを離してしまう)のはもったいない(!)です。 それこそ、ローマ字入力の拡張規則(AZIK/ACT/SKYなどなど)を使った人のある事ならば、「拡張母音キーに慣れてしまうと、わざわざ普通に母 音キーを2回も叩くとゆー操作自体が、とても億劫でしょうがなくなる」と言う経験をお持ちのはず…それと全く同じで、飛鳥の場合は「わざわざ親指シフト キーを離してからまた押し直すとゆー操作が、とても億劫でしょうがなくなる」はずです。 少なくとも、「なの/ですが、/です。/ます。/あります。」などの文末によく使う言い回しについては、すぐにこの恩恵を受ける事が出来ます。 後は自然と「将来にわたって楽をしようとするためのするための(積極的ではない)努力」をする気になれるはずです…少なくとも、私はこれで飛鳥にはまり ましたから。 ついでに、中指逐次シフトとの比較…って、これは見れば一目瞭然ですね。親指シフトキーを押す事が億劫ならば中指シフトを使うべきでしょうし、1文字に (押す順番を強制的に規制された)2打鍵以上の入力を要する「カナ一致性の低さ」を問題視するならば、飛鳥の試用をお勧めしたいところ。 既に何らかの配列でタッチタイプを行える方であって、なおかつ「飛鳥はキーに割り当てられた文字の並び順に関連性が無くて憶えられない!」ってゆー方 は…一度「http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20041229#p5」(注: 拙文…だらだらと長いです)を読みつつ、今タッチタイプできている配列に取り組み始めた頃を、思い出してみる事をお勧めします。はじめは誰しも「こんな配 列覚えられるはずがないよ…」って思うわけですから。 |
ちなみに旧版での打鍵例は… [21c285-t]飛鳥の(←dk l →k)打鍵例には、(←a :j →i k →; o ←,)そもそも(→:.:.)「打ちやすい手を(q d ←snk kf →m)わざわざ探してきて(→a ←q →a ←q ←cm sfaf)例示する」(→i ke ←kj @)必要がありません。(←x →j ←i d ←mdfl xj.)そのまま(→:k ←ll)普通の文章を(←: →j d →k vjs,d →m)打鍵例として(←a :j →i kisf)例示してしまえる(→i kesfs ←loj)手軽さが、(f ←mjcm, )飛鳥の魅力の(←dk l →k c ←f , →lk )一つなのです。(←x i →jdk ←;k.) [21c259]飛鳥の(←dk l →k)打鍵例には、(←a :j →e k →; o ←,)そもそも(→i.i.)「打ちやすい手を(q d ←snk kf →m)わざわざ探してきて(→a ←q →a ←q ←em sfaf)例示する」(→e ke ←kj @)必要がありません。(←x →j ←i d →mdfl xj.)そのまま(→ik ←ll)普通の文章を(←o →j d →k /js,d →m)打鍵例として(←a :j →e kisf)例示してしまえる(→e kesfs ←lwj)手軽さが、(f ←mjem, )飛鳥の魅力の(←dk l →k c ←f , →lk )一つなのです。(←x i →jdk ←;k.) …といった感じでした。 |
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